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ゲームストップ株の混乱とは?

ゲームストップ社は米国テキサス州に本社を置く世界最大のゲーム小売店で、現在5509店舗を展開している企業。

投資家たちがredditにあるコミュニティ板(サブレディット)の「ウォールストリート・ベッツ(WSB)」に集結し、2021年1月27-28日の午前にかけて、ネット証券であるロビンフッドを通じて、大量の買い注文を入れたことにより、ゲームスポット社の株価は、4.5倍(469.42USD, 39%高)に急騰した後、一転68%安まで急落して、終値は44%安となった。

ロビンフット社は、乱高下したゲームストップの銘柄について、個人の取引を急遽制限した。その後、29日には限定的に制限を解除すると発表したところ、ゲームストップ株が、再度40%近く上昇した。

この取引制限に対して、多くの個人が損失を出しただけでなく、株価操作といった疑惑や、ヘッジファンドだけが自由に取引ができて、個人ができない状態に陥ったことに対して集団訴訟をする動きなどもある。

ロビンフッドが、いわゆる取引手数料無料のサービスであったことや、投資経験の少ない若者をユーザーとして大量に集めてきたことが影響しているかどうかはわからないが、SNS内でのそういったユーザーたちの動きが、想定以上の大きな影響(予期せぬ暴動?)をもたらしうることを裏付けた事象となった。

今後こういった影響は大きくなっていくと思われ市場の不安材料となっている。

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