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ぜんぶ、すてれば  中野 善壽

 伊勢丹、鈴屋で新規事業や海外進出を成功させ、その後台湾へ渡り、大手財閥企業で経営者として活躍。2011年寺田倉庫のCEOに就任、老舗大企業を機動力溢れる組織へ変貌させた、中野善壽氏の本です。

生き方の根幹にあるのは『何も持たない』こと。            何も持たないからこそ、                          過去の縛られず、未来に悩まず、                     今日を大切に生きることができる。

今日出来ることは、今すぐやる。                     明日死ぬかもしれないから。

人の評価は気にしない。                         自分自身が納得できるか。

人が中心で、会社が道具。この関係性を間違えないようにしたい。

目標はいらない。                           がんばり過ぎたら、やめていい。                      こだわるべきは細部ではく、大きく自然な流れをつくること。         不自然な力みが生じたり、「どこか自分らしくないな」と感じたとしたら、そろそろやめる時期だと思ったほうがいい。

五年後なんて考えなくていい。                       今日を楽しく、                                      夢中になれることに集中する。

世の中に安定はない。                          常に流れるのが自然の摂理。

所有は安定を生まない。                           ものを捨てれば、自由になれる。                                       ものを所有することは安定を生まない。むしろ不安が増えるだけ。

飲み会は捨てる。                             人間関係は、頑張って広げなくていい。                              夜は早く帰って休むか、好きな趣味や好きな人との時間に費やす。

人付き合いを捨てる。                                   未来を語れる仲間だけでいい。                     付き合いを続けたいのは、明るく未来を語れる仲間。                   愚痴や不満を言っているばかりの人とは、自然と疎遠になります。

慣れを捨てる。                                     見知らぬ人との会話が刺激になる。                            人間は慣れるとバカになる。                      だからできるだけ不慣れな機会に身を置くことが大切

執着を捨てる。                                        精神の自由を選ぶ。

花も人も、                                          対比で引き立つ。                                       世の中のすべてのものは、”組み合わせ”によって、生かされたり、殺されたりする。僕はそれを生け花で学びました。

情報は最小限しか入れない。                                大事なのは、すでに起こったことではなく、                    未来について考える時間をより多く取ることです。

迷いなく、やると決める。                            ただし朝令暮改。                             僕はやると決めたら、迷いなくやります。                    状況が変われば、行動も変えなきゃいけない。

できないものは、できない。                                諦めて次に進めばいい。

やめることを                                         躊躇しない。                                  

世の中捨てたもんじゃない。                              楽観主義でやり直せばいい。                                 

未経験でいい。                                    自由な発想で、とにかくやる。                       

自力にこだわらない。                                 他力を借りれば、なんとかなる。

過去や実績で判断しない。                                 未来を語れそうな相手と組む。

気になった人には、                               すぐ会いに行く。

人に頼むなら、                                  信じて任せる。                                      できたら褒める。できなかったら我慢する。

ホウレンソウも企画書も要らない。                           求めるのは結果のみ。                                   人に言われてやらされる仕事なんて面白くない。                     現場のことは徹底して現場に任せる主義。ホウレンソウなんて要らない。           仕事を始めるための仕事が膨大に立ちはだかるなんて、無駄でしかない。

死んで花実が咲くものか。                              会社やチームは生き残ってこそ。                             どうすれば生き残れるか、どうすれば人から期待される存在になれるか。   それが第一優先であって、「人からどう思われるか」なんて顔色を窺っていちゃあ、手遅れになる。

部下を育てるなんて、とんでもない。                          ただ必死に関わるだけ。

自分だったらこうやる。                             批判精神が仕事を磨く。

価値を高める発想が                                      改革を生む。

耳を澄ませて                              場の声をじっと聴く。                                                                                             「ああこの場所は、もっとこういうふうに生かされたいと思っているんだな」 ただ、じっと場の声に耳を傾ける。そのためには、やはり日常に余白は必要。慌ただしく、余裕がなければ、本当に大切な声は耳に入ってこない

こだわりを捨て、                                  相手が求めるものを差し出す。                                 その場の雰囲気をよく観察して、相手のカルチャーやルールに合ったものを新たに考えていく。

聞けば誰かが教えてくれる。                             既存の組みあわせでいい。                                             すでに世の中にある技術を勉強した上で、「ちょっと違いを出すにはどうしたらいいかな?」と考えてみればいい。ずっと考えていたら、ある日突然ひらめいたりする。

すべての行いは因果応報。                                  責任と覚悟と希望を持つ。

お金の使い道は                                       自分の心が決める。                                             自分の心が「価値がある」と感じられたものに、お金を使いたい。


【感想】                                       色々なしがらみに囚われず、身軽に、                 1日1日を大切に過ごせたらいいですね!             

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