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10月27日今日の日記

小さいワイングラスに氷ふたつと一緒に入った赤ワイン、うまい。なんだか見た目もかわいらしく、いろんな意味で酔える。

ひさしぶりに日記を書くな。昔から、日記をつけるのは決まって恋しているときか落ち込んでいるときだった。わたしの5年日記は本当に穴あきで、著しく気分が上下しているエピソードしかない。日常が「無」じゃないってことは、それだけで尊いのかもしれないね。

今日は、突然発作のように【寂しさ】が訪れた。訪れたというより、突き刺さってきたという方が正しい。そういうのは大体一瞬の出来事なので、きっかけは忘れた。ただとにかく、「誰にも共有できない」と思っている類の【寂しさ】だった。今も抱えている。たまにはこういう場所で弱音を吐いてみるのもいいなと思い始めた。いい感じだ。何度でも、人目を気にしないようになったといいながらやっぱり気にしたり、乗り越えたと思っても気付けばまた同じ暗闇にいることだってある。だからこそ、何度でも鮮やかに立ち戻ろう。今持っている苦しさは、思い込みだ。そうか、苦しさは、思い込みなのかもしれない。今、信じている思い込みは「わたしの中にある寂しさや悲しみは、自分の近くの人を悲しませてしまう。だから、誰にも口外してはいけない。だって、何かのきっかけで、自分の大切な人の目に触れてしまったら申し訳ないし、かわいそうだから」。そうやって神経質になって、苦しかった。自分の中に出てくる気持ちを否定するように、またなっていた。それが苦しかったんだなあ。

ひさしぶりに苦しくて、そういうときに思うのは、「ああ、優しくされたい。【無条件に】」そのとき、自分の普段の人に対する接し方を思い出す。判断し、処方箋をすぐに渡していなかったか。ああ、今ワインで目の前が若干ぐらつく中で思うのは、「生きてるだけで、丸儲け」。生きていることを、奥底で常に楽しんでいたい。【わたしだからこその楽しみ方】が、それぞれにとってあるんだから。

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