【映画】青葉家のテーブル by 北欧、暮らしの道具店
わたしは夏が大好きだ。
晴れた日の、濃い青空にモクモクとした入道雲。花火の後の匂いにつつまれた縁側での涼しい風鈴の音。
夏休みはいつもワクワクしていた。人並み以上にワクワクしていた。
夏休みはいつもと違う何かがありそうな、いつもと違う誰かになれそうな気がしていた。他の季節にはないひと夏の青春が毎年楽しみだった。
小学1年生の夏、瀬戸内の島に住む祖母の家に初めて1人で船に乗って行った。それだけで大冒険だったし、生まれて初めて親と離れて過ごす人生だった。これから始まる1週間!