月隠社という男

この記事には水面さん作のブラッドムーンキャンペーン「クロニック・ラヴ」のシナリオネタバレは別に含まれませんが、
「クロニック・ラヴ」海卓リプレイの展開に関するネタバレはあります。
そのあたり気にされる方は読んでから拝読頂けますと幸いです。
すでにリプレイに収まっている範囲(2話まで)でしかネタバレはないです。保証OK。
あと結構ブラムン知らない人向けに色々解説してる記事なので、ブラムン知らない人でも興味が出たら気にせず読んでくれると嬉しい。

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と、いうわけで、月隠社という男です。
クロニック・ラヴというブラッドムーンキャンペーンシナリオのPC1として作られた男なのですが、
こいつのことどういう風に作ったんだったかな、というのを振り返る記事になります。

ちなみに「ブラッドムーン」は冒険企画局齋藤高吉先生の手によるTRPGシステムです。「シノビガミ」とか「インセイン」とかあたりで有名なサイコロ・フィクション。私が好きなやつです(分かりやすいので……)。
同先生の「ハンターズ・ムーン」と「ブラッド・クルセイド」を後者寄りに統合したシステムで、
自分の幸福を守るためにモノビースト(クリーチャー的な存在)や吸血鬼などといったモンスターを狩る狩人を動かします。
ジャンルはホラーアクションRPG。
「クロニック・ラヴ」はこの「ブラッドムーン」に魔女と戦えるガーリィな感じのサプリ「ギルティウィッチーズ」を加えて行われたシナリオキャンペーンでした。

1.ブラムンキャンペーンに誘われる

戦いはキャンペーンに誘われた時点で始まっていた。戦い? 戦いだねえ。

えーと水面さんに誘われたのが確か2019年の1月ほどでした。のはず。ツイセーブが言ってた。言ってる。6日か~(確認した)。
この時は「いまブラムンキャンペーンのシナリオ考えてるから参加してもらいたいな」「えっ前回してもらったブラクル超楽しかったしやりたいですやりたーい」「いえーいいえーい」くらいのノリだったはず。

というのも一年前くらいに水面さんに「夜は夢を見る時間」というタイトルのブラッド・クルセイドセッションを回していただいているんですね。ログなどはこちら
で、まあ……それがなんだ……辛い感じのね。話でしたね。
父親に虐待された末に吸血鬼になってしまった女の子のことをもうこうなったら殺してあげるしかないね、というようなシナリオでした。
私はその女の子と仲良くしていたご近所さんで虐待を分かって見逃してきた半吸血鬼の狩人をやったわけですが……。

なので、まあ、ブラッドムーンは初めてだったんですけど。
(ちなみにハンタムは結構経験あってというか初TRPGがハンタムの人です。初セッションは敗走して一人残った少女PCがひたすらモンスターに嬲られ続けるのをPLが眺める、そんな戦闘の終わりでした。)
要するにこれハンタム+ブラクルの世界観だろうと。
水面さんとハンタムはやってないけどブラクルは回してもらったしあれ超楽しかったしあれでこの世界の吸血鬼観なんとなくわかったな、と。
となるとまあ私の感覚では吸血鬼絡みでキャラ立てた方が美味しいなと。

そういう理由で吸血鬼絡みでPC案をフワフワ考え始めました。
で、大体思いついたのが。

・「妹を吸血鬼に殺された」と偽って吸血鬼狩人をしている兄
・妹は吸血鬼に殺されたのではなく、「吸血鬼になって殺された」
・妹は兄を愛していたが拒まれ、それが理由で吸血鬼になってしまった
・それらの事情を抱え、贖罪のような形で吸血鬼狩人をしている兄

といった感じのところですね。
なおまだキャンペーンの内容を1ミリも知らされていないものとする。

いや……でもまあ同じ人がシナリオ作って回すなら空気感はそんな外れたものにならんだろうしね。
あと実際こういうキャンペーンやりまーすって見せられたものと合わなかったらその時はその案を投げ捨てて考え直せばいいですよ。考えるだけはタダだよ。
シナリオやHOに合わないと思ったらその時は潔く捨てる、というのはとにかく自分に厳命しながらなんとなくやりたいキャラの案を煮詰めていました。
HO式のセッションで合わないと分かっているキャラを無理にゴリ押そうとすると割と悲劇が生まれかねないので……。

夜は夢を見る時間で吸血鬼が「そうなってしまったらもうどうにもならない存在」という風に認識付けられていたので、
同じように「追い詰められて吸血鬼になってしまった女の子」に人生をどうしようもなく壊された男をやろうと思ったんですよね。
そのあたりで水面さんの細胞を摂取して培養したとか言われてますが当時は別にそんなつもりはなかったです。
まあ最終的に水面さんに妹をやってもらうことになったから水面さんから摂取して培養した細胞を水面さんに移植し直す結果になったわけですが……。

このあたりの「嘘をついている」設定に関してはマジで他のPLにも隠していくぞという意気込みがありました。
実際隠した。
GMにだけは話してまあこんな感じでやっていきますんでね~お願いしますよ~しようと思ってた。
それどころじゃなく協力させまくった。

いやまあ言い訳というか私あの、生まれはハンタムでも育ちはシノビガミなので……。
【秘密】を抱えたキャラ、いいよね! って感じで……はい……。
結構シノビガミでもラージナンバー配られたりラージじゃなくても勝手に秘密に絡めた追加設定積んだりするでしょ君たち?
だからね、独自の秘密を追加したくてね、いつもキャラメイクそういうところからやっていくからね、タッドも似たようなもんでね……。
手癖。手癖手癖~。

このあたりまで考えれば後はそんな固めることもないかな、という感じでぼんやりと続報を待つ。
ちなみにこの時点では「ギルティウィッチーズ」のことは存在すら知らなかったのでキャラ案のネタにはしませんでした。

2.キャンペーン始動、HOが決まる

始まりました。
2チーム並行って聞いて驚いた。今考えると正気じゃないのでは? 考えるまでもないが……。
そんでもってHO希望を出して割り振られたのがPC1でした。

幸福:星見 藍(ほしみ あい)
星見藍は魔法少女で、小学六年生だが狩人だ
先輩狩人としてあなたに色々と教えてくれた/あるいは教えてくれる
すでに狩人でも、開始時一般人でもOK

PC1のHOはこれ。
ブラッドムーンというのは「幸福」というデータがあって、それを守るために戦うぞ、幸福を壊してくるモンスターを倒すぞ、というのがゲームの目的になるシステムなのですが、キャンペーンのHOとしてシナリオ指定幸福が配られる形でした。

で、まあ……これは、やれるなと思いまして。
イケる。決定的な喪失を抱えて転落した男とその先輩の魔法少女、完全に王道。
確信して希望出してそのまま通りました。やったね。
ちなみに水面さんにはかなり全てが終わった後のタイミングで「PC1にはさかな男子が合うと思っていた」と言われました。誘蛾灯かな?

3.キャラメイク 背徳に悩む編

で、キャンペーン始動前から決めてた案をそのまま取り込んでHOに合わせていきます。
困ったというか悩んだのが「背徳」の設定で、PCが2個持つ「幸福」の片方を「背徳」にしてこいって指定があったんですけど、
これは追加サプリ「ギルティウィッチーズ」での要素だったんで当時サプリ持ってなかった私には寝耳に水だったんですよね。

「背徳」はデータとしては「幸福」に位置づけられるものなんですが、
純粋にPCにとって大切なものである「幸福」とは別で、それをしたいという衝動があるけどしてはならないと思っていること、が「背徳」です。
ブラッドムーンではセッション中にこれらの幸福や背徳が壊されます。
幸福であれば大切なものを壊されて奪われる、という形になりますが、
背徳が壊された時はしてならないと思っているそれをその場で成し遂げてしまうんですね。お菓子いっぱい食べたいけど食べちゃ駄目だよな、と思ってるのをやってしまうだとか。
あと魔女はかなり超常存在で、魔法を使えるので本来起こり得ないことも起きます。かわいいあの子が女の子になっちゃえばいいのになぁ、とか密かに思ってるのが背徳ならそれが壊されたらマジでその子が女の子になる

で、幸福や背徳が壊されたりしたらセッションの最後の結果フェイズで修復判定が発生して、それに成功したら一応直ります。
で、幸福の場合はまあなんというか、壊されたと思ったけどなんとかなってたぜ、みたいなそういう風になったりするんですが、
背徳の場合、修復に成功しても一度起こったことは戻らないんですよね……。お菓子いっぱい食べた事実は変わらないし。かわいいあの子は女の子になったままだし。割と大雑把だから社会保障なくて戸籍上男のままだったりするし。
かなりこう、壊されたら取り返しがつかないのでやめろーマジでやめろーって感じのやつが背徳です。
あと背徳壊れたらモンスターが追加行動してまた他の幸福が壊される。やめろお!

で、背徳を始めとした本来ブラムンにはない魔法だとか倒錯やらが追加されるのが「ギルティウィッチーズ」なんですが、
なんせ持ってなかったのでえっそんなのあるのか、全然考えてなかったなあ、どうしようかなあ、この設定だと多分そういう倒錯適性ないぞそもそも余裕すらな、うーんうーん、どうしようなこれ、
などと頭を捻った末に当時開設されたばかりだった各PLとGMの個別相談チャンネルでの開幕一言目がこちら。

さかな: GMGMGM~ 背徳って自殺願望とかそういうのでもいいんですか(これあっさり達成できちゃうとヤバい気がするからやめた方がいいような気もするんですが一応)
37m0: ホントに死んじゃうからなー難しいな

GM困ってんじゃん……。

まあ色々話しまして自殺願望、許可が出ました
出ましたが幾らなんでも背徳を壊されてその場で即自殺からのPCロストは困る、ということで「背徳を破壊されてもその場では即死しないが、修復に失敗したらその時点でキャンペーン終了時に自殺することが確定する」といった特別裁定が設定されました。
正直品のいいPL仕草ではねえな。そう思います。ありがとうございましたGM。本当にすみませんでしたGM。

ついでに考えていた諸々を打ち明けてイイネ! を貰ったのでヨッシやるぜ! となった。

4.キャラメイク その他諸々編

まあブラムンのPCって幸福と背徳が骨子なのでそこさえ決まれば残りは端を埋めていくだけみたいなところありますね。
だって大切なものが狩人の先輩の女子小学生で自殺願望を抱えている男って時点でなんかもう……決まりきってんじゃん。キャラがよ。
というわけでそんな感じで詰めていく。

妹からの恋心を拒んでいる
→近親相姦への理解も発想もないインモラル適性のない男
→グレていたようでメンタリティは秩序側
→グレ方も学校をサボってバイトをするくらいで酒タバコ喧嘩やるような度胸はなかった
→大学に行く気をなくして家を出るための資金稼ぎのバイトだった
→そこを妹からの告白と吸血鬼になったことですべて壊された

妹の喪失をキツいものとして印象づけたい
→良いお家に生まれた出来損ないで妹は優秀だったことにする
→重圧に耐え兼ねて半ばグレ気味だったところを妹に死なれる
→妹ではなく自分こそが死ぬべきだったのだ、と思わせる
→自殺願望は背徳なので死は自分には生温い逃げであると苦しんでもらう

先輩への頭の上がらなさやブラムン狩人のチンピラ感を強調したい
→妹の死を切っ掛けに高校を中退した中卒男にする
→自責のあまり自らの未来を絶った男としてのシンボルにもなる

妹が吸血鬼になった件に関して先輩との絡みが欲しい
→先輩が吸血鬼になった妹を殺したということにしてもらう
→事情を全て知られていることになり頭の上がらなさがマシマシになる
→どういった由縁で付き合いが始まったのかも明確になっていい感じ

先輩が女子小学生な都合上、あまり狩人歴は長くない方がいい
→「戦える理由」の裏付けとして武道経験者設定が欲しい
→妹との共通点にしたいし一応PLも齧ったことのあるなぎなた経験者にする
→なぎなたは女子が剣道よりやってても無骨なイメージになりづらい
→「守られなかった少女」の立ち位置の妹がやっていても印象に反しない
→また剣道と違って男子はそうそうやらない
→家の方針でやらされてたことにして良いお家感を上げる
→妹は演技が、兄は試合が得意だったことにすると違いが出ていい
→なぎなたということで武装として刀剣の採用を決定

勘当されて家を出てる設定をつけて限界感を強めたい
→中卒男が一人暮らししながら狩人は厳しそう
→吸血鬼狩人の組織で資金力のある曙光騎士団所属にする
→でも実力者でもなんでもないので取り立ての仕事を回されている
→宗教系組織ヒャッホー! 支給服で詰襟着せっぞ!!!!
→実は服の下に聖印も提げてることにしよ!! ヒャッホイ!!!!

なんか最後ズレたな?
0話始まる前は大体こんな感じだったかな。
絵はなんか適当に好みでそれっぽく描いた。シンプルな詰襟サイコー! 武器隠すためのコート!
あとは髪ボサボサだろうな~そっけないから黒髪だな、THE一般人だから目は普通の色だな茶色だわとかそんくらい。あとまあ人生に希望なさそうな顔してるだろうな~とかその程度。
あとコートの色を典礼色の紫にして「償い」「祈り」「死者のための贖罪」あたりの意味を持たせましたが、これに関しては別に本人が自覚してたわけではないと思います。私がエッチだな~って勝手に興奮する用。

そんでデータだけど実際刀剣のアビリティを見たらよ~つ、使いづらい……えっブラクルでこんな使いづらかったっけ? 使いづらかったかも……。ええ~やだなあちゃんと火力やりたいなあ……周囲が何出すにしても火力である限りは被っても困んないし火力以外のやり方知らないしちゃんと火力やりたいなあ……。
せや! 交差攻撃や!! ナイフ持たせよ!!!
そんな感じで刀剣とナイフの二種類持ちになりました。
私はハンタム出身だから交差攻撃信者なんですね~~。いや交差攻撃強いよ……手数はほんとおぞましくナーフされてて泣いちゃったけど……おれたちの手数が……。
そんな感じなので、RPとしては普段は薙刀で間合い取ってるけどいざという時は長柄投げ捨ててナイフ抜いて滅多刺す、みたいな蛮族スタイルの戦い方に。

ギルティウィッチーズは持ってなかったので視野になし。
あとまあ無骨な男狩人をやりたかったのでガーリィな追加サプリの要素は取り込まなくていいな、と思って、買わなくていいようにするよ~ってGMが言ってくれるのをいいことに0話では買いませんでした。
0話でボコボコにされたので1話始まる前に買いました。
自分のPCが使うか使わないかじゃねえ……データとして把握してないと、これ、殺される……!!!

キャラメイクの記事だよ。
でもまあ大体そんな感じであとは流れで! という感じで、イエーイイエーイ、よろしく、イエーイと0話に突っ込んでいったわけですね~。

あっそうだ名前。
名前はね~~かなりノリで決めましたね。
私はまあそんなに名前の付け方にこだわりがあるわけではないんですが、「ひらがな3音漢字1文字」「ぱっと見でもまあ読める、難読というわけではない」「えっそれ名前? ってなるけど言い聞かせてるうちに名前に思えてくる」みたいな名前を付けるのが好きなので、そんな感じで候補探してって社(やしろ)に辿り着きました。
社に決まる前は朝(あさひ)になる予定だった。朝ってツラか

名字もな~なんかいいとこっぽくする? あんま仰々しくしたくないな~~と思いながら探してたんですけど、どっかでつごもりって音が引っかかったんだよな。
ハンターズ・ムーンではモノビーストを殺せるのは満月の夜だけなので、その真逆の晦を名字に持ってるとハンターとしてすら不吉でいいなって思って採用。
ただ晦では流石に名字としてファンタジーすぎて抵抗があるしバランスもよくないので月隠でつごもりと読ませて月隠社に決定。
したらえっ! シナリオ指定幸福の星見藍といい感じに対になってる! ヤッター! みたいな流れでした。偶然かよ!

割と私は基本実在名字引っ張ってくる派なんですけど、まあ今回くらいはいいかなってそのまま通しましたね。巡り合わせも良かったしまあ適度に「ありそう」な感じの名字だし……。
帳も社と同じような命名則でフワフワと決めました。あんまり考えてなかったけどずっと恋心を隠していた子なので色んなものを包み隠す帳で良かったですね。夜の帳とか帳が落ちるとかって表現にも引っ張って来やすいし。

あと年齢を~……年齢はなんか……私は手癖で22くらいにしちゃうし絵もそんくらいの気分で描いたかなって記憶があるんですが(どうせ絵で年齢出せないから問題にならない)
なんだっけな、高校中退男にしたくて、高校中退からそう時間が経ってない程度の年齢にしたかったんですよね。
帳と1歳差(予定)→帳の死で先輩と知り合って狩人になった以上帳の死は比較的最近→だから高校中退してからそんなに歳は取ってないはず、くらいの流れかな……?
あんまり意識して決めた覚えないな。こんなもんだろ、ってほほいのほいと。

で、最終的にキャラ設定欄はこんな感じ。

曙光騎士団所属の吸血鬼狩人。

元は地元の名士の家に生まれた男。
優秀な妹に比べたら出来が悪く、
その妹が吸血鬼に殺されたために高校を中退、
親の強硬な反対を押し切って勘当されて家を出た。

本人はできれば今すぐにでも街を出たいと思っているが
妹の事件で世話になり狩人としての心得を叩き込んでくれた先輩である
星見藍からまだまだ独り立ちはさせられない、自分の指導を抜けるには早い、
と半人前扱いされながら街に留まっている。

高校中退の中卒なので
曙光騎士団所属で家賃の取り立てなどの
さもしい仕事を回されながら生きている。

武器は薙刀。銀で出来た刃と柄を分解した状態で持ち歩く。
薙刀は実家の方針で修めていたものだが演技はドヘタクソだった。

妹の名前は「帳」。一歳年下だった。

セッション始まってからここの薙刀の設定とかちょこちょこいじってしれっと知らん顔してました。
いや~刃の装着とかどう考えてもよ~やってるヒマが……ない!!

5.実際動かして決まった設定とか

まあ色々ありましたね。

アビリティ「愛馬」持ちなのでバイク乗り
→先輩と2ケツしてる
→自殺願望持ち不良なので先輩にはヘルメット被せるけど自分はノーヘル

PC2の鰐渕希巳子がちょうどよく「いいとこの女子高生」だった
→帳と同級生だった設定とかどうでしょう? と提案して快諾頂く
→帳との年齢差が2歳差に変更

PC4の五月女茅傘が「兄を愛する妹」だった
→死ぬ

社以外みんなPC女の子だった
→そんな奥手というか女子苦手とか言ってる場合じゃないキャラになる
→ていうか帳から愛されてたなら彼女いた方が帳がつらくていいな
→彼女いたってことにして帳死んでから連絡取ってないことにしよ
→おっとカスが深まったぞ?

帳との接点を増やしたい
→いいお家だし二人でお茶会的なのやってていいな
→片想いの帳が望んで兄として付き合っていた社という感じ
→なら二人とも甘いもの好きでケーキつついてたことにしよう

0話で生えたのこんくらいかな~。
ワニちゃんと帳がクラスメイト設定、めちゃめちゃ助かりました。
自分からは何も話さない社が0話のラストでワニちゃんにそれを指摘されるという流れになったし。

あと帳の設定は後からけっこうどんどこ生えて盛っていったし、
盛っていくうちにえっ! GMが動かしてくれるんですか!?!?!
動かしてもらった。そんな感じでした。
いや~大変でしたね。大変だったな~。

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帳のビジュアルはまあ妹らしく、守ってあげたくなる感じ、清楚、和風、そんな感じ。
ラフは0話のうちに出したけどちゃんとした絵は0話終了後1話開始前に出しましたね。物語が本格的に動く前に早めに提出して""高め""ておきたかったので……。
帳のディティールは0話と1話の間で一番深まったと思います。病弱だったのが良くなった設定とかこのあたりでついた。

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こういうのも早めに出した。
アイコンも揃えて出して使ってもいいし使わなくても大丈夫ですよ~GMのいいようにお願いしますって頼んだ。
絶対使いますって帰ってきた。

いやしかし、0話ね、0話からいきなり自殺願望壊されて元気に突っ走ったからびっくりしちゃったよね!!! ワハハハハ!!!
ちゃんと修復できた。激情残ってて良かった。

クロニック・ラヴというキャンペーン、最初は1話からの予定だったのが後からチュートリアルやるよー0話やるよーとなったので、
0話時点ではHOに縛られずに1話とは別の幸福と背徳を持ってきてもいいよ、という話だったんですが、
アナウンス出た時にはキャラシ提出しちゃってたから後から言われてえっそうなの考えてない……いや……まあ……これでいっか! ってなった。
結果としてマジで幸福にできるもん先輩を除いてろくにねえ男が仕上がり、限界感が深まり、イイネ! となっていきました。
こいつキャンペーン全5話通して幸福が「星見藍」「自殺願望」「月隠帳(※故人)」の3種類以外得られなかったからな……ウケる……先輩以外まともなもんが……もうちょっとこう……。

そんでまあ、大変なことになっていきましたね~。大変なことにね~。
帳の設定に関してはかなりGMに全てぶちまけた上で丸投げしてたので、かなり色々とやりたい放題にされて、やりたい放題されたなあ~。と思っています。

思っていますが冷静に考えなくてもこんな設定を持ち込んで全てGMに任せるPLの方がどう考えてもやりたい放題なのでイーブンです。イーブンで済むか?

本当にお世話になりました。楽しかったです。ありがとうございました。

キャンペーンシナリオのネタバレ抜きだとこんな感じかな。
そのうち元気と余裕とか余力とかあったらネタバレありの記事を立てるかもしれませんがそれはワンクッション置けるブログでやると思います。
まあリンクくらいは繋ぐかも。よろしゃす。

ここまで長くご覧頂きまして誠にありがとうございました。

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