センスってなんだろう。

先週の話ですが。

TCCクラブハウスで開かれたとある会に参加させていただきました。

10人ちょっとのささやかな会でしたが、それだけに活発な意見が飛び交いとても濃密な時間でした。その時に印象的だったことを少し紹介します。


専門コースの中村組でお世話になっているコピーライターの中村禎さんが話題に上げたのは、みんなが知った風に使っている横文字に対して苦言のような、不満のようなもの。


スキーム。アジェンダ。ビッグデータ。○○マーケティング。


ほんとに、ちゃんと伝わってる?

普段何げなく使っているカタカナ語の認識は、実は人それぞれ微妙に違っていて、それが色んなところで円滑なコミュニケーションの妨害になっていることも、あるんでないの?

という話でした。


その後、ちょっとしたゲームをしました。


「センスってなんだろう?」


みんなはどういう風に捉えてる?ちょっと一人一人、自分が考える「センスとは何か」を一言で表してみない?

ということで、付箋に自分の考えを書いてシェアすることに。

(よかったら、センスって一言で表現するとなに?を考えてみてください。)


この時に出た回答が、

  ・空気読む力

  ・判断力

  ・におい

  ・系譜

  ・受け継がれるもの

  ・感覚

              などなどでした。(かなりうろおぼえ)

2、3分しか考える時間がなかったので、みなさん結構慌てたと思います。

「判断力」ってなんかしっくり来ますねー。


ちなみに僕の回答は、「視点」というものです。


センス=視点


理由は、

・例えば絵の話。

ドラえもんの絵を描こうとなった時、たいていの人は真正面から見たドラえもんを描く。そのなかで、ドラえもんの横顔とか後ろ姿を描いている人がいたら、なんかセンスいいなってなりません?それってその人が、ドラえもんを横から見てみようとか、後ろから見てみようとか、人と違う視点を持っていたからだと思うんです。

・例えばスポーツ。

サッカーをしてて、「あいつはセンスがいい」ってなるのって、ここでパス出したら面白いんじゃないかとか、ここでこう動けば相手は着いて来れないんじゃないかという視点を持っている選手なんじゃないかなと。

そんな風に考えてみたわけです。


でもなんか足りない気もする。なんでしょうかねえ。センスって。



まあ結局、「センスってなんだろう」の回答も12者12様だったのです。

言葉の認識が少しづつ違ったら、100%通じ合うことなんてできないよなあ。


だからといって、カタカナ語を使わずに仕事することはもはや不可能でしょう。

だからせめて、自分がカタカナ語を使う時は、人に分かりやすく説明できる状態でなきゃなと思ったのでした。


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