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ドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」

月9でやってたとは思えないくらい、1話目から重すぎる...。これを月9でやってたのすごすぎる。
ベタなすれ違いもありつつ、全員が全員、かわいそうを背負いこんでいる!と思いながら見ていた1章、その終わりでまさかの震災。だから2010年始まりだったのね...。

坂元裕二のドラマって、大豆田とわ子とかもそうだけど、セリフ回しや話し方が特徴的なキャラクターが多い気がする。そういう意図があるのかな。今回も皆けっこう独特だけど、曽田さんの喋りが、言い回しがすごい独特で、真似しちゃう。2回言うんだよなぁ。それがすごい残るのよ。伊吹も真似しちゃうよね。

人生ってタイミングだよなあと悉く思わせられるドラマでした。だが、それにしても終始、杉原音のことを好きになれない。ずるいというか。伊吹と練を振り回しまくってるこの女なんなんだ~。いい人ぶってるけど、結局伊吹をずっと傷つけて。東京ラブストーリーのさとみ並にイラつく。
お互い優しくて、優しさゆえに木穂子と別れられなくて、朝陽と別れられなくて。最初から両思いなのに。あえて付き合わない。っていう。すごいストーリーだな。

あと曽田さんと音の会話が壊滅的につまんないんだよなあ(笑)だからドラマがつまらないとかじゃなく、リアル世界でありそうなリアルなつまらない会話という感じ。

巷で有名な修羅場芋煮会も見れて良かった。あのシーン、かなり好きです。あと雪が谷大塚って実際の駅名で、そこがまた絶妙でよかった。

坂元裕二のインタビューから「有村架純さんと高良健吾くんが決まり、「人生はつらいけど、恋をしているときは忘れられる」というテーマで第1話を書いたんです。」

#2
晴太「東京は夢を叶えるための場所じゃないよ。東京は夢が叶わなかったことに気付かずにいられる場所だよ」
#3
木穂子「私は新しいペンを買ったその日から、それが書けなくなる日のことを想像してしまう人間です。誰にとっても特別な存在になれないのなら、始めからそのつもりで付き合えばいい。」
「私は朝起きると、始めに今日1日を諦めます。」
#4
朝陽「夢って大変なものなんだよ。めんどくさいし、鬱陶しいし、捨てようとしても捨てられない。縺れた糸みたいに心に絡んで取れなくなる。それが夢。」
#5
晴太「恋人には2種類あるんだよ。好きで付き合ってる人たちと、別れ方が分かんなくて付き合ってる人たち。」
朝陽「僕を好きになりなよ。僕だったら君に両思いをあげられるよ。」
#7
静恵「音ちゃんを見てると、音ちゃんのお母さんがどんな人だったかわかる。練を見てると、練のお爺ちゃんがどんな人だったかわかる。私たち、死んだ人とも、これから生まれてくる人とも一緒に生きていくのね。精一杯生きなさい。」
#9
木穂子「優しいと優しすぎるは違うよ。恋愛って不平等なんだよ。奇数は弾かれるの。しょうがないよ。」
朝陽「音ちゃんが誰を好きでも構わない。世の中には、2番目、3番目に好きな人と幸せになった人の方がきっと多いはずだよ。恋が始まらなくていい。ここで生きよう。一緒に生きよう。」
#10
朝陽「恋愛って決めることじゃない。いつの間にか始まってるものでしょ。決めさせた僕が言うことじゃないけど。」

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