見出し画像

『序章と時鐘』歌詞解釈 ※11/15更新

『序章と時鐘』
(りえたく1stシングルCD『序章と時鐘』表題曲)

CDはまさかの発売開始前日に完売!!(※11月15日追記)

MVはYouTubeからどうぞ

デジタル配信はこちらから(※11月15日追記)

本日2020年11月4日は、
りえいくん と たっくん がお付き合いを始めてから2周年の記念日です!!
りえいくん、たっくん、おめでとうございます!!(≧▽≦ノノ゙☆パチパチパチパチ

お互いがお互いのことを大切に想い、必要としていて、支え合っている。
最高のパートナーだと思います!
二人を見ていると、性別とか年齢とか関係ない、かけがえのない誰かを愛することの素晴らしさを強く感じます。

そんな素晴らしい日、本日は『序章と時鐘』の歌詞解釈をしちゃいます。
『恋をした』の次はやっぱりこの曲でしょう!
(その理由は後でお話しします。)

忘れたいのに忘れられない恋、ありませんか?
断ち切れない想いを胸に、次へ進む。
私にとってはそんな曲です。

※あくまで私見による解釈であり、作詞した りえいくん本人が意図する解釈とは異なっている点もあるでしょうし、解釈の仕方は人それぞれ自由だと思います。私の歌詞解釈を読んでくださった皆さんが りえたくの音楽をより楽しめたり、皆さんと りえたくの音楽の素晴らしさを共有したりすることができたなら本望です。

※[]は歌詞からの引用を示します。

◆構成

1Aメロ→1Bメロ→1サビ→2Aメロ→2Bメロ→2サビ→Cメロ→ラスサビ

◆ 1Aメロ

この曲は、切ない心の内を誰もいない所で思いっきり叫ぶ、その叫びを歌にしたような曲だと感じます。
切ない想いを叫んでいるのは[僕]。
叫んでいるのは[君]への切ない想い。

[僕]は[君]に恋をしていたようです。
でもいつもの悪い癖、恋の[スタートで挫いてしまう]んですね。
[君]への恋心をなかなか伝えられず、恋は進展しない…。

伝えようと頑張ってみるのですが、[あなたは通り過ぎて予防線を引く]。
[その後ろ姿]、[あなた]は[僕]の想いに薄々気づいていたけれど、気づかないふりをして背を向けていたんじゃないかな、と私は思います。
それでも[何度も僕は恋をする]、何度も同じことを繰り返しながらも、 [僕]は[あなた]への恋心を膨らませていく…。

[あなた]というワードが出てくるのは、1Aメロ一度きりです。
これ以降は[君]なんですよね。
ん?[僕]と[あなた]?! この二人の関係性…どこかで見たことある!
おぉおおぉぉおおおぉぉぉ!!!
(つい興奮が声に出てしまい、失礼いたしました。
 1Aメロを聴きながら、実際に、一人で叫んでおりました。)
この二人、『恋をした』の[僕]と[あなた]なんじゃないでしょうか?!
『序章と時鐘』は『恋をした』のその後の[僕]を歌っているのでは…?!

今回の歌詞解釈は、『恋をした』のその後、という前提で進めていきたいと思います。
1Aメロは『恋をした』当時のことを回想している部分なのかなと考えました。

◆1Bメロ

『恋をした』で[僕]は[あなた]への恋は実らないことを知り、[あなた]のそばにいることを諦めたはずです。

※『恋をした』の歌詞解釈はこちらをご参照ください (*ᵕᴗᵕ*)

1Bメロ以降、[僕]が想いを寄せるのは[あなた]ではなく[君]です。
この表現の変化にも意味が込められていると考えます。

りえいくんはTwitterで『序章と時鐘』について、
「恋をしたから1年の歌」
「まだ過去を断ち切れない僕」
と言及しています。

『序章と時鐘』で歌われているのは『恋をした』から1年後の[僕]。
1年後の[僕]が想いを寄せるのが[君]なのです。
[君]は[あなた]と同一人物、1年後の[あなた]なのですが、
きっと[僕]の中には、1年前の[あなた]の残像があるでしょう。

[君には君しか視えなくても]、[君]の眼中に[僕]は入っていないことを[僕]は分かっています。
でも、[進む先でまた出会えるから]、きっとまた[君]の視る世界で[君]と出会えるチャンスは残っているから…。
そんな想いは[期待しても届かない]こと、それは分かっているけれど、[君]のことを考えると[脈打つこの鼓動がまだ僕の胸を揺さぶる]。
[君]への恋心がまだ[僕]の心を揺り動かし、過去の恋に決別できずにいるのです。

[僕]はまだ、[君]のことを諦められていません。

◆1サビ

[君]に恋い焦れるこの想いを[忘れたいよ]。
[先に思い出した方が負けだ]、忘れたくても思い出してしまう[僕]は、きっととっくに負けています。
[君]を思い焦がれる気持ちに[圧し潰されてしまう前に][逃げ出したいよ]。
切なくて苦しい[僕]の心の叫び。胸がキュッとします (> <)

忘れられない、逃げ出せないのなら[このままいっそもう]、
[僕が吐き捨てるだけの世界で]、[僕]の中だけで、
[君]に[選ばれないことを分かって]、この恋が叶わないことを承知の上で、
[君を見るんだ]、[君]のことを想い続けるんだ。

[僕]は[君]のことを諦めることを諦めたのかな…なんて感じました。

◆2Aメロ

天気予報に恋の行方を託し、自分の行動を選ぶ。
恋をしている時、多くの人がしたことがあるのではないでしょうか?
でも[僕]の場合、恋の行方はもう分かっているはずです。
でもそれを認めたくないから[予報次第選んでしまう]。

この恋が叶わないことは分かっているけれど、[予報]に、運に、一縷の望みに賭けたい。
だから選択肢を[今だけは消さないで]。[君]の気持ち次第なのだから。

◆2Bメロ

[予報]は晴れだったのでしょうか?
[僕には僕]の気持ちしか[分からないけど][躊躇う時間は今じゃないから]、[予報]を信じて[僕]は[君]にぶつかってみたのでしょうか?

[傘を持たない僕ら]、[僕]じゃなく[僕ら]なのは、もしかしたら[君]も同じ想いかもしれないと信じたい[僕]の淡い期待の表れでしょう。
晴れだと信じたいから[傘を持たない]。
でも結果は[予報外れの雨]だった…。
[僕]は、本当は全部分かっていたはずです。
でも晴れに賭けてしまうのは、[いつまでも過去にとらわれている]、まだ過去の恋を諦められないからでしょう。

2Aメロと2Bメロは、[君]のことを諦めることを諦めた[僕]の最後の悪あがきだったのかもしれません。

◆2サビ

[離れないで]、[君]のそばにいさせてほしかった。
その[先を]、恋の終わりを認めたくない。
あの時 想いを伝えなかった[後悔の渦に呑まれて 逃げらんないよ二度と]。
[君]への恋は叶わないという厳しい現実からは逃げられない。
[このまま一層もう君は]離れていってしまう。
そんな現実を受け止めきれないから、[僕しか見えない世界]僕にしか見えない理想の世界で、[君]に[選ばれないことを分かって夢を見るんだ]、[君]への恋が叶う夢を見るんだ。

悪あがきにも失敗した[僕]は、[君]への恋を諦めざるを得ない現実に再び直面しています。

◆Cメロ

[何もかもが不透明で 分かり合えない世の中]で[愛も恋も夢も嘘も 信じられるものはない]。
[何かを手に入れることすら 難しい不器用な僕でも]、[君だけが分かってくれればいいよ]、[君]だけが[僕]の想いを分かってくれれば、もうそれだけでいい、前に進める気がする。
[君]と[僕]が二人で笑って過ごした時間、[僕]が[君]を好きだったことを[忘れないでよ]…。

[君]への断ち切れない想いがありながらも、次へ進む決意を固めようとしている[僕]の心情が感じられます。

◆ラスサビ

1サビと同じ歌詞の繰り返しです。
[君]に恋い焦れ、切なくて苦しい想い、[君]への断ち切れない想いがまだ残っているのは事実。
[君]への恋が叶わないことは痛いくらい分かっている。
[それでもどうか君だけは]、[僕]の本当の気持ちを[分かってくれよ]。
そうしたら、[僕]は次に進んでいけるから。

[僕]から[君]への、この恋最後のお願いです。

◆『恋をした』からのつながり

いや~、今回の解釈は長くなってしまいましたね… (^^;)
それだけ、りえたくの曲を愛しているということで お許しください。

ここまで読んでくださった忍耐強い皆さまには、是非、前回の『恋をした』と今回の『序章と時鐘』の解釈を踏まえた上で、

『恋をした』(オリジナルver.)
  ↓
『恋をした(リアレンジver.)』
  ↓
『序章と時鐘-acoustic version-』
(ファンクラブ動画)
  ↓
『序章と時鐘』

の順に、曲調やたっくんの歌声の変化を感じ、[僕]と[あなた][君]とのストーリーのつながりを想像しながら聴いていただきたいです!
とってもエモいです!!(*T◇T*)♡♡

◆タイトル『序章と時鐘』

りえいくんがTwitterで言及しているように、この曲のタイトル『序章と時鐘』の「時鐘」は「次章」と掛けられており、曲中で鐘が鳴っています。

「序章」で直面した断ち切れない過去に苦しみながらも、もう「次章」へ進む時が来ている。その時が来たことを知らせるのが「時鐘」。

歌詞はとても切なくて苦しくて、もう前を向けなくなるんじゃないかと思う瞬間もありますが、メロディー自体は爽やかで疾走感があり、前へ進もうとしている背中を押してくれている気がします。

断ち切れない過去を背負いながら次のステップへ進む人のための曲。
私はそう感じました。

◆りえたくの想い

また、りえいくんはこの曲について「まだ過去を断ち切れない僕と、りえたくの心情や状況がリンクしたり」と述べています。

個人的には2Bメロ、Cメロ、ラスサビ最後のフレーズ[それでもどうか君だけは分かってくれよ]から りえたくの心情を強くイメージします。

自分たちらしさを貫くことをモットーとして活動している彼ら。
私が知る限りでも、知らないところでもきっと沢山、色々な出来事がありました。
断ち切れない過去もあるでしょう。
何を信じればよいのか わからなくなる時もあるでしょう。
それでも前を向いて進んでいくしかない。
自分たちの本当の想いを、理解してくれる人が分かってくれればそれでいい。それだけで前へ進んでいける。
こんな二人の想いがこの曲に込められているんじゃないかな、と感じます。

りえいくん、たっくん、分かってるよ。分かりたいと思ってるよ!
だから自分たちを信じて前へ前へ、突き進んでください (^^)

◆おまけ

この曲の主人公[僕]のキャラのイメージについて。
私個人のイメージとしては、ピュアで恋に慣れてなくて真っ直ぐな人、なのですが、ある曲を聴いてから、色んな恋を経験しているチャラい人が思い浮かび、困惑することがあるのです(笑)
チャラくて恋に慣れているはずなのに、上手くいかない恋に翻弄される…それもまた、別の解釈ができて面白いかもしれませんね (^^)

チャラい[僕]を想像した曲はこちらです。

りえいくんの友達の しやさ さんがcoverした『序章と時鐘』です。
同じ歌詞、同じメロディーなのに、歌い手とミックスが変わるだけで、こんなにも世界観や曲から受けるイメージが変わるものかと、面白い発見でした。

しやさ さんの歌声も、とても好きなんです (*^^*)
(チャラいなんて言ってすみません…滝汗。あくまで[僕]のイメージです!)

今回も国語辞典を引きまくりましたー!
自分の頭の中にある『序章と時鐘』のイメージ・解釈をどのように言葉として表現しようか推敲しながら書き上げました。
思ったより長文になり、なかなか大変でした…。
でも、あ~~~楽しかった (≧ω≦)♪
自分の頭の中を言葉として形にできると気持ち良い☆
りえいくんも作詞する時、こんな感覚なのかな? とふと思いました。

ここまで読んでくださり ありがとうございました (* ᵕᴗᵕ)⁾⁾

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?