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バクティは時間を超越する

神にとって時間はただのオモチャでしかありません。信者の純粋で熱烈なバクティ(神への信愛)によって、神は時間をためらいなく壊してしまうのです。聖仙ナーラダさえも驚いた、ヴィシュヌ神の心を変えてしまったある信者の物語です。

『ある信者がヴィシュヌ神の壮大なビジョンを見ようと、木の下に座って苦行をしていたという話があります。ある日、天空の聖者ナーラダが、神の名を歌うのに夢中になってやってきました。信者はこの機会を逃さず、祝福された賢者の足元に倒れ込み、
「ああ、聖なる者よ。ああ、聖なる者よ、私は神のダルシャン(拝謁)という唯一の目的を心に留めて、家を捨てました。あなたは神の御前に自由に入ることができる幸運な人です。私に代わって神に懇願し、いつになったら神のビジョンに恵まれるのかと尋ねてください。」
ナーラダはこの男の献身的な態度に感動しました。ナーラダは彼の誠実さを感じ取り、この信者の純粋さを測りました。ナーラダは、その祈りを神に伝えることを約束し、すぐに天界へと旅立ちました。ナーラダは、この帰依者と彼の恋心を神に伝えようと張り切っていましたが、神はご自身の神聖遊戯を計画していました。ナーラダがヴィシュヌ神の部屋に入ると、主はベッドで休んでいるのが見えました。 ナーラダは待ちきれず、祈りを込めて主に声をかけ、こう言いました。
「スワミ、私は地上でとても敬虔な魂に出会いました。神はほとんど興味を示しませんでしたが、ナーラダは興奮を抑えることができませんでした。神よ、どうか私の話を最後まで聞いてください。」と続けました。
「この帰依者は、あなたのダルシャンだけを求めて、何年も真摯に懺悔してきました。彼はいつ自分の祈りが答えられるのか知りたいのです。主よ、いつ彼にダルシャンを与えてくださるのですか?神よ、彼は私があなたの答えを彼に伝えるのを待っているのです。」
これに対して、ヴィシュヌ神は非常に困ったふりをしました。ヴィシュヌ神は顔をしかめてこう言いました。
「彼が座っている木の葉の数だけ、何年もかかると伝えなさい。」
ナーラダは、その男が大きな葉を茂らせた木の下に座っていたことを思い出して、哀れみの気持ちでいっぱいになりました。しかし、神が宣言したのだから、どうしようもありません。ナーラダは重い気持ちで、熱心に待っている信者のもとに戻りました。ナーラダは沈んだ顔でこう言いました。
「親愛なる人よ、あなたはもっと小さな木か、少なくとも不毛の木を選ぶべきでした。」
「木がどうしたのですか?」と当惑した信者は尋ねました。
「教えてください、偉大なお方、神はいつ私にビジョンを与えるとおっしゃいましたか?」
ナーラダがヴィシュヌ神から聞いたことを説明すると、その信者は喜びのあまり踊りだし、至福の涙を流しました。
ナーラダはこの反応に戸惑いましたが、次に起こったことはさらに予想外でした。次の瞬間、彼らの目の前に閃光が走り、ヴィシュヌ神がその栄光の中に現れたのです。その神は、輝かしい装飾と最高の笑顔で彩られていました。ビジョンが実現し、帰依者は絶句してその瞬間に浸りました。ナーラダは驚きと喜び、そして裏切られたような感覚に襲われました。 彼は顔中に質問を書き込んで神に向かい、さらに神はこう答えました。
「ナーラダが何を尋ねたいのか、私は知っています。何年も経ってからでないとできなかった私のダルシャンを、どうして今与えることができるのか?ナーラダ、あなたが私の言ったことをこの帰依者に伝えたとき、彼は私のダルシャンの祝福を受けられると思うと、喜びでいっぱいになり、時間が彼の至福を妨げることはできませんでした。彼の私への愛はとても強かったのです。このような帰依者にとって、私の恩寵は時間が障壁になると思うだろうか?私は、たとえ自分の言葉を撤回することになっても、自分を抑えることができなかったのです!」
神の手にかかれば、時間はおもちゃであり、主への愛で満たされた心を、時間が脅かすことはありません。私たちは、神を目標として定め、神に向かって一歩一歩勇敢に進んでいきましょう。時間の節目は来るかもしれませんが、ゴールはすぐそこにあるはずです。』


親愛なる皆さん。
この夢のすべてが消え去る時が来るでしょう。私たちの誰にとっても、宇宙全体が単なる夢であったと分かる時が来るに違いありません。その時には、魂が周囲の環境よりも無限に優れていることが分かるでしょう。環境と呼ばれるものとの戦いの中で、その環境が魂の力に比べてほとんどゼロであったことに気づく時が来るでしょう。それはただ時間の問題であり、時間は無限の中では何でもないのです。大海の一滴に過ぎないのです。私たちはただ冷静に待てばいいのです。
祝福とともに サティヤ・サイババ
My Dears!                                                       The time will come when the whole of this dream will vanish. To everyone of us there must come a time when the whole universe will be found to have been a mere dream, when we shall find that the soul is infinitely better than its surroundings. In this struggle through what we call environments, there will come a time when we shall find that these environments were almost zero in comparison with the power of the soul. It is only a question of time, and time is nothing in the infinite. It is a drop in the ocean. We can afford to wait and be calm.                          With Blessings,
Baba


参考 :
https://media.radiosai.org/journals/vol_13/01DEC15/New-Year-Letters-from-the-Past-For-the-Present-and-Forever.htm


愛と優しさをいっぱいありがとうございます!