#127 トンボが停まった
すっかり秋めいてきた今日この頃。暑い日もだいぶ少なくなってきた。
仕事へ向かうある日の朝、駅へと自転車を扱ぐ。空気もカラッとしてて気持ちのいい朝だった。
線路沿いの道を軽快に扱いでいると、何かが隣を一緒に走っている。なんだ?と思って凝視すると、トンボだった。
自転車にピッタリとスピードを合わせるかのようにして並走するトンボ。
そっとそこに手を差し出してみると、ひと休みするかのように自分の手に停まった。
しばらく一緒に並走していたが、気がついたらそのトンボはまたどこかへ行ってしまった。
なんとなくやさしい気持ちになった朝だった。
自転車に 寄り添うトンボ ひと休み 新たな旅立ち りとるはぴねす🤗
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