サティヤ・サイババのアーシュラムで行われるアルティ

アルティ(灯火の礼拝)とは、火をつけた樟脳を神の偶像や化身の周りをぐるぐると回して礼拝するものです。バジャン唱歌やマントラ吟唱や神聖な講話など、すべての礼拝の最後、グランド・フィナーレ、あるいはクライマックスとして行われます。

アルティの内的な意味としては、神像や神の化身に自身のあらゆるエゴや怒りや欲望を捧げ、代わりに光に象徴される神の愛を受け取り至福を満たすことです。アルティは、礼拝場にいるすべての人々が平安と至福を分かち合う感動的な体験で、ひじょうに縁起のよい儀式でもあります。お金をかけて豪華に盛大に行われる供儀とはまったく違い、大勢の人々でも、あるいは自分1人でも行うことができるのがアルティの素晴らしいところです。

南インド・プッタパルティのサティヤ・サイババのアーシュラムで行われるアルティは壮大な体験です。神聖な静寂の内に、スワミのダルシャンとバジャンが執り行われ、最後に鐘の音が響きわたり、アルティでスワミを讃えて歌う。アルティの意味がわからなくても、感覚的に背筋がピーンと張り詰め、意識が高揚していくのを感じます。わかりやすい歌詞とメロディですぐに歌えるアルティです。

スワミがすすめるように、樟脳が振られている間、私たちはこう祈ります。

『私の人生の限られた時間を、樟脳のように純粋で、香しく、透明なものにしてください。火の中で自らのエゴや欲望を燃やし、光と愛の暖かさを私の周りのすべてにもたらし、樟脳が灰や残留物を残さないように、私の中に何も残さないように燃やし切ってください。私が喜びと悲しみに包まれた次の世を受けませんように。』


▪️サティヤ・サイババのアルティの歌詞

Om Jaya Jagadheesa Harey
Swami Sathya Sai Harey
Bhaktha Jana Samrakshaka
Bhaktha Jana Samrakshaka
Parthi Maheshwara
Om Jaya Jagadheesa Harey

宇宙を統べる尊神、
サティヤ・サイババに栄光あれ
スワミ、あなたは帰依者の悲しみや諸悪や惨めさを破壊してくださります
パルティにおわすマヘーシュワラを讃えます

Sashi Vadhana Sree Karaa Sarva Praana Pathey,
Swami Sarva Praana Pathey
Aasritha Kalpa Latheeka
Aasritha Kalpa Latheeka
Aapadh Baandhavaa
Om Jaya Jagadheesa Harey

満月のように優雅で魅力的なお方
スワミ、おなたはすべての生き物の内在者であり生命力です
あなたに全託する人々の願いを叶える神聖な願望成就の木です
あなたは苦痛や災難の時の親戚であり、保護者、そして友人です
宇宙の神へ栄光あれ

Maatha Pitha Guru Dhaivamu Mari Anthayu Neevey
Swami Mari Anthayu Neevey
Naadha Brahma Jagan Naatha
Naadha Brahma Jagan Naatha
Naagendra Shayanaa
Om Jaya Jagadheesa Harey

スワミ、あなたは母であり、父であり、高貴な師であり、至高神で、私たちのすべてです
宇宙の神よ、あなたは原初の音であり、巻きついた蛇の上にもたれています

Omkaara Roopa Ojaswi Om Saayi Mahadeva
Sathya Saayi Mahadeva
Mangala Aarathi Anduko
Mangala Aarathi Anduko
Mandhara Giridhari
Om Jaya Jagadheesa Harey

光り輝くオームの化身、サイ・マハーデヴァよ
無知を取り除く光の聖なる炎をお受けください
マンダラ山におわす宇宙の神に勝利あれ

Narayana Narayana Om
Sathya Narayana Narayana Narayana Om
Narayana Narayana Om
Sathya Narayana Narayana Om
Sathya Narayana Narayana Om
Om Jai Sad Guru Devaa

プラナヴァを象徴する尊神サティヤ サイ ナーラーヤナの御名を唱えよう
真のグルである至高神に栄光あれ


『バジャンセッションの終わりに樟脳の炎を振るのは、あなたの動物的・官能的な欲求が跡形もなく焼き尽くされ、神の栄光に融合されるためにあなた自身を神に捧げなければならないことを思い出させるためなのです。
- サティヤ サイババ - 1966年9月8日』

愛と優しさをいっぱいありがとうございます!