マガジンのカバー画像

ファンタジー小説/サンダーコレクターシリーズ

20
サンダーコレクターBLUE 完結 手直しまだしてない 元気ない 誰かしてくれめんす とある配信アプリの世界観をファンタジーにして、実在のライバーとリスナーだしてみた 即興で書い…
運営しているクリエイター

#水溜

ファンタジー小説/サンダーコレクター7

ゴロゴロ… あ、明け方に雨降るって言ってたな。 音で目を覚ました。 雷に反応しやすくなってるな。 「あ、起きたの?るなてゃん」 仰向けで寝てる私の顔をニャックが覗いてきた。 だから、ビビらせるのやめて欲しい。 「昨日集計して、D3にステップアップしたよん!なので出来ることも少し変わりまーす」 へぇと思う。 とりあえず私は外には出ないとダメみたいだ。 傘をさして、レインブーツを履く。 雨粒を弾いていく。あるいは、傘をつたってぽとんと雨が垂れていく。 水溜まり

ファンタジー小説/サンダーコレクター8

大きな水溜まりにいっぱいのコレクターさんで溢れかえってる。 次から次へと新しいコレクターさん達が集まってきた。 コメントで話しかけてあげたり、水溜まりの水をシャボン玉のようにしてきて、私が息でふーっと吹き返したり、反応すると喜んでいるようで手足をバタバタさせ、キラーコメントを形成していく。 前回よりもはるかに大きいキラーコメントの壁が形成されていく。 そして前回よりも大きな雷の一筋が入り込む。 ゴォォォォン。 雷鳴が轟く。 激しくて、こちらにまで振動が伝わる。 「るなち

【ファンタジー小説】サンダーコレクター13

― ゴロゴロ 雷の音がし出した。 その音によりコレクターさんたちは高揚してきたようだ。よりキラーコメント加速度を上げてきた。 ぼんやり見ていたら、ペッパーさんが近づいてきた。 「今、るなさんは親チケット発動中なのよね?他人のハンティングに同行してのも初めてなんだよね?」 「コレクターさんの召喚の仕方も人それぞれなんですね。私たちの勝手と違いすぎて驚いてます。親はどうやって、決まるのですか?」 「アプリの登録されたときに、マッチングされるんだよ。政府が勝手にね。相性と