3つの県に分断された南部衆の物語
また~ 時々トンデモ観光名所 ~
※ 更新履歴 ※
7月12日 正式公開
3つの県に分かれた南部藩の現状を見つつ、廃県置藩で何ができるかを考えながらめぐるという崇高な使命を負う視察的な要素を合わせているツアーです。しかし、それだけだと真面目過ぎるので、キリストの墓やピラミッドなど、以前から興奮して話しているすごい行きにくい場所にみんなで行けたら楽しそうだなという考えもあり、そこら辺も密かなポイントになりつつあります。
▲去年の物ですが、このシュールさを見てください。
真面目な話を言うと、縄文時代は北東北の人口もとても多かったそうで、当時の文化の中心が北東北にもあったのでは無いか? という仮説の下で調査に入っている海外の研究機関も少なくないそうです。稲作前の狩猟採集民たちの地元の信仰がまだ息づいており、その流れで奥東北は謎の信仰が多いのではないか??と、考えたりもしているんですね。ここらへん、文脈的に廃県置藩だなとも。
という事で、日程が決まりました。
9月21日~23日の3連休
です。
■ それでは、ツアーの説明[このツアーってなんなの??]
今回も、バスで皆で青森、秋田、岩手を走り回ります。走り回り多くの人に会い、名物を食べ、よく酒を飲む。その中で、短い間ではありますが、本当の南部の民の「暮らしぶり」つまり、普通の生活を見ていただくのが今回の目的となります。また、当県で進めている「廃県置藩」の文脈で南部地方で何ができるかを感じて考えていただくツアーでして、「飲んで食べて楽しー!」の一歩先を行くこれからの地域の課題解決のひな型を作りに行く野心的なツアーでもあるのです。
▲今回のツアー行程と、南部藩(盛岡藩略図)
ツアー詳細
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー詳細:2019年9月21日 ~ 23日(三連休)
価格:6万円前後(往復交通費別)
定員:20名以下の場合開催いたしません
※夜行バスで往復すると15000円前後、新幹線3万円前後となります
※食費は8割方含んでいますが、酒代など入ってません。入れるとおそら くものすごい高価格帯のツアーになると思うので。
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【 行程 (仮)】
2019/9/21(⼟)
【この日は何やるの?】
南部藩藩祖が上陸した地、八戸から南部へ入る。南部の家畜文化を体験しつつ、羊齧協会北東北支部と合同行動をとる。
9:30 ⼋⼾駅集合(各自集合)
9:45 バス移動
10:15 市内見学(コンテンツ考え中です)
11:45 バス移動
12:15 種差海岸:南部⽺BBQ[⼋⼾市]
→うまくいけば、階上産の羊でBBQができます。ヨーロッパに近いと言われた南部の雰囲気を味わいつつ、日本と違い、稲作をやらなければ豊かだったと言われる南部地方を経験してください。
▲種差海岸。司馬遼太郎が日本よりヨーロッパに近いと称した風景。
14:15 バス移動
14:45 階上フロンティア:南部⽺⾒学[階上町]
→家畜、狩猟、採集文化であった稲作以前の南部。
その特徴である、牛、馬、羊の文化を見学。
▲うまくいけばこいつらを焼いて食べます。
15:30 バス移動
16:00 漁船にのり、沖の養殖棚の見学等[洋野町,岩⼿県]
→南部藩の先祖が上陸したと言われる南部の海を体験。
お世話になるのは、北東北支部長の眞下さんの会社です。
株式会社ひろの屋:http://hirono-ya.com/
17:00 バス移動
17:15 岩⼿県と⻘森県の県境またぎ
→数回前のツアーで大人気だった「県境またぎ」。県の懐事情や、思惑が垣間見れる。しかし、どちらも元南部領。これが、断絶なのだ。
▲県境。でもどちらも元南部地方。
17:45 バス移動
18:30 ホテル:チェックイン[⼋⼾市]
19:00 横丁の居酒屋で⽺齧協会東北⽀部と合同宴会[⼋⼾市]
→協会の支部の人(地元の青森の普通の人たち)と激しく飲みます。羊でないかもしれませんが、大いに盛り上がりたいと思います!
素の南部衆を感じてください。
21:00 解散→ホテル
その後は、八戸の横丁文化を個別でお楽しみくださいませ。
2019/9/22(⽇)
【この日何やるの?】
南部地方の生活と暮らし。粉食文化を体験しつつ、青森から秋田の南部地方へ飛びます。また、この日より、キリストの墓、ピラミッド、環状列石など、ミステリーツアー要素も含まれ始めます。
▲新政府軍による嫌がらせの後。
5:00 ホテル:出発
5:00 バス移動
5:30 館⿐岸壁朝市:各⾃朝⾷[⼋⼾市]
→以前は車まで売っていた(今でもPCはある)伝説の朝市。コーヒーと中華とシイタケと山菜とノリと工芸品と・・・・・南部の懐の広さと骨太のユーモア感覚を実感してください。菊池はここで「香港カニ」なるカニを売りつけられました。市場としてもすごい面白いです。
7:30 バス移動
7:45 ⼋⼾名物早朝銭湯[⼋⼾市]
→これが南部伝統の・・・・というのは嘘で、朝の銭湯は気持ちいのです。あと、南部の伝統は混浴なのですが、今回は経験する機会はなさそうです。
9:00 バス移動
9:45 南部どき:洋梨収穫体験[南部町]
→ヨーロッパ風に、小麦と果樹と牧畜でやっていけば豊かだったのに、日本に稲作を押し付けられたという事もあり、果物が豊富。そして、南部町はその名の通り南部衆の心の故郷なのです。
11:15 バス移動
14:30 キリストの墓:迷える仔⽺たちがキリスト参り[新郷]
▲こんな看板が見れるのもここだけではないでしょうか。
→町の人は「きゅうりの古漬しかない」という草深い街だからこそ、キリストも流れ着いたのではないかと。町民との交流などこちらコンテンツが進化する予定です
12:00 :キリストップとひっつみ作り体験とランチ[新郷村]
→南部せんべい、せんべい汁、ひっつみと、南部は「粉食」文化。それを実際に体験しつつ、南部はどんな出汁で汁物を作るかを体験ください。
▼キリストップでキリスト手ぬぐいや、キリストタオルをみんなでかいましょう。
https://ameblo.jp/gan-mm/entry-12201632175.html
15:30 バス移動
16:00 ⼗和⽥湖宇樽部キャンプ場:休憩[⼗和⽥市]
→3つの県にまたがる湖を是非見てほしい。
16:30 バス移動
17:20 ⼤湯温泉郷旅館:チェックイン[⿅⾓市,秋⽥県]
→秋田の南部地域です。大変苦労された地域だとの事。許すまじ!明治政府(個人の感想です)。
17:50バス移動
18:10 幸楽:ジンギスカン鍋で焼くホルモン[⿅⾓市,秋⽥県]
→ホルモン文化が根強いのも南部。羊文化とホルモン文化のミックスをご経験ください。また、雰囲気も最高ですね。
19:30 スナック寿賀:⼭菜名⼈のババが営むスナックで⾒事な塩蔵ワラビを堪能
→田舎のスナック文化を経験しつつ、山と生きる山菜文化も経験ください。塩蔵技術の発達で、いつでもうまい山菜が食べれるのです。
20:30 バス移動
20:50 ⼤湯温泉郷旅館:解散[⿅⾓市,秋⽥県]
2019/9/23(⽉祝)
【この日は何やるの?】
⿅⾓市で廃県置藩に基づくコンテンツ作りを行います。今回のポイントである、廃県置藩実地におけるフィールドワーク的位置づけです。
8:30 ⼤湯温泉郷旅館:出発[⿅⾓市,秋⽥県]
8:30 バス移動
8:40 湯の駅おおゆ:コンテンツレクチャー[⿅⾓市,秋⽥県]
ますは、今日何やるか聞きましょう!
9:10 バス移動
9:20 クロマンタ⼭:キリストの墓の後はピラミッドでUFO⾒学!?[⿅⾓市,秋⽥県]
→山の形がピラミッドに似ているので、古代のロマンをかきたてる山としてマニアでは知られている。昭和17年に鳥谷幡山によって、黒又山の上空に光りながら飛行する、何らかのものを描いた黒又山の絵が有名である。 黒又山のすぐ近くには、国特別史跡「大湯環状列石」がある。
・・・・と、ストーンヘンジまで登場してきました。UFOが大量に目撃される山でもあるそうです。
10:00バス移動
10:20 地場産鶏⾁・舞茸⽸詰⼯場⾒学など「⿅⾓発祥きりたんぽ」⾷材調達
→きりたんぽ発祥の町なのに、街で伝統的なきりたんぽは食べれません。
ここが、ある意味地方の問題を端的に表しています。発祥の地なのに観光客は地元で食べられているきりたんぽが食べれない矛盾。なので、自分たちで作ります。汁の出汁の味の変化も確認お忘れなく。
11:00 バス移動
11:20 湯の駅おおゆ:「⿅⾓発祥きりたんぽ」づくり→ランチ宴会[⿅⾓市,秋⽥県]
13:50 湯の駅おおゆ:ワークショップ 絶滅した駅弁「⼗和⽥⼭菜弁当」復活計画[⿅⾓市,秋⽥県]
この素敵な包み紙の弁当を復刻できないかという課題にみんなで取り組みます。絶滅危惧食の一種、絶滅駅弁の復活ですね。今回のハイライトの一つとして考えており、もう少し時間を長くする予定でもあります。
14:50 バス移動
15:00 ⼤湯地区町営温泉:激アツ温泉⼊浴[⿅⾓市,秋⽥県]
16:00 バス移動
17:30 盛岡駅:解散[盛岡市,岩⼿県]
このあとは、夜行バスで帰る人、新幹線で帰る人に分かれます。駅前で冷麺を食べて帰るのも一興。菊池はこちらに3年住んでいたので懐かしい街の一つでもあります。
■ このツアーはこういう人には向きません ■
費用対効果などばかり気にされる方。不便を楽しめない方。
集団行動など人に気を使えない方。
お申込み
こちらは、申し込まれますと、キャンセルは出来ませんので
ご注意くださいませ。
▼フォーム申し込みをもって終了となります。
https://pro.form-mailer.jp/fms/bc3b984b145782
さあ、ディープな廃県置藩と、奥東北の濃厚な世界へ一緒に参りましょう。