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ACL第2節 FC東京とマリノスの試合を見て感じた事


FC東京は後半37分にレアンドロが先制点をあげ辛くも勝利しました。
出来は相当悪かったと思います。蔚山での試合を焼き回ししたような前半でした。前節と少し違いを感じたのは、4バックはゾーン気味に守っていたことでした。その結果SBの裏を使われる事はありませんでした。
しかし、どんどん相手に食いついていく前線とゾーンで守るディフェンスとの間で大きなギャップが出来ていました。最も橋本選手がほとんど動かず下がっている為、中央突破を許すシーンはほとんどなかったですが、攻守において前後分断する時間が長く続いた前半となりました。


試合後に珍しく長谷川監督が戦術的な話をしていました。

--相手の対応もあって、守備でコンパクトにするのが難しい状況。後半はどこが改善された?
橋本(拳人)ら中盤が後ろに重い感じがあった。攻撃のところでも彼らが相手の3トップの手前でプレーすることが多かった。プレッシャーを掛けにいくときも、アンカーからなかなか出ていけない。本来ならアグレッシブにつぶしにいくところで、なかなか行けなかった。前半途中から相手の88番(ニール キルケニー)に髙萩(洋次郎)が掛けにいくなど、機転を利かせてくれた。拳人が行くとか、逆サイドのワイドの選手が見るとかがあれば、簡単にビルドアップをさせずにできたと思うが。ハーフタイムに、「もう少し行っていいから」と指示した。「後ろが同数になってもいいから、しっかり対応しろ」と。たとえ外されても、急いで戻ればいいと。そこで中盤がコミュニケーションをとって、前線が戻ったりして対応できたかなと。運ばれてもしっかり対応はできたと思う。良い守備が良い攻撃になったと思うし、そこから攻撃で押し込めて、また良い守備ができたと思う。

食い付いた所を突破されてとしても、
前線、中盤、ディフェンスが前から連動してコンパクトな陣形を保つ事が現時点では求められているようです。

まだまだ前途多難。リーグ戦では流石に前線の選手にもプレスバックを求めるような気がします。4-4-2に戻した方が良いと思う方も多いようですが、もう少し4-3-3を突き詰めて欲しいと個人的には思います。


翌日のマリノス対シドニー

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一方マリノスは圧勝でした。この2試合を通じてSNSで話題になっている和式と洋式の違いを痛感しました。笑
勿論どっちが良い悪いの問題ではないしどちらにも正解はあると思っています!!

ただマリノスの"レーンを埋める"連動性、連続性には改めて心を奪われました。これこそがポジショナルプレーの真髄じゃないかと個人的には強く感じました。個々が適正にレーンを埋め、結果としてチーム全体がコンパクトに連動していました。常に1つの局面だけでなく目まぐるしく入れ替わる4つの局面全てに対して準備されていると感じました。

例えば、攻撃中により厚みを作るポジショニングはチームにスムーズな攻撃と同時にボールロスト時の準備も兼ね備えています。偽SBという言葉だけじゃ安く感じてしまう程チーム全体が連続性と再現性の高さを保っていました。

多分ミシャ式がポジショナルプレーに当てはまらないのはこの部分かなと思います。1つの局面を切り取るのがミシャ式です。出来るだけトランジションと守備の時間を無くして、攻撃という局面に特化したポジションを取るというものだと私は解釈します。

大分脱線した話しになりましたが以上です!



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