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今はもっとできるんです。っていう欲。

随分と前に創ったブレンドオイルを褒められると
少しくすぐったく、そして、少し申し訳ないような気持ちになる。


いまなら、その当時よりも
もう少し高い波動のブレンドができるんじゃないかと思えてきて。


でも、実際は、
元のレシピがやっぱりいいよね。ってなる。 

 

香りの記憶や愛着がそう思わせるのかもしれないけれど。
その時できることをやったブレンドというのは、
時間が経っても、色褪せないのかもしれないなぁ、と。 

 

そして、今の私ならもっと良い香りが作れるはず、
それも知って欲しいなぁ、っていう自己顕示欲というか
承認欲求の様なものが上がってくる段階で、
私は、まだまだ香り創りにおいて、成長過程なのだ。

 

施術では、もうそんなこと思わないので、
香り創りは、伸び代しかない。 


体のメンテナンスも、心のメンテナンスも
自分との対話だけれど、
香り創りもまた、自分との対話。


先日、純粋に、エネルギーは度外視して、
単にイメージにある香りをつくるということをした。
自分のために。


これまで、私は、ずっと香りの魂を振るわせるような
精油の精妙な振動を大切に香りをつくるということをしてきたけど、


振動ではなく、
身に纏ってみたい香り、いわゆる香料としての香り
というの作りたくなって、イメージを純粋に追いかけて香りを創った。


波動としての香りではなく、
香りとしての薫りを作ってみることで、
自分の中で、香りの扱いの範疇が広がった。


こだわりをなくせば無くすほど、世界は広くなって、
自由と理解は深まっていく。 


何事もそうだと思うのだけど、
受け入れることができ、愛することができるものが増えるのは、
本当に豊かなこと。 
 
  

香りたちが教えてくれることは、本当に多岐に渡る。
それを知ろうとすればするほど、
私の中に多岐に渡る智慧が蓄積していく。


それもまた豊かなこと。


香りは魔法だよ。
「んなことあるかい。」と香りビギナー時は思っていたけど、
やっぱり魔法なんだよなぁ、と。 



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