手術後2−3週間 意を決して病院に
痛くて眠れない
1週間が過ぎても痛みは変わらなかった。
幸いなのはちゃんと排尿できることだ。病院では「一番良くないのは排尿ができなくなること」と言われていた。
トイレに行くと「オシッコが出た」と天の神に感謝しながら、その直後に来る痛みに「地獄だ」と真っ逆さまに叩き落とされていた。
相変わらず夜は痛みとトイレに悩まされる。膀胱がまだ小さくて柔軟性が戻っていないのだろう、頻繁に尿意がやってくるのだ。
思い切って病院に電話
あまりに痛みが引かないので心配になった。時間が解決してくれると信じてはいたが、1か所の手術痕から出血も止まらないので思い切って病院に電話をした。
泌尿器科に繋いでもらい、状況を説明したところ、翌日のお昼の診察が一段落するタイミングでいらっしゃってくださいとのことだった。
車で約15分の距離だが、椅子にきちんと座れないので大丈夫かなと心配ではあった。妻に同乗してもらい(妻は市内限定でしか運転をしない)行くことにした。
なんとか運転ができた
私のボルボは割とクッションが効いていて座っても痛みは強くはならなかった。外出すること自体が怖かったので、かなりの覚悟を持って病院に向かった。幸い車の運転自体は15分程度で問題なかった。行き先も病院だし、何かあっても対応をしてもらえる安心感があった。
駐車場に車を停めて100メートルほどをトボトボと歩く。受付をして2階の泌尿器科に行き看護師さんに状況説明をする。
先生に話を聞いてもらい薬を変える
担当の先生は不在だったが、泌尿器科の先生に簡単な診察をしてもらった。特に問題はなく、痛みの対処だけ出来れば良いようだった。
カロナールが全く効かないと説明をしてロキソプロフェンを処方してもらった。この薬は強くて胃が荒れる可能性があるので、合わせて胃薬のレバミピドを処方してもらう。
また決死の覚悟で運転をして自宅に帰る。気持ちは「決死」だが実際の運転は問題ない。ボルボは今やぶつからない車になりつつあるし安定した走行が出来ている。
自宅に帰って早速ロキソプロフェンを服用する。30分もしたら痛みがスッと消える感覚があった。
正直「最初からこの薬を持たせて欲しかった」と思う。
ちなみに消える痛みは以前書いた1番目の会陰部の痛みだけです。排尿痛のような一時的な強い痛みには効かない。
眠れる
ロキソプロフェンを飲み出したら夜眠れるようになった。睡眠の成分があるという意味ではなく、痛みがないので好きな姿勢で眠れるからだ。
さらに膀胱の柔軟性が戻ってきたのか、夜トイレに行きたくなるのは1回になる。
これは大きい。
仕事もZOOMを使っての会議なら1−2時間はできるようになる。
ネットでベッドで使う小さなテーブルを買ってそこにパソコンを置いて、ちょっと寝そべりながら参加にはなるけど。
この頃は大体1日に1回程度の会議参加をしていた。
ロキソプロフェンは1日3回まで。夜寝る前に飲み、朝食後に飲み、夕方に飲むと大体1日痛みを感じずにいることができる。