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夙川ボーイズのお膝元で起きた奇跡

これまた2020年の下書きのリライトなので、ここの日付は2020年のものだということを先に書いておくね。これは11月中旬の連休に有馬温泉に行った時の話。

わずか3日前に起きた出来事であるが、わたしのようなうっかりさんが今後困らないためにも、参考になればと記しておく。

ことの顛末

まあ、ざっくり言うと、どこで無くしたかわかんないお土産と高価なストール入りの紙袋が、奇跡的に戻ってきた話である。
興味なければここで終わってもらっても全く構わない。

連休初日の21日、わたしは朝6時前に夜行バスを三宮で降り、マックで早めの朝食を食べた。
この日は、夙川の「廣田神社」にお参りすることとなっており、待ち合わせ時間は夙川駅改札10時。
4時間の時間を潰すために、マックで1時間半、三宮駅内のカフェで1時間半を過ごす。
そして、2回の朝食を経て、満を持して阪急電車に乗った。

待ち合わせ時間30分前には改札に着くので、場所間違えても余裕のはず。
たまたま、電車の方向を間違え、ホームを移動し、そしてたまたま、乗った電車の号車を覚えていた。
予定通り夙川駅に着いた私は、早速南出口と北出口で迷う。
そして、友人にメールするも、返事なし。
まだ時間あるし…、と、肌寒くなったのでストールを巻こうと思ったその瞬間。

ストールの入った袋どこじゃ?!

となったわけで。
さすがのわたしも、自分がお土産とストールの入った紙袋を置き忘れていることに気づくことになる。
ところが、すでに電車降りてから15分経過。
とりあえず、駅の案内所に駆け込む。
電車に忘れ物をしたことを告げると、乗った電車の到着時間と号車を聞かれる。
覚えているのでスラスラと答える。

あれ?待てよ?
持って降りて、ベンチの上で荷物整理したんじゃね?
とりあえず、ホームに入れてもらい、降りたホームへ確認に。

ない。やっぱり、どこにもない。

北出口の案内所にも聞いてもらう。
ここにもない。
とりあえず、電車が終点の梅田に着くのを待ち、電車内にあれば、梅田まで取りに行くことで確認。
梅田から連絡あるのは、集合時間の10時。
とりあえず、ここで別れて別行動かなあ。
ギリギリまで考えよう。


親切な駅員さん

ぐずぐずと落ち込んだけど、まあしゃあないと思い直し、みんなに別行動をお願いしていたところ、中から駅員さんが出てきて、梅田駅にはなかった旨と、広瀬神社行くなら、帰る前(再度駅前に来た時)にもう一度確認する際の連絡先を教えてくれた。

半分諦めつつも、そこまで気にかけてくれる駅員さんには感謝しかなかった。

広瀬神社


時期的に七五三ということもあり、数家族が七五三のお参りに来ていた。

ここの神社は御利益があるから、失せ物のお願いをしてみては、という友人の勧めもあり、お賽銭をはずんでお願いしといた。

実は、紙袋には友人に渡すお土産と、仙台でキミさんとお揃いで買ったシルクのストールが入っていた。
このストール、35,000円もしたので、わたしにしてはかなり大きな買い物だったけど、キミさんが絶賛してたのでモノは間違いないからと思い切って購入した経緯がある。
わたしにとっては洋子ちゃんのストールに次いで高価なものなのだ。

なので、かなりの落ち込み具合だった。

神さま、お願いしますよ。

おすすめのパン屋さん

その後、友人のおすすめのパン屋さんameen's ovenで昼食。
ここもめちゃくちゃ美味しかった。

美味しいパンを食べている間は、失せ物のことを忘れることができた。

しかしそんな時間もあっという間に過ぎて、我々は再び夙川駅へ戻ることになる。

交番あるじゃん

駅に戻り、再度駅員さんに確認し、教えてもらった番号に確認するも、やはりどこにもなかったとのこと。
諦めてこのまま有馬温泉へ向かおうとなったその時、「交番あるじゃん。」と友人。

あ、ホントだ。
ダメ元で聞くだけ聞いてみたら?という声に背中を押され、ダメ元で聞いてみる。
「ひまわりの絵の紙袋の落とし物ありませんでしたか?」
(大分の人ならご存知、トキハの紙袋です)

「あ、少しお待ちくださいね。」

(やっぱりないよね、)と心のどこかで思っていたのだったが、「コレですかね?」と目の前に出されたのは、紛れもなくわたしの紙袋だった。

「あ、コレです。」

神様おったわ〜!!!!!!!!

中にはシルクのストールと、ゴマだしと、饅頭。
わたしのお土産もすべて無事。
「バス停のベンチにあったらしいですわ」

バス停のベンチ?
そういえば、立ち寄ったかも。

そうして、わたしのトキハの紙袋は奇跡的に無事に戻ってきたのである。


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