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指導者について

こんにちは
高本道場所属の渋谷カズキです。
プロ格闘家の活動を軸にフィジカルやダイエットのトレーナー、体操競技のコーチとして活動しています。

TwitterやInstagramをフォローしてくださってるフォロワーさんは僕の事をご存知かと思いますが、これからはnoteでも自分の考えや想いを好き放題に書いていきます。

もしよろしければこちらのnoteもフォローして頂けますとより格闘家としての渋谷をお楽しみ頂けるかと思います。

スポーツ指導者として

僕は幼い頃から体操をやってきました。
現在も体操の指導者として携わっており、なんだかんだで体操歴23年という自分でも驚くような年数になっていました。

幼い頃から体操をやってきましたが練習はまぁまぁかなり厳しかったです。(語彙力w)
トレーニングもですけどメンタル面もかなりハードでしたね。

競技特性上、かなり厳しくやらないと大怪我に繋がるので致し方ないですしそれは納得の上で練習に取り組んでいましたから。

ただ今でも腑に落ちない事がありますね。
今思えばニュースになっててもおかしくなかったですし、体操人生に終止符を打っていてもおかしくなかったです。

まぁ理不尽というやつですね。

「あの理不尽があったから今の僕がいる」

とか思いたくないです。

何の役にも立たないですよ、あんなものは。
唯一使えるとしたら仕事やプライベートでの話のネタにはなります。
怪我自慢とか武勇伝っぽくなっちゃうので聞く人からすれば好まれないジャンルの話な訳ですw

(体操の)競技者を終えてから指導者になった訳ですが僕は指導する上で重要視している事があります。

意図の読めない言動(指導)は避ける

選手に考えさせる

最終的に楽しくなるように導く

僕はこの3つはとても重要だと思っています。

意図の読めない言動(指導)は避ける

例えば選手が違う動き、全くポジティブな方向に進まない考え方をしていた場合、適切な技術指導や指摘、フォローをしてあげないといけません。
それも具体的に。

何故その技術が必要なのかという見解もあると尚GOOD。

ですが、これが抽象的で、頭ごなしに言ってしまうと選手は何故指導者から指摘されたのか分からなくなります

理不尽な事を言ったり、突然キレるなども。

何故指導者から指摘されたのか、指導者の考えや意図が読めないと選手は混乱します。
混乱するとパフォーマンスに大きく影響します。

良くも悪くも選手はとても純粋です。
言われた言葉を受け止め、自分なりに理解しようと必死に考え行動します。

が、これが理解ができないまま進むと思考する事を辞めます。

思考を辞めた選手は成長が止まります。

選手の思考を辞めさせない=選手の成長を止めない

その為にはより具体的な指導者の技術指導+必要だと思う見解で伝えるのがベストです。

「選手に考えさせる」

前述した事柄ができている指導者にありがちなミスが具体的な指導ができているのに選手の思考が止まるパターンです。

選手に具体的な技術指導をする際に1〜10まで全て教えてしまうと選手の思考は止まります。よって選手に考えさせない指導者になってしまいます。

与えられた技術だけしかやらない選手は想像力が欠如します。
そうなると自分から新しい事に挑戦する意欲が低下します。

基本の技術→応用・発展

が自分の力ではできなくなります。

日本のスポーツ現場における指導者と選手の関係性はイーブンではなく上下関係になってしまっています。

綺麗に言うと師弟関係ってやつです。

この師弟関係は響きは良いですし、実際に上下関係を容認した上で結果を出しているチームもいます。

というのも師弟関係であるのにも関わらず立場がイーブンなのです。

簡単に言うと指導者だけが一方的に指示や指摘をするだけでなく選手も自分の意見や考えを指導者に伝えてお互いの考え方を共有しているからです。

指導者と選手間に上下が無くイーブンな状態であれば選手は自分で考え伸びていきます。
もちろん上下があってもお互いの考えを尊重できていれば問題ないと僕は思っています。

最終的に楽しくなるように導く

前述した2つはあくまで競技者として上を目指し結果を残す事に重点を置いた場合の渋谷式コーチング論です。

3つ目の項目は教育現場や地域のスポーツクラブでスポーツをしている子供やお年寄りを対象に指導をしている方向けかと思います。
生涯スポーツってやつですね。

もちろん、上を目指す競技者も練習が楽しいに越した事はありませんけど。

僕自身は競技者の指導もできますし、生涯スポーツの指導もできます。
競技レベルが全く違う両者ですが、なるべく練習が楽しくなるように僕は工夫をしています。

例えばわざと失敗するような動きをさせる(怪我や事故が起こらない範疇で)や、選手同士でお互いにコーチをさせるなどです。

方法はいくつもあると思いますが楽しく練習をさせる事でその競技を好きになってもらう、そして夢中になってどんどん自分から挑戦していく、成功失敗を繰り返して更に楽しい、というポジティブなスパイラルを作る事ができます

スポーツは人間教育や人格形成、健康になる為に凄く有効な手段のひとつです。

最後に

スポーツはオリンピックや各プロスポーツ、トップレベルの為だけのものではありません。
ネガティヴな理由でスポーツから離れる人を1人でも減らしたいと僕は願いながら精一杯指導者としても活動をしています。

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