「生成AIとの付き合い方」について考えてみる
特に最近、チャットGPTやその開発元の大株主のマイクロソフトの生成AIのCopilotの進化が著しいです。
このような状況で我々は「生成AI」とどう付き合っていくべきなのか?ということを考えてみました。
「生成AIとの付き合い方」
そもそも生成AIって何なんだ?
ってことで、チャットGPTに聞いてみましょう。
回答は以下の通り。
「生成AI(Generative AI)は、コンピュータがデータから新しいコンテンツを生成する技術を指します。この技術は、機械学習やディープラーニングの一分野であり、大量のデータを学習して、新しいデータを生成する能力を持っています」
わかりづらいですね。
わかりやすく置き換えると、人間の脳みたいに学習の途中経過がどうなってるのかはよくわからんけど結果として学習できているような仕組み(=ディープラーニング)を作ってインターネット上にあふれる大量データをもとに学習させまくる(大量データ学習)ことで、自分自身でデータを生成できるAIをつくりましたってことです。
チャットGPTとCopilotの違い
ちなみに、チャットGPTとCopilotの違いは現時点ではそれほど大きく異ならないようです。とはいえ、
現状では、
チャットGPTの方がデータ分析や画像生成など多機能を持つ。
Copilotは処理速度が速く、マイクロソフトオフィスなどとの連携が取りやすい。
ってことのようなので、Copilotはビジネス方向に特化していく可能性もあるかもなと思ったりもしますがどうなんだろう。
私は会社で仕事をするときはCopilotを使用しています。やはり、マイクロソフトオフィス環境で基本仕事をしていることもありますし、調べ物をさせるとリンク先を必ず提示してくれるので、仕事で使いやすいです。
逆にプライベートではチャットGPTを多用しています。
チャットGPTはどんどん進化していくので、そういう意味でもチャットGPTは使い続けたいです。
本記事では、チャットGPTをもとにしていきます。
生成AIとの付き合い方を箇条書きしてみよう
思うに、付き合い方は主に三つの観点から考えられます。
うーん、なんか多いですね。
①知らない、使わない、興味がない
②便利アシスタントとして使用する
③小遣い稼ぎとして利用する
④ビジネスに転用する
⑤悪用する
⑥生成AIに仕事を食われる
⑦生成AIに権利侵害される
ただ、大半の人に関係するのは、
①知らない、使わない、興味がない、
②便利アシスタントとして使用する、
⑥生成AIに仕事を食われる、
あたりではないでしょうか。
ですので、今回は、この項目に絞ってお話をしたいと思います。
①知らない、使わない、興味がない
この項目についてはあまり語ることはありませんが、意外と、この層の方多いです。ちなみに、こういうリテラシーへの態度って年齢はあんまり関係ないです。私はZ世代と呼ばれる方を部下にたくさん持ってますが、多くの方はチャットGPTやCopilotに興味がなさそうです。悲しい。
②便利アシスタントとして使用する
次に、便利アシスタントとしての使用です。
チャットGPTは便利アシスタントとして使用できます。
基本的に「面倒だな」と思える作業はだいたいチャットGPTにやらせることができます。
・調べもの
・アイデアだし
・リストアップ
・データ分析
などなど。もちろん、間違った結果を出力することも0ではないのですが、まあ、自分のアシスタントだと思えば、さもありなんです。
要するにあなたの部下だと考えると、間違った報告をしてくることもあるじゃないですか?だから、それを添削するのが上司の役目。
部下が思うように動かないときって、
「部下の能力の責任」であるケースと、
「指示出しが悪い」ケースがありますが、
前者起因の場合って部下を異動させるとか以外ぶっちゃけもうどうしようもないので、「指示が出しを工夫する」以外上司には手がないわけです。
で、この指示だしをプロンプトって呼んでます。
たとえば複雑な作業を部下に行わせる場合って、ステップに小分けして指示を出したりしますよね?それと同じです。
結局、マネジメントがうまい人って、部下への指示だしや使い方もうまいんです。そしてマネジメントが下手な人は、ひたすら部下の愚痴を言いまくったり、合わない部下の査定をどんどん悪くして異動させたりするわけなんですが、それって自分のマネジメント能力に問題があるってことを自ら主張していることにもなるわけです。
⑥生成AIに仕事を食われる
実はこれ、大半の人は関係ないと思います。
なぜかと言えば、現状生成AIの立ち位置が便利アシスタントだからです。
ただ、人数が減ることはあるでしょう。
例えば、コピーライター。
アイデア出しなんかはチャットGPTに行わせて、そこから、それをブラッシュアップしていく部分やクライアントのニーズに一致させられるように動いていけばいいので、当然、作業が効率化されます。
結果的に必要な人数が減るでしょう。ですから、より付加価値の高い仕事ができる人間が生き残ることになる。
とはいえ、こういうことが起こるのは当たり前です。
個人でランディングページを作成されている方。
きっと、今後はランディングページくらいのシンプルなものであれば、AIでどんどん作成できるようになるでしょう。
ノーコードでホームページが作れるようになったのと同じ流れですね。
ですから、これも付加価値の高い方が生き残る。
とはいえ、これって、これまでも少しずつ起こっていた世の中のトレンドと一致してます。
まとめ
ですから、生成AIを便利アシスタントとして使いこなして、より、付加価値の高い作業にリソースを集約させることができていれば、ぶっちゃけ、そんなに仕事とられる心配ってないわけです…。
難しいのは、
「クリエイティブな要素と技術屋的な要素」が一体となったような仕事をされていたような方々ですよね。
生成AIは進化し続けており、画像作成や映像作成までこなせてしまいます…。こういう方々からすると、生成AIを使用することにより、権利侵害が起きるリスクと自身の作業の利便性を上げるメリットが常に同時に襲いかかってくることになるので、絶えず、恐怖にさらされることになります。
しかし、一般的な人々からすると、この点はあまり深く心配する必要はなく、権利侵害をしないよう配慮しながら、生成AIを便利アシスタントとして使いこなして、より、付加価値の高い作業にリソースを集約し、自身のパフォーマンスをあげることに終始し、余った時間を有効活用すればいい、と言えるのではないでしょうか。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?