エピグラフ

ーエピグラフ(epigraph)は、文書の巻頭に置かれる句、引用、詩などの短文のこと。 題句、銘句、題辞。 他に、石・彫刻・硬貨に刻む碑銘、碑文の意味もある。

お笑いって好きですか?
僕は結構好きです。ネタも好きだし、トークも好きです。
お笑い芸人のYouTubeチャンネルも見るし、ラジオも聴く。つい先日あった、キングオブコントのような賞レースを見る度に「人を笑わせる事に本気で挑む」姿に感心させられている。今年のM-1も楽しみだなあ。


..................ということなんですが、そんな芸人さん達のアツい生き様を、ネタを通して見る事ができるのが「お笑いライブ」です。会場には笑いたい人と笑わせたい人が集まって、鎬を削って作り上げたネタを同じ空間で共有する。
そんなお笑いライブですが、芸能事務所、タイタンが開催するお笑いライブは他と少し違います。
(タイタンというと、爆笑問題やキュウ、そして僕の推しである春とヒコーキも所属しています。)

それは、その演出にあります。
一般的に芸人が舞台に上がる時には、各々が決めた曲、いわゆる「出囃子」とともに登場する。
が、そこにエピグラフを使う。それがあまりにも衝撃的でした。

それぞれの芸人が、自分たちに最もフィットするエピグラフを観客に見せる。今見せた文の具現化ですよ、と言わんばかりに登場し、会場を包み込む。
あまりにも完璧すぎる演出です。考えられない。

美しすぎて、多くは皆さんの目で見ていただきたいので一つだけ紹介します。


アンジャッシュ
━すべては偶然からうまれ、すべては運命にがんじがらめにされた空気から生まれた。(衛慧:上海ベイビー)



いやこれやばくないですか????????
これを見たとき、脳に衝撃が走る感覚を初めて覚えました。
しばらくこの文言が頭を支配して何も考えられなかった、マジで。
現実に起こり得るすれ違いや勘違い。それを主軸としたアンジャッシュのコントを、もうこれ以外では想像できないくらいにぴったり表現している。
アンジャッシュがこの文を見てコントを練ったわけでも、コントを見てこの文が練られたわけでもないのに。
でも、この文と彼らのマッチこそ、偶然から生まれている。
1行に芸術が詰め込まれ過ぎているよ…パンパンです

こういう粋な演出を考えられる脳みそを、1バイトでもいいからお借りしたいくらいです。少ないか。

というただ興奮を共有したいだけの雑記でした。RTAの練習でもしよっと




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