【読書覚書】こんな料理で男はまいる。

ある日、なんとなく13時過ぎにスマホのrajikoアプリ
の選局をするっと横に滑らせたら
文化放送の#ゴールデンラジオ が耳に入ってきた。
大竹まことさんは、怒鳴っているようなイメージがあり、
あまりよく覚えていない。
どんな人なんだろうと興味をもったら、芸能界きっての料理上手らしい。
この本は図書館で探しても見つからなかったが、メルカリで古本として
見つけることができた。

掲載されているレシピは全部、御本人が調理しており、その様子の写真と
ところどころに短文が掲載されている。
勢いのある料理シーンの写真が、いい。
お腹が空いているときにみると切なくなるので、満たされているときに
じっくり読む。
誰だって家に帰って、あったかいきどらないご飯があれば
きっと嬉しいだろう。
誰かが準備してくれるご飯は、油であげたり
少し手間がかかったり、決して自分では作ることはないものだと
余計嬉しい。例えばコロッケとか。


譲っていただいた本が手元に来たとき、包みをあけて読もうとしたら、
前の持主の手書きメモが入っていて
『私はふかしいもが好きです』と書いてあった。
この本のレシピだと、蒸し器を使って蒸し上げる。
1ページ全面にきれいな黄色のホクホクしたお芋の断面が載っている。

私はといえば、レシピの下の方に書かれている代替案、電子レンジを
利用する。簡単にできるけど、やはり蒸し器には敵わない。

前の持主はどうやって作ったのかなあと考えながら読んだので
今回は新刊では味わえない暖かさも少し感じた。

#読書覚書




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