プログラミング教育の必修化について

プログラミング教育が必須化される。
当然浮かぶであろう疑問は、どうやって勉強するべきかだろう。
そもそも学校でプログラミング言語を必修化する目的は、プログラミング的思考を養うことにある。
つまり、学習方法とはプログラミング的思考を養う方法を指すのだ。

実は、プログラミング的思考を養えるツールは、すでに存在している。
ビジュアルプログラミング言語と呼ばれている、絵や図などを用いたプログラミングを可能とするツールがそれに当たる。
直感的な操作と学習の容易さを大きな特徴とするツールで、実践的なプログラミングはできないが、必須化の目的を十分に果たせるものだ。
代表的なものは「Scratch」、「Code Studio」、「プログラミン」、「VISCUIT(ビスケット)」、「アルゴロジック」などで、無料でダウンロードしたり、スマホやタブレットのアプリとして使えるものもある。それぞれ仕様が違うので、自分に合ったものを探せるだろう。

ビジュアルプログラミング言語を用いる勉強法は効率的だが、ウイルスが怖いと感じる人もいるだろう。
そんな人におすすめなのが、「アンプラグド」と呼ばれる方法である。
「アンプラグド」は「プラグを差していない」を意味する言葉で、転じて「電子機器を用いない」ことを意味する。
アンプラグドでプログラミングを勉強するためには、本やボードゲームが必要になるが、電子機器を用いる方法より安全性が高いことは間違いない。

どちらの方法も一長一短で、どちらがいいかを明言することはできないが、プログラミングは学習方法のないものと考えずに、自分が興味を持った方法で挑戦してみるのが大切である。

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