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給湯器が壊れた?給湯器の故障の原因を5つのポイントに分けて簡単に解説

給湯機器の寿命についてですが、ガス機器や石油機器には、安全上支障なく使用できる標準期間である設計上の標準使用期間が定められています。
使用頻度や使用環境など個々の状況により異なりますが、
標準的な使用条件のもとで使用した場合の設計上の標準使用期間は、
家庭用は、製造から10年と設定されています。

https://www.noritz.co.jp/aftersupport/hosyu/kyutoki_tenken.html

給湯器は10年経つと故障するの?

メーカー側が設定している標準仕様年数は10年ですが、メンテナンスに気をつければ、実際は12~13年ぐらい持つ場合は多々あります。


給湯器が故障するとどうなる?

☆お湯が出なくなる
お湯が出なくなるので、お風呂を沸かしたり、床暖房をつけたりすることができなくなります。

【1】給湯器の水漏れ

給湯器からちょろちょろと水が漏れている漏水状態ですと水道代が気になりますし、安全に使い続けることも難しくなります。

まずは、可能であれば給湯器の耐用年数を調べておきしょう。最近の製品であれば、自分が使用している耐用年数は給湯器に貼られたラベルを見るとわかります。10年~12年、13年前後のものが多いです。

【2】給湯器の水漏れの原因

水漏れは給湯器で起きがちなトラブルの一つです。いくつかの原因が考えられます。

① 経年劣化

給湯器の寿命=耐用年数は10年程度~14年ぐらいです。
もし、その耐用年数が経っていて水漏れを起こした場合には経年劣化の可能性があります。
よく経年劣化しやすい箇所は下記の3点です。

経年劣化しやすい箇所
・ナットの緩み
・パッキンのゴム
・配管のつなぎ目

② 凍結

冬場に多いトラブルになりますが、配管内における水の凍結が考えられます。
水→氷になると体積が膨張しますので、配管の破裂を招きます。
暖かくなり、氷が溶けた出す外気温になった時にその破裂箇所から漏水を起こします。


③ 施工不良・初期不良

新しく給湯器を取り付けたのに漏水をする場合には、
給湯器自体の初期不良か設置工事の施工不良の可能性が考えられます。
その場合、取り付けた設置業者に連絡してみましょう。


【2】お湯が出ない

お湯が出なくなることも比較的起こりやすいトラブルです。
洗面台だけ、お風呂だけなど一箇所のみお湯がでないのか、お風呂の追い焚きができないのかなど、どのような状況かをチェックする必要があります。

☆チェック方法
・ガスコンロが火がつく場合、ガスは供給されているかどうか確認する
・次に洗面台だけ、お風呂だけでないなどどの蛇口からお湯が出ないかを確認しましょう。

お湯が出ない原因

お湯が出ない原因は、給湯器本体に原因があったり、電気系統が原因だったり、蛇口の故障など様々な原因が考えられます。
原因が特定できない場合は、専門業者に連絡しましょう。

① 水道管の凍結

蛇口から水も出ない場合には、水道管のトラブルが考えられます。水道の止水栓や元栓、ガス給湯器の給水元栓を調べましょう。断水していないかどうかもあわせて確かめます。

② 蛇口の故障

1箇所だけお湯が出ない場合は、その蛇口自体が故障している可能性があります。この場合、蛇口の修理が必要です。

③ 停電など、電気系統

コンセントを差し込んで動かすタイプの給湯器は、電力が供給されないと動きません。

地震や落雷などで停電したり、ブレーカーが落ちた場合や給湯器の電源プラグが外れている場合などは給湯器が動かなくなりますのでちゃんと電気が供給されているかどうか確認しましょう。

④ 給湯器のメンテナンス不足

水は出るが、住宅内の蛇口からお湯が出ない場合、給湯器のメンテナンス不足が考えられます。
給湯器の水抜き栓フィルター(ストレーナー)にゴミ等が詰まっていないか調べましょう。

⑤ ガスの元栓(もとせん)

ガスの元栓(もとせん)が閉まっている場合には、ガスコンロも含めて、ガス製品すべてが使用できなくなります。ガスの元栓(もとせん)はガス機器の長時間使用や地震などで自動的に遮断される場合があります。
そのため、ガスメーターが動いているかどうかを確認しましょう。

【3】ぬるま湯しか出ない

お湯は出るが、設定している温度まで上がらないことがあり、ぬるま湯しか出ない。お風呂のお湯がなかなか温まらない等、お湯がぬるい原因はどこにあるか考えられるでしょうか。

お湯がぬるい原因

ぬるま湯しか出ないのは、給湯器自体の不具合、それ以外の原因の可能性が考えられます。
エラー表示が111などと数値がリモコンに表示されていないか確認しましょう。
ガス給湯器・給湯器メーカーのホームページ等でエラーコードを検索して確認すると、原因を特定することが可能です。

① 給湯器の設定温度

リモコンを確認し、給湯器の設定温度が低いなら、適温に設定しましょう。キッチンと風呂のリモコンが一つになっている場合、優先モードを解除しましょう。

② 同時給湯(どうじきゅうとう)

お風呂とキッチン、床暖房など、複数箇所で同時にお湯を出すと温度が上がりきらなくなる場合があります。
適正な給湯能力がある給湯器を使用していない場合に起きやすい。
もし、それに該当するようであれば同時使用を避けるようにしましょう。
また、性能の高い給湯器への交換を検討してみるのもいいかもしれません。

③ 循環フィルターの目詰まり

お風呂のお湯が上がらない場合、
浴槽の循環フィルターにゴミや汚れが溜まっている場合があります。目詰まりを掃除しましょう。


④ ガス栓・止水栓

給湯器のガス栓・止水栓は全開にしておかないと、お湯を温める機能が活かされません。水抜きなどでガス栓や止水栓を閉じ、その後に戻す際には必ず全開にしましょう。

⑤ 水温

冬期で水温が低いと、適温になるまで時間がかかることがあります。
設定した温度のお湯がでず、温度が低いぬるま湯がでつづける場合は、給湯器本体の燃焼系または制御系に何らかのエラーが生じている可能性が考えられます。

制御系に異常がある場合、温度調整が制御デク機内状態であるため、予想外のかなりの高温のお湯が出ること可能性もありますので、この機会に性能の高い給湯器へ交換を検討してもいいでしょう。

【4】給湯器から異音がする

給湯器は通常、作動中に作動音が聞こえますが、
何らかの不具合があれば、異音が聞こえる場合もあります。
もし、ガス給湯器や給湯器から異音がする場合は、配管や循環パイプの不具合の可能性も考えられます。
リモコンのエラーメッセージ、電源ランプ、燃焼ランプを確認して、その状況を専門業者に伝え、相談しましょう。

異音の原因について

① ガス漏れや不完全燃焼

特に何かが燃えるようなボンッという音がした場合、ガスの匂いがしたら、ガス漏れや不完全燃焼の可能性があるため、即時に使用をやめて、ガス会社か専門業者に連絡・相談して点検してもらいましょう。

② 給排気

ゴミやホコリ、虫などが入り込んでいると、給排気にトラブルが起きます。メンテナンスをして、それでも異音がする場合には業者に点検を依頼しましょう。特にゴーッという音が聞こえる際には、この可能性があります。

③ ファンモーター

異音がした場合、ファンモーターの故障や異常がないか、専門業者に早めに点検・確認してもらいましょう。

【5】給湯器から異臭がする

いわゆるガス臭などの異臭がする際には、給湯器に何らかのトラブルが起きている可能性があります。対処に不安がある場合は、専門業者かガス会社、消防などに必要に応じて連絡・相談してみましょう。

原因について

ガス管などに不具合が生じると、ガス漏れが発生し、異臭がすることがあります。
給湯器の異臭は極めて危険な状態です。
ガスが関わっていますので、火災や爆発、一酸化中毒による事故の恐れもあります。そのため、すぐに給湯器の電源をオフにし、ガス栓を閉じましょう。


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