きたかるの家 プロジェクト #001
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きたかるの家 プロジェクト #001

※ 個人的なメモです。

本来であれば、建築家の野々山さんに送ればいい情報なのだけど、どうせなら公開して保存し、自分の思考や行動の定点観測にしていこうと思う。

飯田家会議終了

北軽井沢の家は、自分のものではなく、あくまで家族のものだ。今は使ってないとはいえ、それをどうするかは、家族で話し合った方がいい。

両親と3人兄弟、計5人。集合することはかなりまれだ(正月でさえも)。本件のためにLINEグループをつくり、姉の家に集合。

ただ、ふだんそれほどコミュニケーションを取らない兄弟なのだけど、北軽井沢の家への感覚や考えが一致していたのは驚いた。

・あの場所に、家族や親族が行ける憩いの場があることは望ましい。
・ボロボロだから新築だってやむ終えない。でも、今の家の何かを引き継いだ形にしたい。

「誰も使ってないのだから売っちゃえばいいじゃん」という話になっても全くおかしくないと思うのだけど、それは一切出なかった。

きほん、「いいかたちで残していきたいね」ということだ。

「別荘の管理人」

新しい家は僕の「住居」なのか、はたまた家族と使う「別荘」なのか。

この点は、自分の中でもうまく落とし込めていなかった。

基本的には自分が住むので「住居」でいいのだけど、もともとの家の機能は「別荘」だった。そこは、新しく家を設計する時にも関わってくる点だ。

もっと言えば、あの家は、自分が死んだあとも使われればいいと思っている。あの家を愛して購入した祖母が亡くなったあとも家族が使っていたように、自分が死んだあともあの土地に家があり、誰かが使うことを僕は望んでいる。

主体は自分ではなく、「あの場所」なのだ。

自分よりも長い長い時間を経るであろうあの場所の歴史の一点に、「飯田光平という人間が古くなった家を新しくした」とだけ書かれていればいい。

上記のことや、「1年中住むつもりだけど、別荘でもありたい」と説明しながら、ふと「自分は別荘の管理人、という感覚でいたい」という言葉が出た。

内心、(ああ、これだ)と思った。現状の物事を大きく転換させる言葉ではないけれど、このワードを思いついたことで、自分のスタンスを認識することができた。

僕は、別荘の管理人として、あそこに住んでいたい。

リフォームか、新築か

はじめは、リフォームありきで考えていた。

費用面が理由ではなく、自分が慣れ親しんだ「あの家」が残ることに意味がある、と強く感じていたからだ。

それが大きく揺らいだのは、ReBuilding Center JAPAN の東野夫妻の家に泊まったのが理由だ。
(どうでもいい白状をすると、東野(あずの)夫妻なのだけど、PCの変換の都合上、東野(ひがしの)夫妻と入力している。その度に、少し心苦しい)

端的に言えば、断熱が施され、とてもあたたかった。

もうこれは、その効能を自分がどれだけ言葉を尽くしても伝えられないだろうと、なかば説明を放棄している。自分自身が、そうだったからだ。

断熱。あたたかい。

この字面を見て「ふーん、そうなんだ」と腑抜けていた自分の感覚を、ごっそり変えられた。

あたたかくせねばならない、と。

そして、自分が無意識に「暑い時には暑さを、寒い時には寒さを感じるのが自然であり、正しい」という美意識を握りしめていたことにも、気がついた。

断熱とは、自然の営為に逆らうことだ。

ここまで明確に言葉にせずとも、それに近しい想いが僕の腹の底にはあった。今は、そう思う。

さて、「断熱を本気でやろう」と思ったはいいものの、現状の茅葺き屋根の家では、それが難しい。

すでに隙間だらけの家の隙間を埋めるより、はじめから隙間のない家をつくる方が有効的だからだ。

ただ、家族にそれを説明するにも、断熱は実感していないとどうにも伝わらない。

なので、じっくりと「本当はあの家を残していきたい。その前提で計画書も野々山さんにつくってもらった。しかし、それでは断熱面で厳しいと分かった」と話した。

すると、拍子抜けするぐらいに「あの家をリフォームしたって、住むのは難しいんじゃないか? 建て替えだろう」という言葉が帰ってきた。

ああ、ホッと一安心。

Reading

似たテイストの『これからのリノベーション 断熱・気密編』はちらっとめくったことがあるのだけど、新築が濃厚になってきたので、こちらを入手。

手元にあるが未読。本書に近しい住宅探訪の本も手に取ったのだけど、設計部分よりは、そこに暮らす物語といったテイストが強くエモーショナルだったので、もう少し実際の設計に触れたものが欲しくて入手。

手に取ったことはあるけれど、改めて精読中。軽井沢とは地理的条件がほぼ同じなので(北軽井沢と軽井沢は、近いけれどあくまで別の地域)、以前よりも力を込めて読めている。とても好印象だ。調べていると、本宅が建築界ではかなり名が知られているということを今さら知る。

ひとまず上記の3冊。もう少し生々しい、「ふつうに住宅を建てる」ことに触れている書籍にも目を通したいのだけど、これだ、と思うものを見つけられていない。

自分はいくら借りられるのだろうか

費用面については、いくら自分が意気込んで

「3000万でも5000万でも払ってやる!」

と言ったところで、その額を用意しなければ話にならない(もちろん、そんなには払えないけど)。

なので、まずは信金に行って「自分にはなんぼ出してもらえるのか」を確認しないといけない。今週中には、行こう。

こんな家にしたいぞ、メモ

・とにかく本の収納を。
 本は増える一方だ。3000〜5000冊はいきたいが、どうなるか。

・2階(ロフト?)が欲しい。
広い2階はいらない。ただ、「森を高い視点で味わう」場所がほしい。

・ゲストルーム(1室か?)
家族からの要望。自分も同意。「実際、家族が総出で泊まりに行くことなんてほぼないだろうし、1室あれば十分」と家族の弁。

・風呂も部屋である。
お風呂は湯船に浸かる場所、というよりは、音楽を聞いたり本を読んだりと、長い時間を過ごせるひとつの部屋として機能させたい。とは言っても、湯船が広ければそれで十分、という話な気もしている。

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藤沢市→東京→上田市。ちょっぴり大きい古本屋さん、バリューブックスに所属しています。気がつけば、本にまつわる仕事ばかりしてきました。