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バイトが終わったので、大学生活をまるっと振り返ってみた

大学1年生の終わりから関わらせてもらっていた、大学生協主催の新入生向けパソコンスキル講座講師の任務が、きのうで無事区切りを迎えた!!!
思い返すと、大学生活の中で順調に道を踏み外していった始点ともいえるものであり、その終わりに得られた感覚は、(もっと若い頃からの)学生生活の集大成ともいえるものだったなと感じている。
せっかくなので、長~い大学生活を振り返って、今回の経験で得られた学びをおさめてみた。
(一部、ゆかりの深い人物の名前を出させてもらっている)

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始めてから終えるまでの回想ーこれまでの学生生活

始まりは大学1年の終わり頃ーある冬の寒い日に、たまたま構内の本屋さんに貼ってあった張り紙を見て、それまでのバイトとは違い「何か学びとか刺激がありそうだ」と直感で応募したのがきっかけ。
それまでいまいち大学の外の世界とのつながりの持ち方がわからなかったわたしは、面倒見が良く、これまでの大学生活では出会わなかったような先駆的な先輩であるわっぴさん(和田 勇気)に出会い、そこから一気に刺激的な外の世界へ飛び出していくのだった。

「これまで出会ったどんな人より破天荒な社会人てぃさん(河崎 呈)との出会いから、株式会社S-DREAMへのインターンをしたこと。」
ーーとりあえず面白い大人がいるからとわっぴさんに河原町に呼び出されると、こんなに楽しそうに生きている大人がいたのか。とあぜん。次の日には何故か名古屋のてぃさんの自宅の引越しを手伝うため突然名古屋へジャンプ。そこから週末には京都から名古屋まで行き映像制作のプロジェクトに携わることになったり。今思い出すと、この辺からわたしの行動の軸はブレずに「面白いか否か」。本当に破天荒だった。ナイス自分!

「インターンメンバーのさっちゃん(大羽 皐月)との出会いから、海外一人旅の練習企画【タビイク】を知った大学2年の春休み、さっちゃんに紹介されたシャンディさん(岡村 龍弥)のラオスプランへの参加を決めたこと。」
「タビイクの2週間東南アジアの旅から帰ってきて、旅に魅了され、2ヶ月後に1年間の休学と世界一周を決めたこと。」

ーーすべてが新鮮なバックパッカー生活、そして東南アジア。眠っていた好奇心を含めた「自分らしさ」が爆発した。帰国してから「普段の生活に戻って、せっかく自分の中に起こった変化、思い出せた”自然体の自分”がなかったことになるのは絶対に嫌だ」と、これまで選択してこなかった「恐怖」の裏側に確実に存在する「ワクワク」を感じる方向へー休学と旅という道に進んだ。

「帰国後、タビイクで知っただいちゃん(佐野 大地)の人生を語る発表会を見て、LIFE DESIGN SCHOOL(LDS)への参加を決意したこと。」
ーー半年間、自分と仲間の人生に向き合うプログラムの中で、手放しかけていた「感情」というエネルギーの尊さを身に滲みて感じた。「人をワクワクさせたい」「自分が楽しく学べなかったぶん、”楽しく””感動的に”学べる人が増えてほしい」という願いを見つけた。

「再びパソコンスキル講座に携わり、クラスリーダーを務めたり、運営メンバーのチームビルディングに試行錯誤したこと。」
ーーちょうどLDSが終わる頃、久しぶりにわっぴさんから連絡が来た。内容は、懐かしの講座リーダーアルバイトのお誘い。そのとき自分の中にあった願いと繋がって、再度チャレンジする意味を見いだして始めた。

再チャレンジしたバイトにかけた願いと、立ちはだかった苦手意識

そこでやったのは、2年次やっていたグループファシリテーションとは違って、クラスの司会進行や運営メンバーの統括。始めてみると、自分の苦手が詰まっていることに気づいた。


「緊張して頭が鈍って話せなくなる。論理的に伝わりやすく話すのが苦手。」
「コアメンバーにクラスリーダーにグループリーダー、いろんな役割を同時進行で担い、どれがなんだかわからなくなる。複眼的思考が苦手。」
「全体の進行を担う際に、”独り”でやっている感覚になる。周りと繋がり、協力をうまく得るのが苦手。」
「オフラインだと近づきやすかったものの、オンラインだと一定の距離を詰められない。こちらから話を盛り上げに行くのが苦手。」
「みんなとフラットな関係性でいたい。メンバーへの厳しい関わりが苦手。」
「そもそも、パソコンスキルは本当に表面しか知らなかった。細かい知識面のインプットが苦手。大学生活も大雑把に生きていたから、アカデミックなルールの取り扱いも苦手。」

本講座が始まると、毎週の講座の日に向けて身体症状が出たりして、シェアハウス内で週に一回ある対話の時間や友達との対話の中でも、出てくるのは講師をすることへの恐怖。
何度も辞めることを考えて、わっぴさんに相談した。あるとき、ついにやめることを心に決め、それを伝えるためにわっぴさんに電話したとき、

「それは、くるみんが講座にチャレンジした当初の目的から逃げてるんじゃない?感動する学びを提供したいって夢があって、自分まるごと表現していきたいって思ってるのに。講座もひとつの表現だとしたら、どうしたい?自由に、くるみんが作りたい場にできるんだぜ」

という感じのことを言ってくれた(たしか)。本当にその通りだ、と思い直した。わたしは、意気込んでやり始めたことを最後までやり遂げないないことで、いつも自分自身で自分に対する評価を下げて苦しんでいた。

そこから「わたしが作りたい場とは」を考え直したとき、「講師一人で完結するんじゃなくて、スタッフみんながフラットに関わり合い補い合っている。受講生含めてその場のメンバー1人として欠けては作れない場」「教える人自身が楽しく学びに向き合っているからこそ、学ぶことにワクワクできる場」だった。

そこからは「どうやったらほかのスタッフの手を借りれるか、どうやったらみんなが助けを求めやすいコミュニティになるのか」を軸に動き、結果的にそれが運営チーム全体の結束強化に繋がった!と思っている。

みんなが弱さを出して助けを求められる、補い合える場になった。わたしがやるせなさ、怖さを感じたからこそ作れた場だった。
それ以来、わたし自身そのチームの居心地がどんどん良くなった。それに伴い、クラス運営もリラックスして取り組めるようになり、楽しくできることで、一定のパフォーマンスを保てるようになったのだった。
諦めないでよかった!いい成功体験。

最後のクラスー思い起こした学びに対する信念

そんなこんなで、今日は前期クラスのフォローアップクラスが、初の対面で行われた。

最後に質問された「図書館の使い方、本の探し方」という質問に対して回答した自分の言葉や受講生と向き合ってた自分の在り方が、あらためて”楽しく””感動的に”学べる人が増えてほしいっていう願いに沿っていて、我ながら「いい感じ」って思ったので、今後の自分への戒めとしても、ここに残しておこう。

図書館は偉大だ(みんなの学費そのものだし)。”レポートを書くために”必要な文献を読むのも大事だけど、もっと大きな「自分の好奇心や愛してるものごと」と繋がるために、図書館を活用しよう。
とりあえず、図書館を隅から隅まで歩こう。その中で、ビビッとくる本を数十冊選ぶ。そうやって自分の関心を多角的に見出すことで、これからの学生生活において、目の前に落ちてる単位じゃなく自分が本当にほしい単位を取りに行ける。

レポートのために勉強するんじゃない。
自分が興味のある分野を、知識を使ってレポートを書くんだ。学問領域は跨ぐことに新しい楽しみがある。
レポートを書かされるんじゃなくて、書くのだ!

自分自身が大学生活で少しずつ少しずつ腑に落ちてきた、本当に贅沢で幸せな勉強経験について話せて、少し願いが叶った気がした。目をキラキラさせて聴いてくれた1年生のみんなの顔が目に焼き付いて離れない。

わたしの大学生活を着火させ、最後まで刺激的な経験をさせてくれた講座にはあらためてありがたい気持ちでいっぱい。

やっぱりわたしは、どんなことでも心を忙しなく動かしながら生きてたいんだな。そして、そんな強い想いでこそ人生が面白くなるんだって再確認できた。本来楽しくて贅沢なはずの勉強を、本当に楽しいんだって言い続けられる大人でありたい。
ありがとうございました。楽しかった。

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