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ホタカアリアケ、ハッチョモサ

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山の思い出を、とどめたい。
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2018年12月の記事一覧

真夜中のスリッパ

数年前の夏のはじめの頃、 私はひどくおなかをこわしていた。 しかも、暑いさなかだというのに…

ぴぽ子
5年前
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土にかえり森になる

コンクリとプラッチックの中に住んでいると、 人は、畳が落ち着くやら、 木目が目に優しいやら…

ぴぽ子
5年前
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あふれるように

なずむ という古い言葉が、 ここで過ごす時間に一番ぴったりくるように感じている。 プラスの…

ぴぽ子
5年前
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しあわせなピース

たったひとつのピースがはまったことで、 パズルがタンタンタンッと完成に近づくことがある。 …

ぴぽ子
5年前
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雪の夜のように静かに

やがて 院に進んだ父は信州を離れ、 「女の園」を訪れる人もゆるやかに、穏やかに、 少なくな…

ぴぽ子
5年前
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思い出のなかに

一旦登ってしまうと下りるのはなかなか大変な「女の園」。 時間がたっぷりあったからか、 備え…

ぴぽ子
5年前
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見晴らしの良い瀟洒な別荘(温泉つき)

父が松本に来る少し前、 穂高の町に北アルプス標高1400メートルの山の上から 温泉を引いてくる引湯菅の建設が始まった。 何回も頓挫している計画で、 まだみんながこわごわ様子をうかがってるような時に、 「センセ、温泉つきの別荘なんてどうだぃ」 と声をかけにきた人がいて、 気のいい和田先生は 「しもてはごちゃっと家がたたるで、  ぱーっとひらけたとこがいいに?」 (下の方はごちゃごちゃ家が建つから、  ぱーっと拓けているところがいいと思いませんか?) などと言われるがままに、

つぁらとぅすとら

知り合いの中で、 一番、不器用で無口な人を思い浮かべてみてほしい。 思い浮かべるだけでちょ…

ぴぽ子
5年前
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