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OTTはこう使え!超定番無料プラグイン活用法

こんにちは。
すとらげです。

今日は、超定番無料マルチバンドコンプ『OTT』の活用方法について解説して行きます。

OTTとは

OTTはXfer Recordsというメーカーから出ている、無料のマルチバンドコンプレッサー・プラグインです。

あのクラブ系定番シンセSerumでも有名なプラグインメーカーです!

FabFilterなどのマルチバンドコンプと違い、挿すとさらっとした印象になります。
用途もだいたい決まっており、パラメーターもシンプルなため、プロアマ問わず多くの人に愛用されています。

無料ダウンロードはこちらから

↓ ↓ ↓

https://xferrecords.com/freeware/

活用方法

基本的なノブの説明などは、相当量で回っておりますので、今回の記事では使い方ではなく、どういったものに活用できるかを解説して行きます。

基本的のはエレクトロ系のイメージですが、他にも用途があるので、参考になればと思います。

シンセにかける

今更ですがゴリゴリのEDM系の曲ではよくシンセにかけることも多いです。
デジタルでコンプ?と思う人も多いですが、多数のシンセによるレイヤーの多い今時の楽曲だと、不要な音を薄くして、さらっと仕上げミルフィーユのごとく重ねていく工程では重宝することも多いです。

EQ処理とは違う、張り付いて薄く存在感もあり整うという利点があるので、なんかシンセの音が微妙だなと感じたらさして見るといいかもです!

ただ、設定によっては、リリースをかなり拾うので、原音シンセのエフェクトと相談しながら使用しましょう!

ストリングスにかける

これは少し意外かもしれませんね。

最近は安価で太い音の本格的なストリングス音源も多く販売されております。
サブスクで手軽の使えるものもありますよね。

ただ、そのままだとリッチすぎて、望んだ楽曲イメージに合わない部分も多いです。
アニメでのBGMや歌物ストリングスを使う際、少し薄めのがいいケースもあり、EQ処理だと難しい時もあります。

そんな時は、OTTを挿すことで解決することもあります。

前段で軽くEQ処理をしつつ、後段でOTTをかける感じです。
この時、OTTのデプスが深いと不自然になるので、15〜40%あたりで調整してみましょう。
すると、存在感を保ちつつも、いい具合にライトにさらっと仕上がってくれます。

この曲だと、イエーガーのストリングスが太すぎて、他にいい音源もなかったのでそこにOTTをかけて少し薄くしてある例です。エピック系の曲と比べると、平面感を感じると思います。※ソロ音にはかけてないです。

https://audiostock.jp/audio/911591


FX生成用

これは、スネアやスウィープ、リフター系のサウンドに、リバーブをかけて、(またはAUXに飛ばして原音は普通になっている状態)その後段にOTTを挿し、潰して引き伸ばすというものです。

うっすら鳴らすと、ノイズやアンビ効果も得られるので、色々と試して見ると面白そうです。

かけ方によってはだいぶ暴れるので、ボリュームフェーダーで切れ具合をオートメーションで調整したり、長めにオーディオ化して何パターンかサンプルとして保存し、さらにエディットして使うのも良いですね!

音が素直に引き伸ばされるので、使いやすいと思います。

↓この曲だと、ダウンリフターや、シンバル、スネアの音をAUXで飛ばしてリバーブ▶︎OTTの順で押して、聞こえないくらで裏でなっているという処理をしています。

https://audiostock.jp/audio/896906

舞台でいうスモーク効果もあり、アンビ系が入ると隙間が埋まります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
他にもシンセだけ集めたグループトラックに挿すこともあります。

無料なのにここまで使えるなら、とりあえずゲットしておきたいところですね!
かけすぎは、音の破上にも繋がるので、本来の音を活かしたいのであれば、崩さないよう調整研究してみてください。
単音、全体でそれぞれいいバランスのところを探って行きましょう。

それでは次回もお楽しみに!




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