もしかしたら参考になる、わたしのコピーの書き方、考え方教えます



上の写真はブレーン10月号に掲載されている仲畑貴志さんの言葉で、35人のコピーライター、プランナーの方々のコピーの作法を知ることができる「超新訳コピーバイブル」という特集の1ページ目です。


1ページ目がいきなりすごい。笑


その後に34人のプロフェッショナルたちの「コピーの作法」が控えているというのに、「この先は読まんでもいい!」と言わんばかりに、どストレートに核心を突かれました。

とはいえ、「そうですかじゃあこの先は読みません」というほど潔い性格でもなく、すべてありがたく読ませていただいたのですが、59ページに照井晶博さんもこんなようなことをおっしゃっています。

「結局は他人の言葉に頼るんじゃなくて、自分の頭で、自分の言葉で考えることが大事」


ということで、偉い人のかっこいいコピーの書き方を真似したくなる気持ちを抑えて、役に立つか分からないけれど今の僕のコピーの考え方を書きます。



1.予備知識なしで考える。

商品のことを調べる前に、自分なりに、その商品がある意味とか、どんな人が欲しいのかとか、使うとどうなるのかとかを考えて、その途中で拾ったコピーっぽいものは全部メモする。


2.情報を仕入れて考える。

行き詰ったら、商品のことを調べてみる。新しい発見があったらメモする。情報収集のプロセスで見つけた言葉や思いついたコピーっぽいものはすべてメモする。


3.ゼロから考える。

一度リセットして考える。前に書いたものを忘れていて、まったく同じものを書いてしまうこともたまにある。それはそれでよし。


4.売り場で考える。

お店の中のどんな場所に置かれているかなとか、周りにはどんな商品があるかなとか、その商品が置いてあるところにどんな言葉があればお客さんは手に取るかな、とかを考えたり。


5.電車の中で考える。

あの人に売ってみよう。と、勝手にその人の生活を妄想して商品とつなげてみる。中村禎さんの言葉をお借りして言うと、自分の書いたコピーを仮想ターゲットの人にぶつけてみる。このコピーどうですか?と聞いてみる。(もちろん頭の中で)


6.お手本を見ながら考える。

コピー年鑑や名コピー集みたいなものを広げて、パラパラとめくって、自分の中をいいコピーの空気で満たす。スポーツで例えるなら、先輩のきれいなフォームをを真似しながらプレイするような感じなのかな。

自分の中になかった切り口のコピーっぽいものが降ってきたりする。


7.人に見てもらう。

彼女に痛快なダメ出しを食らった日にゃ、「オレより向いてるじゃん!」と落ち込んだりもするけれど、第三者の意見を取り入れることで、自分の中の偏見が修正されることもあるし、コピーっぽいものがやっぱりコピーになってなかったなと気づけることもある。


8.お風呂で考える。

シャンプーの途中に、ある課題のことを思い出してみる。頑張りすぎずに、ぼんやりと。シャンプーの手は止めないで。

だいたいコピーっぽいものが何か1つは出る。


9.広げて考える。

マインドマップを描く。応募期間が終わったら、今回の課題で書いたものを1つさらしてみようかな。コピーを見られるよりもずっと恥ずかしいけど。


10.人の真似をして考える。

これだけやってもなかなかコピーは書けないみたいなので、結局ブレーン10月号に手が伸びてしまうわけです。

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