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『レゾナンス』歌詞解釈

『レゾナンス』
(りえたく1stミニアルバム「一時間目」収録曲)


1stミニアルバムは11月14日に完売!!


デジタル配信で聴けます



この曲は和歌みたいだなと感じます。
「五・七・五・七・七」となっている訳ではありませんが、
大切な人へ、歌に乗せて想いを伝える。
ラブレターみたいに。
そんなところが和歌みたいだなと思います (*^^*)



※あくまで私見による解釈であり、作詞した りえいくん本人が意図する解釈とは異なっている点もあるでしょうし、解釈の仕方は人それぞれ自由だと思います。私の歌詞解釈を読んでくださった皆さんが りえたくの音楽をより楽しめたり、皆さんと りえたくの音楽の素晴らしさを共有したりすることができたなら本望です。

※[]は歌詞からの引用を示します。



◆構成

1Aメロ→1Bメロ→1サビ→2Aメロ→2Bメロ→2サビ



◆1Aメロ

[耳すませば]とあるので、[共鳴者]は目には見えない所にいるのではないでしょうか?
[もう少し先で待ってるから][もう少し後で追いつくよ]は見えない所にいる[共鳴者]とのやりとり。
お互い姿が見えなくても通じ合える、つまり『レゾナンス』、共鳴できる相手に出逢えたことを描いているのではないかと考えます。



◆1Bメロ

1Bメロの解釈、難しいです…。
[僕]と[君]との出逢いについて詠われていると考えます。
その出逢いはきっと、苦い経験を伴ったものだったのかなと推察します。

[ヨタカだったから 会えた僕]の[ヨタカ]という表現が印象的です。

[ヨタカ](夜鷹)には「夕方から活動して虫をとらえて食う、よたか科の中形の鳥」という意味と、「夜歩きをする者。特に、江戸時代に、夜、道ばたで客を引いた、下等の売春婦」という意味があります。
(岩波国語辞典 第7版 新版より)

また、宮沢賢治の童話『よだかの星』では、「よだかは、実にみにくい鳥です。」の一文から始まり、夜鷹のみにくさと悲しい物語が綴られています。

[ヨタカだった]という表現から、[僕]がみにくさ・劣等感・後ろめたさのようなものを感じながら生きてきたことを想像します。
でも、そんな[僕]だからこそ[君]と出逢えた。
[君]も[立ちすくんだ]とあるので、どこか[僕]と似ていたのではないでしょうか…?

そして[君]との出逢いは涙と共にあったのだと思います。
[滲んだ空]とは、瞳に涙を湛えているから空が滲んで見えた、ということでしょう。
[この涙で見えなかった]、[僕]は溢れる涙のために何が見えなかったのでしょう??

[言い訳さえ言えないんだ]何の言い訳か?なぜ言えないのか?
このフレーズの解釈、迷います…。

[言い訳]とは「自分の失敗・過失などについて、その理由を述べ、自分の正当性を主張すること」という意味があります。
(岩波国語辞典 第7版 新版より)

[僕]は今まで、自分の行いや生き方に[言い訳]をしてきたのでしょうか?
共鳴している[君]の前では[言い訳]なんて意味を成さない。
だから言えない。
こんな風に考えました。



◆1サビ

今が西暦2020年なので[数千年]という表現が用いられているのでしょうか?
恐らく、数字[それ自体に意味はないが]、長い間ずっと、ということを伝えたいのでしょう。

命ある限りずっと[君といたい]、色んなことを[君としたいんだ]。
[僕]から[君]へ、この想いを伝えたい。

[君と居た数千年は]、[君と居た]と過去形が使われていますが、実際[数千年]も[君と居た]訳ではないでしょう。
[君]とずっと一緒にいられたら、と仮定するフレーズだと考えます。
[君]と一緒に過ごす時間は、[君]は、[僕の煮えたぎる思いを晴らし][一抹の不安でさえも]残らず[紛らわす]ことができる。
[魔法みたいに]。



◆2Aメロ

[僕]は[君]という[共鳴者]に出逢えたことにより、[言い訳]せずに一歩踏み出したのでしょうか?

走り出したものの、その未来は不確かなので[冒険者]の[僕]は[航路]に[迷いだす]。
[もう少し先へ進もうとも あと少し先が掴めない]。



◆2Bメロ

そして[立ち止まった僕]、きっとまた耳をすまして[君]と共鳴していたんじゃないかな、なんて感じます。
[共鳴者]の[君]と一緒にいられるから、[見えなかったもの 見えたんだ]。
その[見えた]ものは、1Bメロで[この涙で見えなかった]ものだったのかもしれません。

[冒険]、航海の[旅]は[僕]独りでするのではなく、[君]も一緒。
[僕らの][旅]の目的地は遠いところにあって、[帰り道は見えない]から後戻りもできない。
でも[君]と一緒だから、きっと大丈夫。



◆2サビ

[君にまた 恋をしたんだ]
[僕]はきっと前世でも[君]に恋をしていた。
[君にまた]出逢い、[恋をした]。
[君]と[僕]は出逢うべくして出逢ったのでしょう。きっと運命。

[君]と一緒にいられたら、煮えたぎる想いは晴れ、未来への不安は完全に消える訳ではないけれど不思議と気にならなくなる。

これからもずっと、[君]と一緒にいたい。
[君]との[旅]で色んな景色を見たい。

[僕]が生きるこの世の中で、[君]と出逢い、共鳴できた奇跡。
尊い奇跡。





りえいくん から たっくん への公開ラブレターみたいな曲です♡
この歌詞を初めて目にした たっくん、どんな気持ちだったのでしょう…?
想いを込めて りえいくん が創ったこの曲を たっくん が歌う。
あぁ、素敵!!(〃▽〃)


個人的には、この曲を聴くと…
りえたく と出逢えたこと、
りえたく にこんなにも強く心惹かれたこと、
りえたく を通して『レゾナンス』、共鳴できる人に出逢えたこと、
りえたく の音楽を通して自分の趣味の世界が広がり日常が彩られたこと、
こんなことに想いを巡らし、そのどれもが奇跡のように思えます。

りえいくん と たっくん が出逢ったこと、
りえいくん が曲を創り、たっくん が歌い、りえたく が生まれたこと、
りえたく に出逢えたこと、
りえたく を応援する方々に出逢えたこと、
全てに感謝の気持ちを込めて、
『レゾナンス』の歌詞解釈をさせていただきました。


この曲が伝えているメッセージは比較的シンプルだと感じますが、
歌詞を細かく読み解こうと思うと、自分の中で中々消化できなくて、
実は苦手意識があった曲でした (^^;)
(りえいくん、ごめんなさい)
歌詞解釈を終えた今、心が温まって、未来への希望も感じて、
感謝の気持ちでいっぱいで、
前よりもっと、ずっと、この曲が好きです!!(≧ω≦)



ここまで読んでくださり ありがとうございました (* ᵕᴗᵕ)⁾⁾

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