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カカーサナ(カラスのポーズ)

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カカーサナのポーズをうまくとりたいという方々が多いようです。カラスがひょっこり地面にいる姿にそっくりなこのポーズは、体重を両手首や両腕で支え、頭を突き出しバランスをとります。シヴァナンダヨガのクラスでは、もう定番になってるポーズです。

カカーサナ(カラスのポーズ)は、ほかの流派のヨガでは、バカーサナ(鶴のポーズ)とも言いますが、内容はどちらも同じです。

カラスのポーズの変形(ヴァリエーション)はとても多く、サイドクロー(横向きのカラスのポーズ)や、ティッティバーサナ(蛍のポーズ)など、いろんなバランスのポーズに挑戦する楽しみも広がっていきます。

コツは、両膝内側下部あたりを、二の腕に食い込ませるようにして乗せて、体重を手首の中心から直角に落とし、視線は床の1点に集中することです。

■カカーサナ(カラスのポーズ)の効果
手首・腕・肩の強化、集中力・バランス力強化。自信が得られ、積極的な意識に変わります。呼吸器系強化など期待できます。

■カカーサナ(カラスのポーズ)の手順 
1.両膝を曲げて、両足を開いて、中腰の姿勢で座ります。
2.肩幅より若干狭くした幅の両掌を、床に置いて、指先がわずかに内側に向くようにします。この時の指先は大地をつかむイメージです。
3.両肘をわずかに外側に向けて曲げ、両二の腕の上に、両膝内側を食い込ませます。
4.視線を床の先1点に集中して、吸いながら体を前のめりにしながら、体重を前方の両掌に乗せてから、ゆっくりとつま先を床から浮かせます。
5.ゆっくりと深く、吸って、吐いて、呼吸を数回ほど繰り返します。
6.静かに両足を床に落とし、両手にかかった重みとっていきます。
7.両手首を上下左右に振りながら、手首にかかった緊張をほどきます。

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カカーサナは、初めてポーズをとるには少々難しく感じられるかもしれません。でも心配しなくて大丈夫です。完成形をめざすのも素晴らしいのですが、上の写真のように、体重を両手首に乗せた際に頭も地面につけ体重を分散させることで、負担を減らし、通常のカカーサナと同じようなバランス感覚や効果もかなり期待できます。これなら、女性で手首が弱い方や、骨格上筋肉的にどうしてもバランスがとりずらい方は、腕から膝が滑って顔面を床にぶつけずに済みますね。

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このポーズは、カカーサナの変形のサイドクロー(横向きのカラスのポーズ)です。コツとしては、通常のカカーサナは、まっすぐ下に体重を落としてましたが、このサイドクローは斜め45度下に体重を落とします。

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これは、ティッティバーサナ(蛍のポーズ)です。このアームバランスのポーズは、カカーサナとは重心の位置を変えて、両腕の上に太腿の乗せます。コツは、最初は膝を少し曲げて、うまくバランスがとれてきたら、膝を伸ばすよう行います。

愛と優しさをいっぱいありがとうございます!