2022 タイGPまとめ：風聞〜イタたわGP Vol. 349

【イタたわGPまくら話】
●タイGP決勝戦を左右した7つの鍵

【2022 タイGPまとめ】
●KTM
・オリヴェイラはレイン・マスター！

●ドゥカティ
・ミラーはバニャイアに順位を譲ろうとしていたのか？
・ザルコは本当にバニャイアを抜けなかったのか？
・なぜバニャイアは今回のウェットでは速かったのか？
・ベッツェッキ経験不足、マリーニ絶賛成長中

●アプリリア
・ヴィニャーレス、追い上げは凄かったものの…
・エスパルガロ処罰は不当なのか？

●ヤマハ
・クアルタラロー、勝てる操縦ができるセッティングが見つけられない
・タイトル防衛のチャンスはまだある

●ホンダ
・マルケスの問題点はマシンなのか、身体なのか？

●スズキ
・ペトルッチ起用で伊メディアは大盛りあがり！

皆さん、こんにちは。
イタリアから管理人のラ・キリコです。

最近のイタリアはですね…
町中ではマスクが、99.9％見られなくなりました！

数日前にスーパーに買物に行ったところ、マスクを着けていたのはレジにいた男性店員さん1人だけで…
あとは全員…店員さんもお客さんも、皆、マスクなし！！

とりあえず、町中に関しては、完全にコロナ禍の前に戻った感じです。

ただし、各種商品は全体的に少しづつ値上がりしているし…
春先からずっと、果物のラインナップがやけに偏ってるんですよ。
イチゴやサクランボがほとんど店頭に出なかったとか…
スイカが3～4倍の値段になってたとか…
バナナのサイズが小さくなってるとか…
同じ果物ばかり何種類もあるとか…
（例えば、この間までは杏で、最近はブドウばかりやけに種類が多いんです）

おっと、タイGPについてでしたね…
まぁ、どうぞ、どうぞ！

タイGP決勝戦を左右した7つの鍵

Podium MotoGP Thailand 2022
🥇 Miguel Oliveira ( KTM)
🥈 Jack Miller (Ducati)
🥉 Francesco Bagnaia (Ducati)#ThaiGP 🇹🇭 pic.twitter.com/0IdcZChw0B

— Elshinta Bandung (@ElshintaBandung) October 2, 2022

はい、では、今回もジョヴァンニ・ザマーニ記者（イタリア衛星放送『SKY』レポーター）の『レースの流れを左右した鍵』です！
タイGPは、こちらの7つ！！

１）雨
もはや説明するまでもなし。

２）オリヴェイラの冷静
第1ラップ終盤では7位を走っていたにもかかわらず、己の優越を自覚している故に焦らず、騒がず…
無駄なリスクを負うこともなく、自分のペースを刻み続けた。

３）バニャイア、ウェット復活
2022年は常にウェットコンディションで苦戦していたが、今回はウェットにおけるドゥカティ機の速さを取り戻していた。

４）ザルコの存在
2つの意味において、今回のレースを大きく左右する要因となった。
1つは、バニャイアを攻めないと言う選択をしたこと。
2つ目はバニャイアと兄マルケスの間に割って入り、マルケスがいかなる攻撃もできないようにしていたこと。

５）マルケス、身体面がいまだ不完全
本人によれば、レース当日の朝、右腕に痛みが出ていたため、レインレースに感謝していたとのこと。
（身体コンディションが）パフォーマンスに大きな影響を及ぼしていたのだろう。

６）ヤマハ機、ウェットで苦戦
通常、ヤマハ機はウェットコンディションではリアのグリップが落ちてしまうのだが、今回はフロントまで落ちていた。

7）アプリリア機、ドライで苦戦
予選順位が大きく影響してしまった。
もう少し上位グリップからスタートしていたら、両選手ともかなり違う結果となっていたかもしれない。

で、『タイ決勝戦の注目ラップ』は、こちら！

第1ラップ
スタート直後、9位だったクアルタラローが第1コーナーで膨らみ、17位まで下がる。
（※本人によれば、ミラーに押し出されたとのこと）

第2ラップ
兄エスパルガロが兄ビンダーに接触する。マリーニが兄マルケスを抜き、6位になる。

第4ラップ
マリーニが6位を走行中、第9コーナーで転倒する。
（※レースに戻り、最下位となるも好タイムで走行し、2周回遅れでゴールした。）

第5ラップ
オリヴェイラがバニャイアを抜き、3位になる。

第6ラップ
オリヴェイラがベッツェッキを抜き、2位になる。

第8ラップ
オリヴェイラが第12コーナーでミラーを抜くが膨らみ、同周回中に抜き返される。

第10ラップ
兄エスパルガロがロングラップペナルティを実行する。

第14ラップ
オリヴェイラが第12コーナーでミラーを抜き、首位になる。

第20ラップ
兄マルケスが第12コーナーでバニャイアを抜くが膨らみ、抜き返される。

第21ラップ
ザルコが兄マルケスを抜き、4位になる。

はい…と言うわけで、本編に行きますか！

今回は…
ミラーはバニャイアに順位を譲ろうとしていたのか？
ザルコは本当にバニャイアを抜けなかったのか？
エスパルガロ処罰は不当なのか？
クアルタラローにタイトル防衛のチャンスはまだあるとか…
マルケスの問題点はマシンなのか、身体なのか？等々…
とにかく、どうぞ、どうぞ。