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ロッシ引退後の近況、ライバル陣の爆弾投下も…:風聞〜イタたわGP Vol. 354

【イタたわGPまくら話】
●なぜバスティアニーニはVR46アカデミーに入らなかったのか?

【ロッシ引退後の近況、ライバル陣の爆弾投下も…】
●ロッシ近況:副業・子育て・耐久レース

・ドヴィツィオーゾ、耐久レース参戦「ここは天国、来ないわけにはいかない!」
・ロッシ副業の現状について
・ロッシ第一子、生後9ヶ月:父親業、名前の由来、将来について

●ロッシ引退後、ライバル陣との関係は?
・マルケス「もし2015年のセパン戦に戻れるなら、また同じことをする」
・ペドロサ「ロッシは自分が速く走ろうとするのではなく、ライバルを遅くしようとしていた」
・ロレンソ「ライバル陣もロッシ人気の恩恵を受けていた」


皆さん、こんにちは。
イタリアから管理人のラ・キリコです。

実は12月中旬に停電がありまして、1日半ほど電気・ガスが使えなくなってしまったんですよ。
寒いし、暗いし、ブログの更新もできないしで、ちょっと大変だったんですが…
嬉しいこともありましてね。

現在、住んでる部屋には備え付けの冷蔵庫があるんですが…
冷凍室の方に引き出しが3つあるものの、一番上の引き出しだけずっと使えずにいたんです。
どうやら、長年、放置されていた霜が逆ピラミッド型のつららのように垂れ下がり、引き出しをブロックしていたんですね。

で、今回の停電中、冷凍庫の扉をずっと開けっ放しにしてたら…
その巨大な霜がすっかり溶けて、ついに『開かずの引き出し』が使えるようになったんですよ!

ここ最近、イタリアは物価が上がってきてるんですが…
これで、特売の時に食材を大量に買って、ストックしておけます!!

おっと、オフシーズン中のモトGP情報についてでしたねぇ…
今回は、こんな感じです!

なぜバスティアニーニはVR46アカデミーに入らなかったのか?

さて、ヴァレンティーノ・ロッシ率いる『VR46ライダーズアカデミー』と言えば、いまやモトGP業界における存在はかなり大きく…
なんたって、今年はモトGPクラスに4選手参戦し、チャンピオン(バニャイア)とルーキー・オブ・ザ・イヤー(ベッツェッキ)を輩出したわけですから。

当然、同アカデミーに入りたがってる若手選手も多く…
例えば、ファビオ・ディ・ジャンナントニオ選手なんかは、以前、インタビューの際にラブコールを送っていたんですが…いまだ実現しておりません。

ちなみに、同アカデミーが選手をスカウトする際は、まず、ロッシ心の友ことウッチョさんが『ライダーとしての才能』&『性格』の両方を検証して候補を上げ…
ロッシ元選手が吟味してOKならば、本人にオファーを出すと言う手順なんですが…

オファーをもらいながら、断った選手もいるんですよ。
例えば、アンドレア・ロカテッリ選手(※26才。現在、SBKにヤマハから参戦。2022年は総合5位)。

理由は、「地元ベルガモを離れたくなかったから」と。
まぁ、ロッシ地元タヴッリャとは380キロほど離れた町に住んでるんで、車で通うわけにはいきませんもんねぇ。

そして、もう1人、オファーを断った選手がおります。
来年、ドゥカティファクトリーから参戦することとなったエネア・バスティアニーニ選手なんですね。
でも、バスティアニーニ選手って、タヴッリャから30キロほどのリミニと言う町に住んでるんだから、車で30分なんですよぉ…

では、なんで断わったのか?
まず、2021年7月のインタビューで、バスティアニーニ本人がこう話してます。
「(昔、オファーを受けた時)自分で入らないって決めたんで、後悔はしてません。
僕はファウスト(グレジーニ)のチームからモト3参戦できたんで、なにがなんでもVR46アカデミーに入らなければって気持ちにならなかったのかもしれません。」

ちなみに、2020年11月のインタビューでは、オファーがあったこと自体を否定しているんですよ。
ほら。
「考えてみたこともないし、オファーを受けたこともないんですよね。もしオファーが来てたとしても、断わったでしょうけどねぇ。
2015年からアントニオ・ラカセッラと一緒にトレーニングしていて、上手くいってるんで。」

とすると、2020年シーズンにモト2クラスでルーカ・マリーニ選手とタイトル争いをし、2021年には同じチームからモトGP昇格してたわけだから…
このインタビューの直後ぐらいに、オファーが行ったんですかねぇ。

まぁ、その辺の真偽はともかく…
バスティアニーニ選手のマネージャーであるカルロ・ペルナット氏が、今年12月に、こう言う説明もしておりました。
「エネアは(ファウスト)グレジーニのもとで育ったんでね…そこから離れなかったと言うわけですよ。
エネアの性格からすると、VR46アカデミーのトレーニングの進め方って言うのは、ベストとは言えないのかもねぇ。
一人でいるのが好きなタイプだから。
自分なりのやり方で、好きな時間帯に自分のトレーナーと一緒にトレーニングしたいタイプなんですよ。
アカデミーに入ったら、とにかく皆で一緒に行動しなければならないでしょ。それだと、ちょっと違うんですよ。
だから、これが正しくて、あれは間違ってるって話ではないし、仲が良いとか悪いとかの話でもないんでね。」

あと、関係あるかどうかは分かりませんが、ペルナット御大、こんなことも言ってました。
「何年も前にウッチョと立ち話をしたことがあってねぇ…エネアをVR46チームに入れてみないかって話をしたんですよ。まぁ、立ち話だけで終わりましたけどね。
とにかく、エネアにとってヴァレンティーノは、昔から憧れのヒーローですよ。」

あれ?
でも、憧れのヒーローはストーナー元選手のはずでは…

おっと、では、引退後のロッシ元選手の様子をご紹介しますか。
ご本人は、なかなか幸せそうなんですが…
ライバル陣が、ちょこちょこ大胆なコメントをしてまして…
特に、マルク・マルケス選手が例の2015年の件について、久しぶりにねっとり話し…大きな爆弾を投下しておりました。
まぁ、どうぞ、どうぞ!

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