見出し画像

出演後記 7/12プリメラ「一曲入魂」

昨日のプリメラギター社主催「一曲入魂」お越しくださった皆様ありがとうございました!!

教室より有志11人+私=12人での出演でした。
出演の生徒さんたちお疲れ様でした!

出演前!

演目は「チコに捧げるハレオ」「パルマ」「Amanecer」の3部作(!)でした。「Amanecer」はアレグリアスで、ギタリスト小林亮のアルバムの1曲目に収録されているものです。夜明け・暁という意味です。パーカッション容昌くんが、波と雷を提案してくれ、当日の天気が雨だったこともあり、「雨のち雷、そこからの夜明けの海をみんなで眺める」というストーリーになりました。

リハーサル時の動画より。夜明けの海を眺めてるところ

チコさんからお話をいただいたのが1月。
群舞で?!私に?!と一瞬思いましたが、お引き受けし、1時間くらい考えて「亮くんのAmanecerで踊る!」ということを思いつき「このワクワク感はイケるやつだな」と思っていたのですが、想定していた以上に素晴らしいものになったのは、快諾してくれた亮くん、さらに音を深めてくれた容昌くん、当日無茶ぶり(雷を鳴らす役)にもにこやかに対応してくれた史朗くんは勿論ですが、出演した生徒さんたちの頑張りっぷりによるものです。
私のテキトーな場所の指示、「揃う」ということにまるで興味を示さないどころか「そんなことはどうでもいい」といわんばかりの態度。そして急に始まる顔の指導(!)。そういうものに「えこさんはこういう生物だから」と理解(あきらめ?)しつつもタフに交渉し、練り上げてくれました。正直「なんだよ細えな!」と思わなかったわけではないですが(←先生としてあるまじき発言)、実際素敵に仕上がったのは細やかなところまで考えてくれたみんなのおかげです(そして細かくない人もありがとう!マジ感謝)!!

さてさて、チコさんは「面白いことしてね」とおっしゃったので、「ほうほう、そういう枠でお声がかかったわけですか」と勝手に納得。
Amanecerだけだと4分くらいでちょっと短いな、前回の発表会のパルマクラスでやったパルマが好評だったな・・ということで、頭にパルマとハレオをくっつけよう、というのが2つ目に出てきたことでした。
去年引っ越したことで、スタジオまでの通勤時間が「自転車20分」となったので、この20分、ずっと「タカタカタカ、タン、タカタカタカ、タン、、オレ!」とか脳内パルマ大会をやって流れを作っていたのですが、ある日「チコ!チコ!テキエロ(I love you)!チコ!チコ!テキエロ!」というパンチラインが神から降りてきて(!)それからというもの、行き帰りの20分はずっと「チコ!」とブツブツ言いながら自転車を漕ぐおばさんが町田には出没していたわけです。オソロシイネ。

ベルを使うのも自転車を漕ぎながら神から降りてきたアイデアです。「タカタカタカ、チーン・ピン・ポーン」と頭に音がした時には「やべえ・・・私天才だよ・・世間がアッと驚いちゃうよ・・」と思ったと同時に「これでチコさんからの課題の“面白いこと“はクリアできるだろう」とホッとしたことを覚えています。
チコさんは多分あんまり考えなしに「えんどうさん、面白いことしてね」と言ったと思うんですが、人間というものは、何か自分に期待されたと思い込むと「絶対にクリアしなければならない」という課題にすりかえ、何が何でも達成しようとしてしまうもの。
つまり、あの冒頭の「チコ」から「パルマ」の部分は、チコさんの何気ない一言と、私の思い込みと、自転車通勤が生んだシロモノと言えるでしょう。

最終的に仕上がったものを記録として載せておきます。
Chico,Yoshida Chico
Chico, Te quiero yo
Chico(Moraito Chico?)
No,no! Yoshida Chico
Chico(Moraito Chico?)
No,no! Yoshida Chico

Te quiero,te quiero ,te quiero (chico)
Te quiero,te quiero,te quiero(Yoshida chico)
Te quiero,te quiero,te quiero(chico)
Te quiero(Yoshida chico)(te quiero quiero yo Yoshida chico)
Te quiero,te quiero ,te quiero (chico)
Te quiero,te quiero,te quiero(Yoshida chico)
Te quiero,(chico)
YOSHIDA CHICO,OLE

世間が私の天才性にアッと驚いたかは不明ですが、昨日の会場は明らかにザワつきました。そしてニヤニヤした感じの「オレ」がかかった。お客様たち、受け入れてくださってありがとうございました。
ドン引かれて凍りつくか、ザワつきがグルーブに繋がっていくか、どっちに転ぶかはかなり賭けで、生徒の皆はかなりストレスだったと思います。こちらもほんとうにありがとう。

おかげさまで私は最後まで楽しくて楽しくて、気持ちいいなあ!って思って踊ってました。大きな舞台に上がるとタブラオとは違い「一人きり」感が強くて狼狽えたりしてしまうのですが、みんなで踊っていると、いつもの交流している感覚のまま舞台に存在していることができ、そこにタブラオにはない「スポットライト」とか「舞台袖」とかが加わって、何か脳内物質がブシューと吹き出している感じでした。

最後、皆で「Ole!」と言うところ、本番で「Ole、エコ!」と皆が言ってくれました。ありがとう!
暗転のタイミング(思ってより速いカットオフ)に気が取られて「ん?Oleの後に何か付け足したぞ?」としかわからなかったですが!!でも、ありがとう。とても嬉しいです。

全部で8組の出演だったのですが、本当にどこの組の方達も素晴らしく、モニターでうわあ〜!!と眺めていました。先生と生徒さんたちの関係も楽屋で見ていて大変興味深く、いい企画だなあと思いました。

最後、外に出ることも出来たらしいのですが、うっかり楽屋に帰ってしまいました。待っててくださった方もいらしたとか。大変失礼しました。
久しぶりの元生徒さんたちが楽屋にきてくださったり、駅でばったりお会いしたり出来たのも嬉しかったです!!

打ち上げも楽しい打ち上げになりました。最初から最後まで、もうただただ各方面への感謝の気持ちしかありません。出演者、出演者のご家族、伴奏者、主催者、スタッフ、お客様、生きとし生ける全てのみなさま、もう地球にはいない仲間たち、本当にありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?