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女子プロレス歴史ウラ発見 Part.11

長与千種引退試合、横浜アリーナで見た光景

 全女ビデオ公式チャンネルでは、長与千種引退試合が話題となっています。当時、リアルタイムで見た方はもちろん、初見の方にも驚きや感動があり、34年を経過した今でも全く色褪せません。

 89年5月6日の全女は、長与千種の引退試合というビッグイベントが行われました。この横浜アリーナという会場は、これがプロレス初使用。現在に至るまでの数々の歴史はここからスタートすることになりました。

ロビーには多くの花輪が。
超満員の観客をマーク。

 大会名は「WRESTLE MARINEPIAD89」。第1試合には山田敏代&三田英津子VS豊田真奈美&下田美馬の62年組対決で開始。いわゆるドリームオルカと
スイートハーツの初戦でもありました。
 そして、第3&4試合である二面リング使用同時シングルマッチ(山崎五紀VS立野記代、小倉由美VSブル中野)戦後、クラッシュギャルズのファイナルLIVEが組まれました。ここで初めて長与千種がリング登場となります。

ここで長与千種とライオネス飛鳥の最後のLIVEが実現。
ロープは外した状態でのLIVEとなり、ビジョンでも映し出されました。

 ライブ終了後、堀田祐美子&みなみ鈴香&天田麗文VSレイラニカイ&ビッグバットママ&ザ・ビースティー戦を挟んだあと、いよいよクラッシュ最後の試合となります。

引退発表、WWWAタッグ奪取、貴重な沖縄遠征のお蔵入り写真

引退会見では松永会長、植田信治コミッショナーとともに。

 思えば、同年2月引退会見を発表してから長与は疾走を続けてきました。
3月にはクラッシュギャルズの活動を復活させ、小倉由美&小松美加からWWWAタッグを奪回。その後、沖縄サーキットを行ない、帰郷してからは北斗晶&みなみ鈴香から王座を防衛。そしてこの横浜アリーナへとたどり着くのです。

89・3・4後楽園でWWWAタッグ王座返り咲き。その後、引退で返上する。

 下記は、沖縄遠征でのお蔵入りとなっていた貴重な長与のオフショット。

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