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6つの係数を計算機で算出

CACIO計算機を使用 3% 10年後
終価係数・・・1.03XX==========(10年後は=を9回)=1.343916
3%複利で預貯金で運用したら、10年後には100万円が134万になっていた時代がありました。

年金終価係数・・・(1.343916-1)÷0.03=11.46386
ちなみに毎月1万円づつ積立てると、年間12万円x10年=120万円
12万円x11.469386=137万6326円
 
資本回収係数・・・1.343916÷11.46386=0.1172306
1376326円x0.1172306=16万1,347円
積立てたお金を10年で取り崩したとすると、1年あたりの受取額は16万1347円、10年で161万3470円の受取額になります。 

これはあくまで3%の分配金等の部分です。
イデコなどで運用する場合の運用管理手数料などを差し引いて計算してみても、複利では大きく増大していきます。年金給付ごとに手数料が差し引かれる場合でのシミュレーションでも同様です。
給付手数料が引かれるから運用益が悪くなるという単純なものではありません。 

特にイデコは、最低税率ラインの所得税5%住民税10%の合計15%で見積もっても、所得控除の効果が大きいので、上記見通しをシミュレーションしてもなお、この控除の効果と最大で95歳まで運用できる非課税のメリットは大きいです。             

なにせこれに、定期的に毎月購入するなど(途中休止可能ほか)の効果が加わります。 戦争が起こった時の上下の変動幅の心配は完全に不必要です。

税金がかかることや、コストがかかることや、出口戦略(人それぞれに星の数ほどあります)にとらわれてないでしょうか?  長期間の資産を守る方法としての効果をシミュレーションすると、想像を絶する効果が隠されていることが理解できますから、必要以上に手数料やマイナス運用にとらわれてはいけません。  投資は下落率に対して、上昇率の方が大きくなります。そういった仕組みがあることを知ることが、今後のライフプランを豊かなものにします。

これも知らないといけません。運用中は所得控除の効果が得られるということは、毎月拠出しながら、まさに今働いている現役時代中に毎年お金が浮いてくるという事実を忘れてないですか?  拠出して運用中のお金が仮にもちろんマイナスでいいのですが、(それは将来の60歳以降に一時金や年金、運用管理者としてさらに運用するためのお金)(さらには、受取人が生計順の遺族か、指定すれば死亡受取人指定もでき、大事な家族への手紙として利用可能)(さらには、なんと死亡保険金の非課税枠と別枠で、500万円x法定相続人の非課税枠も利用できます。) 長い期間の家計の助けと、現役時代の負担減効果があります。 ここを明確にイメージして、無理ない金額をコツコツと拠出していきましょう。  現役時代中の税金が浮くことのメリットは大きいということ。  そして、60歳を迎えるころには、今まで積みあがった所得控除でのメリットがどのくらいあったのか?は概ねその人の源泉徴収票から把握できますね。

少し長くなりましたので、残りの3つの係数の算出方法です。
3% 10年
現価係数・・・1.03÷÷==してから、=========(10年なら=を9回)=0.744093
年金現価係数・・・(0.744093-1)÷0.03=8.53023
減債基金係数・・・0.744093÷8.53023=0.08723

以上お読みいただきありがとうございました。
ぼんころFP1級技能士

追記
FP1級学科試験では、係数が与えられない場合があるので、その逆数を知る必要があります。
価係数⇔価係数
債基金係数⇔年金価係数
年金価係数⇔資本回係数
100万円x1.343916(終価係数)=134万円
100万円÷0.7444093(現価係数)=134万円

計算機で簡単に係数が算出できれば、隠された係数自体が算出できます。
実務でも役立つと思いますので、ぜひ覚えてくださいね。


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