2019ルヴァン杯第4節 G大阪@吹田
お土産に買った八ツ橋を貪り喰いながらこれを書いている。
昨日の試合に関しては非常にデリケートな事柄なので一旦置いておき、旅の部分だけ振り返っておくことにしたい。
出発。
火曜夜に仕事を終え、そのまま新宿バスタへ。退勤後に皆で缶ビールを飲んで帰るのが職場の風習なので、ほろ酔いで夜行バスに乗り込む。以前二日酔いをかかえて高速バスに乗り地獄を見たことがあるが、缶一本なら良い睡眠導入剤だ。しかも幸運なことに隣はキャンセルのため空席。4列シートという狭い空間で赤の他人と一夜を過ごすのは慣れていてもストレスだ。これは幸先がいい。勝てる気がしてきた。
最終目的地はもちろん大阪だが、今回は手前の京都で下車する。
朝5時、京都着。八条口だっけ?しばらく来ないうちになんだか綺麗になっている…。
新し目のテラスでは、疲れ切った外国人グループとホームレスの方々が同じ空間でぐったりと横になっていた。そして京都タワー地下の銭湯はおっちゃんのリサイタルショー会場と化している。ちなみに観客は俺ひとり。それとなくこっちの反応を伺ってくる。関西に来た実感が湧いてきた。
とりあえず観光。
京都に寄った目的は他でもない、観光だ。
情けない話だけど、少しは楽しい思い出を作っておかないと、負けたあとに救いがなさ過ぎるのだ。仲間がいるならまだしも、ぼっち遠征で負けを背負って帰路につくのは結構しんどい。ましてや今回は夜行バス二連チャン。気力が残っているうちに楽しむべきだ。
商店街を歩くと唐突に寺だか神社だかが現れる。これが古都か。すげえな古都。
パンク界隈では知られたレコード屋アビスも既に無くなってしまったので、アテもなくひたすら歩く。激混みの路線バスが嫌いで仕方がないので、移動は全て徒歩で。スタジアム行きのシャトルバスを避けるのも同じ理由だ。ちなみに、あとで確認したら全行程20キロ弱の散歩。ハードすぎる。アスリートか。
いざ吹田へ。
一杯だけビールをひっかけ、職場へのお土産用に八ツ橋を購入(ここまで書いた時点でほぼ完食)、大阪方面へ向かう。京都からでもJRで30〜40分程だ。関西は主要都市間がかなり近く感じる。
試合のことは覚えていない。ちゃんと京都観光しておいて良かった。
と言いたいが、一応備忘録。針谷は良さげだった。プレーのリズムが違うというか、彼が持つときだけ空気が変わるのは素人目にも分かる。近い将来7番を背負っていそうな感じ。まあ何番でもいいや。早くリーグ戦でも見たい。そして力也のミドルは素晴らしかった。あれ毎週打ってくれ。
ガンバのほうは、「ルヴァン杯ならファンウィジョ出てこないだろ」と踏んでいた浅はかな俺を裏切り当然のごとくスタメン、そして当然のごとく得点。踏みにじられたこの気持ち、どうしてくれる。虎視眈々と裏を狙って何度も動き直し、一撃で仕留めてくる。トラウマを植え付けられているためか、居るだけで超怖い。二度と見たくないのでさっさと欧州にでも行けばいい。
帰りがけにトイレで「しんどいなぁ…」と独りごちていたおじさん、相槌こそ打たなかったが、気持ちは同じです。
いっそのことそのまま一泊し、来日しているDescendentsの大阪公演を観ようかと思ったけれど、さすがに気力とお金が保たない。二夜連続の夜行バス移動も今のところ耐えられるが、数年後はどうなんだろうな…と考えつつ、Everything Sucksを聴きながら帰京。しんどいわ。