アイデア創出のコツ その4

アイデアのレイヤー(層)分けを明確にする。
自分のアイデアが仕組みやシステム(ビジネスモデルを含む)のレイヤーか、研究や技術のレイヤーかに分けて、それぞれに実現可能性を測定しなければ、アイデアが急に貧弱になる。

仕組みやシステムレイヤーのアイデアであれば、実証実験が大規模になることがあり、いかにスモールに、コストを掛けずにデータ採取ができるかを頑張らないといけない。

研究や技術レイヤーのアイデアの場合、必要な機材を揃えて、またはソフトウェアを試作してみる必要がある。

社会実装されるアイデアは大抵二つのレイヤーが織り合わされたものが多い。
研究や技術レイヤーの論拠は豊かに提示するものの、仕組みやシステムレイヤーの論拠が乏しくなってしまうケースが多い。

その場合、「アイデア創出のコツ その1、その2」に戻り、決して飛躍せず、隙間なく敷き詰められたロジックを組み立てる必要がある。
そのロジック自体が実証実験に代わる論拠となり、他人に雄弁に語ってくれるだろう。

アイデアをレイヤー分けする人は意外に少ない。
レイヤーごとに俯瞰した分析、定量的な論拠を示せば、大体納得のいくアイデアが生み出されるものだ。

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