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ファンタジー小説/サンダーコレクターシリーズ

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サンダーコレクターBLUE 完結 手直しまだしてない 元気ない 誰かしてくれめんす とある配信アプリの世界観をファンタジーにして、実在のライバーとリスナーだしてみた 即興で書い…
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#サンダー

ファンタジー小説/サンダーコレクター3

呪文かと思ったら、なにか歌みたいだった。 「吉川晃司だよ!知らないの?」 鼻歌かよ。壮大な感じだなと思ったのに。 「コレクターさんたちいつ来るか分かんないけど、新しい音好きだからいっぱい来るよ。 出来れば、その模様が確認できる方が喜ばれるけどね。 あと、積極的に新しい子は取り上げられるからね。」 お、きたきた。 水溜まりから、ニャックのような形のものが飛び出てきた。 水面に浮いて、こちらを見ている。 「これがコレクターさんたちだよ。 コレクターさんたちは雷が好き

ファンタジー小説/サンダーコレクター6

何だかんだで家に帰りついた。 疲れた。 そのままシャワーを浴びる。 部屋着に着替えて、スマホをいじる。 今って電気がないと何にもできないよな。 しみじみ思う。 ふと爪に目をやる。 さっきの爪につけられた、バッジが煌めいている。 何気なく触った。 そうすると、文字が浮かび上がってきた。 活動実績の総集のようだ。 きちんとログが取られていて、事細かにある。 解析もされているようで、次はこうしたらいいのではないか等や、次の気象情報とともにスケジュールの提案もあった。

ファンタジー小説/サンダーコレクター9

コレクターさんたちは内部でキラーコメントを両手で押さえつけて、猫耳の部分を相変わらずくっつけている。 今回は前回よりも広いからすごく振動などに耐えきれず、キラーコメントが波を打つ。ゆらめいている。 それも楽しんでいるように感じる。 形を変えるコンサートホールの中にいる人たちのようだ。 振動も激しいから、足元の水溜まりも揺れている。 足下も悪いようで、よろけているため余計にキラーコメントの発生を増やしている。 足元でキラーコメントを発生させるからだ。 「ちょっと計測行ってくる

【ファンタジー小説】サンダーコレクター12

チャーリーとチョコレート工場みたいな人がいる。 ジョニーデップがしてた役みたいなひと。 いや、アリス・イン・ワンダーランドか。 んー、どっちもだな。 黒いハットに、白い長そでのフリルのシャツにサスペンダーを着けた赤と緑のストライプのパンツ。 黒い傘をさしてる様は、サーカスの曲芸師みたいだ。 「るなさん!待ってたよー♡やぁあん、可愛いー♡」 バルたんさんだった。 なんかキャラ濃いやん。 「ストーン付けてるんだね。あたしもつけてるよー可愛くない?これ」 ♤の形のストー

【ファンタジー小説】サンダーコレクター14

「計測行ってきますかね。」 そういうと、ペッパーはキラーコメントの中に入っていった。 「ばり、だるいわ。はああ。」 バルたんが呟いた。 ずっと歌を歌っているから、そうだろうなあと思う。 体を動かしたり、表情に気を付けているからそりゃそうだろな。 やっぱり声に影響するだろうし。 でもって、コレクターさんたちへの対応も即興だから、大変だろうな。 「おつかれさまです。大変ですね」 そう声をかけた。 「今はコレクターさんたちが自分たちでの話が盛り上がってるから、すこし

【ファンタジー小説】サンダーコレクター15

活動を終えて、バルたんとの押し問答の末に家に帰った。バルたんは、家まで送ってくれた。 家まで来ようとしたから、「死ね!」と言って、逃げた。 ちなみに、教えた家は違うところだ。 3軒先の人、ごめんね。 家に着いて、お風呂やご飯を済ました。 アイスを片手に、ぼんやりと爪に埋め込まれたバッジに触れる。 あ、さっきのバルたんとのアーカイブがある。 様子を見る。傍から見るとこんな感じなのかなぁと。確認が出来た。 あ、ルーキーのイベント表が出てる。るな。私の名前もある。 名前と