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ルーツを辿ることの意義

五稜郭と箱館奉行所


函館=聖地巡礼であることは否定をしないが、Buddyがいてくれたからこそ、今回の函館弾丸ツアーはまた一つ思い出深いものになったと思う。
その象徴が「箱館奉行所」だ。
ちなみにBuddyにとっての函館は、GLAYだけではなく、もう一人愛してやまない「土方歳三」という人物にとっても縁の地であるために、二重に聖地巡礼を意を成す。
そのBuddy(やっぱり文章上でもちょっとしっくり来ないので、以降は相方に戻します。)が行きたい、味わいたいと言って今回のスケジュールに組み込まれた場所が「箱館奉行所」。
歴史に疎く、土方歳三と聞いても、並み以下の知識しか持ち合わせていな自身にとっては、何の意味がある場所なのかの理解もないまま、入館料500円を払って、建物の中へ。

結果、入館料が本当に500円でいいのか?と思えるほど、非常に価値の高い場所だった。それもこれも、相方がじっくりと見たいと事前に言ってくれていたから。相方よ、ありがとう!
箱館奉行所、しいては函館五稜郭がなぜ建設(という言葉でよいのか?)されたのか?という理由を、恥ずかしながら今回初めて理解できた。
函館に来るたびに・・・とまでは行かずとも、今回足を運ぶのは2回目以上にも関わらず、ただ「五稜郭」という場所というか、その景観やタワーから見下ろす函館の360°ビューを楽しむことしかできていなかった。
今思えば、なぜこのような形をしたものが、この場にあるのか?そういえば、四稜郭っていうのも聞いたことあるけど、何で四と五?なんてことを疑問に思えなかった自身に、軽く腹立たしさすら感じる。

その歴史や、箱館奉行所がどのような意味をなし、今あの場に復活を遂げたのか、展示物や説明動画をみることで、相当理解が進んだ。当時の建築技術の高さにも圧倒された。
それらすべてを満喫できて、ちょっとした飽きないような仕掛けも施されていて、それでいて500円は破格だ(大事なことなので2回言います)。
函館に行くという友人がいたら、ぜひとも五稜郭内部を散歩しがてら、箱館奉行所に寄ることを勧めたい。

・・・で今回のタイトルの意味を。
好きな人やことを探るために「聖地」に足を踏み入れるのは、その人やことのルーツを知りたいという欲求の表れだと思う。自身の場合は、心を動かされた音楽がどのような場所で生まれ育った人から生み出されたものなのかを知りたくて、メンバーが愛する街を堪能したくて、何度も足を踏み入れる。
その場所でしか味わえない空気感があるから、その地を踏みしめないと実感できないものがあるから、聖地を訪れる。
今回は、それをもう少し時間軸としては前の段階から知ることができたし、もっと知りたいと思えた。

1853年にペリーが来日して、当時の「箱館」を開港するように迫ったことから、海外との玄関口となった函館。古き良きを尊び、残しながらも、新しいものや考え方を拒むのではなく、まずは受け入れてみると文化が、函館には根付いているのでないかと思うと、なぜ、GLAYというバンドがここまで活動を途切れさせることなく続けられているのかを紐解くヒントにもなるようにも思える。

ん?箱館奉行所とか、五稜郭とか言っているけれど、結局帰着するのはGLAYじゃんっあたりは、私らしいっちゃ私らしいかなというところで、この記事はお開きにしよう。

でも、「箱館奉行所」は、函館観光時には、行くべし!!


https://www.goryokaku-tower.co.jp/

↑上から見る景色も素敵だけれど、まずは五稜郭の中をぜひとも歩いてほしい。

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