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【女子プロレス歴史ウラ発見⑤】対抗戦の超名勝負!紅夜叉が北斗晶とタイマン勝負!/表彰セレモニーよりも貴重!?全女授賞式の裏側/超貴重発掘!長与千種も参加、試合開始前のスパーリング


対抗戦時代の超名勝負!紅夜叉が北斗晶にタイマン張った!


 対抗戦に沸いた93年。その中でスーパースターの地位まで上り詰めたのが
北斗晶だ。やはり、「最強」とうたわれた神取忍を初の横浜アリーナ(同年4月2日)で破ったインパクトは強烈だった。
 全女はこの年、5月8日からは恒例のリーグ戦「ジャパングランプリ93」に突入。JWPから福岡晶、LLPWからハーレー斎藤がリーグ戦へ参加。対抗戦は
横浜と大阪、二度のオールスター戦を経て、個人での戦いが繰り広げられるようになった。
 そのリーグ戦なかば、6月11日後楽園ホール大会で興味深いカードが組まれた。この日、北斗の相手ははーれがが予定されていたが、腰の負傷により欠場。そこで、「北斗晶 VS LLPW派遣選手X」と発表され、当日誰となるか、明らかになることとなった。

 当の北斗が「ハーレーが出られないんだったらな、社長の風間がくればいいんだよ」と発言したことで、風間ルミが登場するのではないか、または神取が登場していきなりのリベンジマッチが実現するのか、または、LLPW No.1実力者との呼び声高いイーグル沢井となるのか、予想は尽きないまま
当日を迎えた。

 すると、青コーナーサイドから入場してきたのは紅夜叉! この瞬間、
後楽園ホール全体が驚きに包まれた。紅はいきなりマイクを持ち、「自分がバリバリ紅夜叉だ!天下を取りにやってきたぜ!バリバリだぜ!」と啖呵を切る。今井リングアナはこの試合を「特別試合」としてアナウンスした。

リングに登場すると、いきなりのう●こ座りポーズ。
これに対して何をするかと思えば、北斗は胡坐をかく。

 上記のまま、しばらくにらみ合いを続けた両者。紅はこの後、木刀で奇襲をかけ、さらにのど輪落としを何発も仕掛ける。

紅はノド輪の連発から目潰しやコーナーからの喉輪落としで一気に攻め込む。

 この試合で見せた北斗晶の超絶ノーザンライトボムや、全女授賞式での
長与&デビル、地方巡業での貴重なスパーリング風景は下段にて!

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