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サットサンガの本当の意味

サットサンガの解説です。世界中のシヴァナンダヨガのアーシュラムやセンターで朝晩行われているサットサンガ。シヴァナンダヨガのサットサンガに参加したことがあるシヴァナンダヨガ実践者の方々・シヴァナンダヨガの先生方の多くは、サットサンガはバジャン会(キールタンを皆で歌う、讃美歌を歌う)や瞑想会や霊性に関する講話聴講ととらえているようです。

一般的には、サンスクリット語であるサットサンガとは、善き人々との交わり、霊的に高尚な方々との仕事を意味します。そして、究極的には、神との交わり、神との合一を意味します。まさに、ヨガそのものですね。

以前、東京新宿でシヴァナンダヨガのセンターのスタッフをしていた時、「シヴァナンダヨガのオープンクラスは教えますので、サットサンガは参加しなくてはいいですか?」とある先生から質問受けたことがあります。

サットサンガの目的は、自身の魂の向上やサーダナ(霊性修行)です。それは、人にお願いされたり、強制されたり、嫌々参加するではなく、自身が強く望んで自発的に参加するものです。気が向かなかったり、場の空気や波動が良くなかったら参加しなけばいいと思います。サットサンガに参加する前向きな気持ちがあれば、「神様の御足にすべてを捧げている」という謙虚さと積極的な意識を持っていた方がいいと思います。

サットサンガは、シヴァナンダヨガの朝晩や週末に行われる霊的なイベントだけと、決めつけるのも間違っています。サットサンガは、今のご自身の置かれている場所、例えばご家庭やお仕事などでも行えます。トイレ掃除のお仕事をしている方であれば、神様の御足を磨き、私の心を磨いているという気持ちで行えば、それこそ立派なサットサンガです。また、お客様に商品を提供するお仕事であれば、商品とともに笑顔と安心感と愛を神様に提供しているんだって気持ちで行えば、それもまたサットサンガです。家事を行っている方であれば、家族みんなが笑顔が溢れるような、愛情を注いだおいしい食事を神様に捧げる気持ちで提供することも立派なサットサンガです。

サットサンガは、何をするかでなく、どんな気持ちで行うかが、大切です。何らかの原因で、シヴァナンダヨガのセンターのサットサンガに参加することに迷っていたり、遠くの距離で通いきれないと悩む必要がないことが、これでおわかりかと思います。

サットサンガの意味や意義に関して、敬愛するバガヴァン・サティヤ・サイババは下記のように美しく解説しておられます。ぜひ参考にして頂けたらと思います。

『体・心・富の悪影響に打ち勝つために、諸聖典はサットサンガという修養を定めています。サットサンガとは何でしょう?一般的には、サットサンガは善良な人々との親交をさすと信じられています。しかし、これは正しくはありません。『サット』とは『真理』を意味します。これは、アートマ、すなわち神のことです。ですから、サットサンガとは、人々との交わりではなく、神との親交を意味します。九つの信愛の道(神の栄光を聴く、神の栄光を歌う、神を憶念する、蓮華の御足に奉仕する、神を崇敬、神仏の像を礼拝、神の召使いとして奉仕、神と親しい友人となる、真我への全託)のどれか1つに従うのなら、あなたの中にある神性が顕現するでしょう。要約するのならば、従うべき教えとは、『悪を見ず、善のみを見る。悪を聞かず、善のみを聞く。悪を話さず、善のみを話す。悪を考えず、善のみを考える。悪を行わず、善のみを行う。』これが神への道です。-サティヤ・サイババ-』

愛と優しさをいっぱいありがとうございます!