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藤原恭大、”放物線”の魅力

すったもんだあった東京オリンピックも終わってみれば野球に関しては見事に金メダル獲得という結果によかったなーと思う反面、千葉ロッテマリーンズからは金メダリストが生まれなかったという事実も突きつけられている今日この頃。

しかしながら、ロッテ選手に関していえばエキシビジョンマッチでは後半戦に向けて”周到な準備ができた!”と捉えることにして折り返しのシーズンを楽しむことにしよう、と。

そこで後半戦そうそうにワクワクさせてくれているのが、我らが藤原恭大である。シーズン前半戦の終わりに一軍に再昇格して、ガラリと人が変わったように結果を出し、後半戦始まったばかりではあるもののすっかりと見慣れた景色となった”2番・藤原恭大”

今シーズンも開幕当初躓きはしたものの、首脳陣の起用方針のもと彼本来の武器である”思い切りの良さ”を取り戻すことに成功した。

2軍では首脳陣の方針の下、4番起用された。この意図について井口資仁監督は「1番だと何とかして塁に出ないといけないとかいろいろと考えてしまう。余計なことを考えさせずに打席に集中してもらうために4番にした。彼の魅力の一つでもある思いっきりの良さを取り戻して欲しかった」と語る。
本来のスイングが戻ったのを確認すると4番から1番に戻した。そして「絶好調の少し前に1軍に上げようと考えていた。それがこの7月のタイミングだった」と指揮官。上がり調子の途中で1軍昇格させると大舞台でさらに調子は上向いた。

一軍に”復帰”するといきなりその首脳陣の期待に応えるようにあわやサイクルヒットの大活躍。この辺りはやっぱりスターだなって。ここでは”サイクル安打”にならないあたりも楽しみをとっておくよねー。

でもって昨日の試合でライトスタンドへこの豪快なホームラン。基本的には藤原自体は中距離ヒッターではあるものの、彼の創りあげる放物線は凄く魅力に溢れていてユニークだ。

本数という量よりもその1本1本に個性があり、とてもセクシーな放物線はやっぱりマリンスタジアムという海辺にかかるのが絵になる

昨日みたいな藤原恭大の”魅惑の放物線”にこれからも魅了されたい

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