憑依について

一般的に憑依というと、人の生霊・死霊，動物霊などが人間の体内やエネルギー体に入ることによって，その人が精神的，肉体的に影響を受けることと言われています。

シャーマンや霊媒師は憑依されてもコントロールができたりしますが、一般的には憑かれた場合、霊によって意識や行動をコントロールされてしまいます。前者はコントロールできている限り安全な憑霊であるのに対して、後者は精神的、肉体的に良くない影響を受けることが多いため、除霊対象となります。

私の経験として、憑依を受けた場合、性格が変わったり、体が重くなったり、疲れやすくなったり、視野が狭くなり、全体的な視界が暗くなったり、鳥肌が立ったりする事が多いように思います。
他人では趣向の偏りが生まれたり、無性にお酒が飲みたくなる人もいれば、感情的に怒りっぽくなる人もいました。
なぜそうなるのかというと、悪霊による意識操作により、まるで自分か思考しているかのように錯覚させられてしまうからです。
コントロールの一例を挙げると、自分の頭で考えた、もしくは閃いたような意識があるとします。それがネガティブな意識だったり、怒りといった普段だったら思わないような事を考えたりした時は、憑依してきた霊により意識を操作されている可能性が高いです。
魔が刺すという言葉がありますが、私はまさにこの事だと考えています。
意識を振り払おうと別の事を考えようとしても、悪霊は耳元で同じ事を繰り返し唱え続けてくるので、そのうち、まるで自分が自ら思考しているような感覚に陥り、それが行動へと変容してきます。
憑依体は姿を隠して、あなたの意識に直接働きかけてくるので普通であれば霊の思考や意識だと気が付くことができません。
そして、思考をそれを再現してしまうことで、あなたはその憑依体に操られ完全に乗っ取られた状態になります。
なぜならば、あなた自身の思考ではなく、憑依体の想いによってその肉体を動かしていっているからです。

普段から行った方が良いこととしては、自分は何を心地よいと感じて、何を大切に扱って生きていきたいのか考え、それを体現して行動していく事です。
そうすれば、いつもの自分とは違う、思考や感情が現れた時に、これは本来の自分では無いと気がつけるからです。

気がついたら、こっちのものです。

気づいたらすぐに除霊してしまえば、悪霊から受けた傷は浅くて済みますし、思考や体も楽になるので、私は早期の除霊が良いと思っています。
もしそれがすぐにできないようであれば、信頼のおける神さまにお願いしたり、本来自分が心地よいと感じている思考に立ち返り、理想の自分が言いそうな言葉を口に出してみるのもお勧めです。それが最初のうちは心から思えなくても大丈夫です。言葉にする事が大切だからです。
ネガティブな言葉を言ってしまった後でも、その後すぐに理想の自分の言葉に塗り替えることをやっていきます。
そうすると、コントロールできないのが面白くなくて、もっと意地悪してくる場合もありますが、諦めずに続けることで、そのうち自分のエネルギーが変わってくるので、あなたに憑依するのを諦めたり、コントロールできる別の人を探して立ち去っていくこともあります。例外もありますが。

他にも除霊とは違いますが、熱いお風呂もおすすめです。体が冷えている人は悪霊にとっては居心地がいいので要注意です。

それでも取りきれない、どうしようもない悪質なタイプは、無理せず専門家に除霊をお願いしましょう。


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