フェアチャイルド

さて前回の予告通りフェアチャイルドについてです。

フェアチャイルドを知ったのはダウンタウンのラジオ、ヤングタウンでYOUさんがレギュラー出演されていたころに遡ります。

まずかわいい声の人だなと。バンドをやってるらしい。ラジオで「小さな星」という曲が流れていてギターのイントロフレーズ、当時としては斬新なバンドサウンドとコンピューターサウンドの融合、そしてYOUさんのボーカル。

かっこいい。単純にそう思いました。

三人編成であのバンド感。実際はベースの戸田さんが関係する「SHI-SHONEN」というバンドの面子が支えていましたね。

ライブも何度か行きましたしファンクラブにも入会していました。

解散理由はYOUさんが語っている通りだと思いますが確かに追いかけていたファンからすると「ごっつええ感じ」以降、YOUさんがバンド活動よりタレント活動に移行しだしたなと。

ボーカリストとしてはすごく魅力のある方だったんですがそんなに熱心ではなかったのか時折メディアで発言されているのを見るとショックでしたね。（笑）

ギターの川口さんもギターキッズの心を鷲掴みするようなギタープレイだったしベースの戸田さんは少し大人の、でもすごくポップでキャッチーな楽曲が多くYOUさんの声によくマッチングしていたと記憶しています。

ファースト、セカンドアルバムぐらいまではコンセプトアルバムの様相が強くサードアルバム「ウクレレ」からいわゆるフェアチャイルドの世界観が爆発したんじゃないかと思います。

そして「せかいのうた」二枚組の「W」がオリジナルアルバムでしたね。

ベストアルバムという位置づけだった「Comme à la radio」が最後の音源でした。

ビデオパッケージは「ライブ　ウクレレ」「ビデオ　グランプリ」の二本がリリースされていますが廃盤ですね。

我々世代のバンドはすごく短命でその時代を駆け抜けていったイメージが強くセールス的に伸びないまま解散していった黎明期だったのではと思います。ですが思い出も多くノスタルジーに浸るには余りあるほどの感動を残していってくれました。感謝。