4900文字の概要欄
どうも、根本です。
この間の事なんですけど、僕、高校を卒業いたしまして、そりゃあもう盛大な卒業式だったわけなんですけども、卒業式は学校全体のイベントとなわけで、それとは別にクラス単位でもお別れ会みたいなのがあったんですね。
そこでうちのクラスは一人一人がビデオメッセージを作ってみんなで見る、みたいなことをしたんですけど、そのビデオをYouTubeでクラスメイト間で限定公開することになったんです。
そこで概要欄に何を書くかという話になって、概要欄の文字数制限が5,000字だということで4,900字書きました。
割と地獄でした。
割と地獄だったけど多分誰にも読まれていないのでnoteに供養という形で掲載しようと思います。
個人的にだいぶ面白いので読んでみてください。
それでは、どうぞ
この度は、3−□クラスイベント第三弾30秒動画集をご覧いただきありがとうございます。今回の動画は非常に多くの方々のご協力によって成り立っています。まずここで皆さんに対しての感謝を述べさせていただきます。本当にありがとうございました。
実はこの動画を作るにあたってみなさんにお伝えしなければならないことがあります。それは私がまだ十歳だった頃の話です。あの頃の私は恐ろしいほどに若く、無知でした。今思えばなんであんなことをしたのか、皆目見当がつきません。今の私だったら絶対あんなことはしないですね。だってね、そりゃあの時代だったら許されたかもしれませんけど、今日のこの令和の時代にもうすぐ大学生にもなるって人があんなことしたら世間からどんな目で見られるか………想像しただけで背筋が凍りそうです。(凍りそうなだけかーい!笑笑)
でも本当になんで若かりし頃の私はあんなことしたんでしょうね。いくら十歳だからってもう少し分別があってしかるべきだと思うんですけど。やっぱあれですかね、当時見てたテレビとかが影響してるんですかね?あの頃私が見てたテレビといえば………なんでしょうね。えっと………例えばプリキュアとかですかね?プリキュア………そうなんですよ、私小学校卒業するまではプリキュア見てたんですよね。別にすごい好きだったとかとかではないんですけど、習慣っていうんですか?怖いものですよね、小さい頃からずっと毎週日曜の朝はプリキュアだ、って体に染み付いちゃってるんです。だから別に見たくなくても気づいたらテレビつけてたんですよ。こう、ボーっとテレビを見てて終わった頃にハッと気づくんです。「私、今プリキュア見てた…」って。だからあれですよね、自分では見てたつもりはなくても蓄積されたプリキュアのデータが私をあんな風に行動するように仕向けたんですよ、きっと。
そう考えるとプリキュアも考えものですよね。あんな朝から子供に悪い影響を与えるものを放送してるわけですから。あんなのど深夜にしたほうがいいですよ絶対。もし今度子供が生まれたら日曜の朝は4チャンに固定ですね。ヒデちゃん出てるし。ヒデちゃんの出てる番組に悪い番組なんて一個もないですからね。うちはもうお母さんがヒデちゃんのこと大好きで小さい頃からずっとヒデちゃん英才教育を受けてきたんですよ。日曜のお昼は必ずウチくる!?でしたし、車に乗ると「明日にONE WAY」がヘビロテでしたから。
おかげで私もヒデちゃんと出会うことができたし、お母さんには大大大感謝です!ありがとーう!おかあさーん!笑(照)
というわけで私の起こした事件について詳しく話したいと思うのですが、当時十歳だった私は小学四年生でした。そういえばずっと思ってたんですけど、小学校って6歳で入学させてかつ6年制じゃないですか、6歳、6年制、そして私実は6月生まれなんですよね。これが何を意味するか、賢いみなさんならもうおわかりですよね?そう6が三つで666………きゃーーーー!!!!!そうなんです私、悪魔の数字に愛された人間なんです。
〜よくわかる解説〜
タケシくん:なんで666が悪魔の数字なんだろう?
ものしり博士:ほっほっほ、おもしろいことに気付いたねタケシくん
タケシくん:あっ!この村一番の物知りのものしり博士だ!ねぇ、なんで666が悪魔の数字って呼ばれてるの?
ものしり博士:それはな、キリスト教の聖書の中の「ヨハネの黙示録」に登場するツノが10本、頭が7つある獣が好んで用いた数字が666であるということから、不吉な「獣の数字」として恐れられたんじゃよ
タケシくん:へぇ〜そうなんだ!あれ?でも僕が聞いたのは「獣」の数字じゃなくて「悪魔」の数字だよ?ちょっとものしり博士〜、今はもう人生100年時代、もうボケ始めちゃったら今後生きていくのが大変だよ〜?
ものしり博士:失敬なこのじゃりん子が。わしはまだ55だし、ボケてなんかおらんわい。第一本当にボケてる老人に対してもそのセリフは絶対言っちゃいけないぞ。いくらボケてるからって人生が楽しくなくなるわけではないのだから。お前は自分の父親や母親が本当にボケてしまった時そんなふうにおもしろがって同じセリフが言えるか?言えないだろ?そうやって自分を主軸にして考えられないからインターネットなどでトラブルが起きるんだ。第一なんだ、今は個人個人が尊重される時代だなんて言っておるがまず人の気持ちが考えられない奴に尊重されるような個性があるわけがないだろう?自分は何もしていないクセに少しでも自分が不快になったらすぐ他人のせいにする。それこそ一番個人の尊重に逆らった考え方ではないのか?そんなことじゃこの国もといこの世界はおしまいだ。私にはわかる、決して遠くない、いや、もうすぐにやってくる未来に人類の滅亡が待ち受けていることが。なんせわしはものしり博士じゃからの〜
タケシくん:なるほどな〜
(実際は不吉な数字だから悪魔が好きだろう、ということから悪魔の敬愛する「獣の数字」として言われているそうです)(テキトーに調べたので間違ってても文句言わないでください。我慢できないならtwitterにでも投稿してください)
だから私は悪魔に選ばれし人間なんです。気安く逆らわないほうがいいですよ?これは私が中学二年生の時の話なんですけど、美術の授業中に私の絵に色々コメントしてきたやつがいたんですよ。その時私はおとなしくそいつの話を聞いてたのですが、後日そいつは交通事故にあって右足に全治4週間の怪我を負いました。理由は説明しなくてもわかりますよね?一方私はそいつのアドバイスのおかげで見事市内のコンクールで最優秀賞を取ることができました。
それはさておき、私が小学四年生の夏、事件は起きました。私の家族、父と母と弟と私は家族旅行ということで日本一の面積を誇る我が国屈指の農業大国、北海道に出かけました。2週間という長旅の中で初めの1週間はとても楽しいいわゆる”普通の旅行”を楽しむことができました。ここからはその旅の様子を弟の絵日記から引用してお伝えしようと思います。
1にちめ
きょうはほっかいどうにきました。ほっかいどうはひこうきにのってすぐついてしまうので、ぜんぜんパズドラができませんでした。つまらなかったです。
2にちめ
きょうはほっかいどうのあさひやまゆうえんちにいきました。ゆうえんちまではパパがうんてんするくるまでいきました。とてもとおいかったのでパズドラのランクが700まであがりました。
5にちめ
きょうはふらのというところにいきました。メロンをたべました。とてもおいしかったのでいっぱいたべようとしたら、パパにまほうせきをかってあげるからがまんしなさいといわれました。うれしかったです。
7にちめ
きょうはおすしをたべにいきました。ぼくはいくらがすきなので10さらをたべようとしましたが、パパがまほうせきをかってあげるからがまんしなさいといわれました。うれしかったです。
というように私たち家族はとても有意義な時間を過ごすことができました。そう、最初の1週間は。
事件が起きたのは8日目、私たちは前日食べたお寿司とジンギスカンでおなかがいっぱいだったことと、ハイキングの時に出会ったアメリカ人家族としたサッカーの疲れでこの日はホテルでゆっくりしようという話になっていました。ちょうど天気予報でもこの日だけ雨の予報だったので、私は逆にこんなについてることもあるもんだなぁ、ラッキー!と思っていました。そう、あの事件が起きるまでは。
父と母は部屋でテレビを、弟はロビーでスマホをいじっていました。何をしていたのかはよくわかりませんが、弟はその時だけはとても幸せそうな顔をしていました。そう、あの事件が起きるまでは。
私は自分の家の周りと北海道の街の様子の違いが気になったので自宅の周りと北海道にある畑の数と農家の数を調べることにしました。するとなんとびっくり、私の家の周りにある畑の数のなんと5257倍もの畑が存在することがわかったのです。しかしここで私は気がつきました。同じ面積のエリア内で調べないとしっかりとした比較にはならないということに。なぜ私が自分の犯したミスに自ら気づくことができたかって?それ毎日たった30分進研ゼミをやったから!進研ゼミは自分に合った教材をセレクトしてくれるから効率的に勉強をすることができるんだ!これで最高の学生生活を送れるぞ!と私は思っていました。そう、あの事件が起きるまでは。
ホテルの周りを少し散策しているととてもいい雰囲気の喫茶店と出会いました。ふだんなら怖くて初めてのお店には入らないのですが、その時の私といえば北海道旅行ということでひどく興奮していました。そう、あの事件が起きるまでは。
ドアを開けると人の良さそうな年配のマスターがカウンターに誘導してくれました。するとマスターは急にこんなことを言い出しました。
「 https://twitter.com/9re9re9re9re9re」
「え?」
「 https://twitter.com/9re9re9re9re9re」
私にはマスターが何を言ったのか全く理解することができませんでした。そう、あの事件が起きるまでは。
私はなんだか気味が悪くなり、コーヒーとパンケーキのセットを注文し、足早に店を後にしました。
そしてホテルに戻ってきたらちょうど夕ご飯の時間だったので一旦部屋に戻り、家族でそろってホテルのバイキングに行きました。そのホテルは東京帝国ホテルで修行を積んだ超一流シェフが在籍しており、毎朝市場で厳選された食材だけを用いた絶品グルメが勢ぞろい!設定金額は22,000!果たして一位を獲得するのは誰か!というようなナレーションが聞こえてきそうな素晴らしい場所でした。私の大好物でもあるちくわにきゅうりを刺したものもあり、とてもおいしかったです。私はもう「人生勝ち組だ!」という気分に浸っていました。そう、あの事件が起きるまでは。
お腹いっぱいになった私は急に眠くなってきたので、ぱぱっとお風呂に入り、夜9:30、ベッドに入り、夢の中へと旅立ちました。今思い返してみても最高の1日だったなと思います。そう、あの事件が起きるまでは。
さて、ここまで読んでいただきましたが、私が先ほどから再三申し上げている「あの事件」とは一体なんなのか、もうお分りいただけましたね?では、お答えをどうぞ。
ふむふむ…なるほど………
さすが○○市立△△高等学校第X期卒業生の皆様です!ご名答でございます!
大変おみそれいたしました。もしかして少し簡単すぎましたかな?
こんな恥ずかしい過去をみなさんにお伝えするのはいささか気が引けたのですが、問題の難易度をあげればバレることもないだろうと油断していしまいました。まさかこうもあっさりと見破られてしまうとは………恥ずかしくてお嫁にいけません笑
このことは絶対に他言無用でお願いしますよ。
というわけでこの長く続いた「超難問!人には言えない恥ずかしい過去を暴け!〜夏の北海道に流れるコンツェルト〜」にお付き合いいただきありがとうございました。
この問題が解けたのなら皆様の未来は安泰間違いないでしょう。
きっと近い未来、光の国の妖精、メップルとミップルを見つけ、伝説の戦士になる力を与えられるかもしれませんね。
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