婚約前から堕ちていた妻(4)

話の区切りが悪いので2つに切りました。
最初に断っておきます。
今後、証拠になったボイスレコーダーや動画、画像について言及します。
それらは、リベンジポルノ法に抵触するためアップロードはできません。
あくまで、文章からの皆様の想像の範疇でとどめていただきたいです。

ボイスレコーダーに残された内容について
このレコーダーに付いては、私も知っていた。
由里の直属の課長に当たる人間がパワハラ、モラハラ気質で仕事にならないとアルバイトのときに聞いたことがあった。
その証拠集めとして使用したものである。
理系学生だからという偏見で、レコーダーの選定と使い方を由里に教えたのも自分だった。

証拠① 録音日: 2013年4月16日
会話の冒頭から推測するに、
上記のパワハラ上司の言質を取り、録音した内容を宮川に聞かせたあとと考えられる。

宮川「そんな感じには見えないけどね?」
由里「男の人にはそんな感じなんじゃない?
   女を下に見ているんだよきっと。」
宮川「それはそうかもねw」

 ボイスレコーダーは部屋の何処かに置かれているのか、音声は遠かった。

宮川「今日は泊まってもいいの?あいつは?」
由里「帰れるなら帰って。就活で実家に帰ってるよ。
   結構難航しているみたい。かわいそうに。。。」
宮川「そうなのね。じゃあ泊まるw」
由里「ねー笑」

 その後、暫く沈黙があったが
 微かに聞こえている会話の間隔的にキスをしていたのだろう。

由里「ホントダメだって。バレるから!」
宮川「近畿に居るのにどうやってわかるんだよw」
由里「そうだけどさー」

 イヤイヤではあったが、その後も合間で沈黙があった。
 少しあとでボイスレコーダーの近くに移動してきたのか、吐息混じりに唇を合わせる音がより鮮明に聞こえた。
 レコーダー自体はソファかベッドの上にあるのか、時折ノイズが混ざっていた。

宮川「ほら触ってw」
由里「もう大っきいんですけど笑」
宮川「手で抜いて。」
由里「抜いたら帰ってね?」
宮川「はいはいw」

 慣れたような会話で、由里は宮川のものを触っていたのだろう。

宮川「そこ。先っぽの方グリグリするの気持ちいいわ。」
由里「これ?めっちゃニュルニュルが出てきてるけど笑」
宮川「あーイキそうだわ。」

 5分ほどで宮川は果てたのか、ティッシュを取る音がした。

由里「はい。じゃあ帰って。」
宮川「えーwお返ししてあげるw」
由里「いいから。きゃっ。」

 由里が押し倒されたのかドスンという音と、吐息混じりの会話が続く。

宮川「普通に濡れてますけど?w」
由里「なんのことでしょう?笑」
宮川「www」

 ノイズの中に、微かに由里の喘ぎ声が聞こえる。

由里「それっ、、もうちょっと強くして。。。」
宮川「これ?気持ちい?」
由里「っそれ。気持ちいい。イク。。。」

 かすれた声と少し激しめの息遣いが聞こえる。
 久しぶりだからイクのが早かったと2人が声を揃えていた。

宮川「じゃあ帰るわw」
由里「うん。じゃあね笑」
宮川「可愛くねーなーw」
由里「何が笑」
宮川「素直じゃないねーw」

 レコーダーの場所を移したのか、コトンという音がしてノイズが消えた。
 ただ、先程より音声が少し遠くなり会話が聞こえづらくなった。

宮川「めっちゃ濡れてんねw」
由里「お互いじゃない?」
宮川「入れるよ」
由里「うん。。。」

 吐息混じりで、気持ち箇所を探っているような会話が聞こえた。

由里「もっと動いてよ。。。」
宮川「気持ち良すぎてイキそうw」
由里「もうちょっと頑張って笑」

 そのあとベッドが軋む音と2人の息遣い、唇を合わせる音が響いていた。

宮川「ここ、きもちい?もうイキそう。」
由里「ちょっとぞわぞわするぅ。イッて。。。いいよぉ。。。」

 ベッドの軋む音が止んで、息遣いだけが聞こえていた。
 その後、パチっと何かを弾くような音がした。

宮川「結構出たわ笑 気持ちかった?」
由里「よく連続でそんなに出るね笑 え!?」

 会話の最後で由里が録音に気づいたらしい。

由里「わざと!?いつから?」
 かなり怒っている口調だった。
宮川「違う違う。俺もわからん。でも抜くようにもらいたいw」
由里「確信犯じゃん!最低!」

 当然の反応だと思った。その後、録音が切られる。

一連のやり取りを最初に聞いたときはひどい頭痛がしたのと、吐き気がして暫く食事を取れなかった。
嫌々とはいえ、平然とキスをして最終的には行為をしていたのだから。

証拠② 録音日: 2013年5月22日
先の録音から約1ヶ月後。
最初ファイルの録音日を見たときに短いスパンでまた録音をしていることに驚いた。
ただ、他の証拠と比較すると衝撃も少なくなるほど間隔が麻痺していた。

由里「ホント変態だよね笑」
宮川「いやーマジめっちゃ抜けるわw」
由里「もう録音してるの?」

 前回の怒張を忘れたかのうような明るい会話をしていた。
 お酒を飲んで上機嫌なのと、他にも何かあったのだろう。
 わざと音を立てるようなキスをしているのか、
 吐息と唇が触れる音がかなり鮮明に聞こえる。

宮川「最近はいつ会ったの?」
由里「GW前に一回会ったよ。バイトにも入ってたし。」
宮川「ヤッた?w」
由里「は?帰らせるよ?」
宮川「じょーだんじょーだんw早く脱ご!」

 布が擦れるような音がする。お互い服を脱いだのだろう。

宮川「あららwめっちゃ濡れちゃってますけどw」
由里「うるさいなぁ笑」

 端々の冗談じみた会話は、
 交際していた当時の自分でもしたことのないような下品な話だった。
 それでも、2人の会話はとても楽しそうだった。

宮川「なんかいつもより口数少なくない?」
由里「だって、、、ろくおんしてるかっら。。。」

 由里は一方的に攻められているのか、息も絶え絶えに答える。

宮川「興奮してるの?この前の聴きながらしたときもすごかったもんねw」
由里「、、、、ぁあぁ、、、いっくぅ」

 ガタンと何かにあたったような音がした。

宮川「跳ねたねーw俺のもよろしくw」
由里「すぐイクくせに笑」

 ぐちゅぐちゅという水音と唇の合わさる音が暫く続く。
 定期的に布が擦れるような音がしていた。

宮川「もうイッていい?」
由里「どうぞ笑」

 ものの3分ほどで宮川が果てたらしい。
 ティッシュを取る音がした。

由里「前よりイクの早くなってない?」
宮川「由里の技術が向上してるんじゃない?」
由里「なるほど笑」

 暫く他愛の無い会話が続いていた。

宮川「ちょっと足開いて」
由里「ぅん?」

 宮川の音声が遠のき、由里の声だけが聞こえた。

由里「そこぉ・・・弱いぃ。。。。!」

 激しめのぐちゅぐちゅという水音と啜る音が聞こえる。
 おそらく宮川が由里の股を舐めているのだろう。

由里「だめだめ、、、ぁぁぁ、、、いっくぅ。。。」

 ガタンと大きめの音と激しい息遣いが聞こえる。

宮川「気持ちかった?めっちゃ痙攣してるw」
由里「今日、、、やばいかっもぉ笑」

 息が整わないうちに、唇を合わせる音がしていた。

宮川「これ気持ちいい?」
由里「うん。ぞくぞくするぅ」
宮川「俺も気持ちい」
由里「ねぇまたイキそうなんだけど」
宮川「いいよ。イッて。」
由里「ぅん。。ああああ!!!」

 由里の嬌声とともにベットが軋む音が聞こえる。
 由里がこれまでより大きな反応をしていた。

宮川「めっちゃ中がうねってるんだけどw」

 由里は呼吸を整えるので精一杯で、「うん」と返事をするだけだった。
 暫くキスと「大丈夫?」という会話が繰り返されていた。

由里「ゴムつけてる?」
宮川「バレた?」
由里「もぉ早く抜いて」
宮川「外に出すから」
由里「中に出したらコ◯ス」

 しばらくはかすれるような喘ぎ声と息遣いがしていた。
 その後ベッドの軋む音が少し続いて、止んだ。

宮川「イクわ」
由里「ぁん。。。ねー笑 顔まで飛んできてるんですけど。」
宮川「めっちゃ出たわw」
由里「出しすぎ笑」
宮川「もう一回できそう?」
由里「マジで言ってる?ちょっと休憩しよ」
宮川「というか、録音してるから感度いいんじゃない?」
由里「あ、忘れてた笑」
宮川「じゃあ録音はこのまま続行ということで」
由里「ダメです♡」

 ここで録音は途切れていた。

一連の会話を聞いて、猥談までの伝聞とは違い決定的な2人の関係性の証拠を知ってしまった。
このボイスレコーダー自体は、証拠情報の中では比較的最後の方で手に入れたものだった。
時系列的に、このときから既に2人の間には正規の恋人の自分が付入る隙など無かったのだろうと絶望した。





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