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阿頼耶識と生命現象とフラクタル

ヘッダー写真はCreated by Wolfgang Beyer with the program Ultra Fractal 3. - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=322029による

これはここのところずっと考えていることなんだけどなかなかまとまらないので覚え書き程度で記す。

【阿頼耶識=生命現象=フラクタル】

1. 阿頼耶識生命現象の根本である。

2. 生命現象の根本とはフラクタル現象のことである。
シナプスと宇宙構造、血管と河川や樹木、雲の形態など、無限に繰り返されるフラクタル現象とはこの宇宙のあらゆるところで見られる「パターン」である。
以下でフラクタルについての説明を続ける。

フラクタルの具体的な例としては、海岸線の形などが挙げられる。一般的な図形は複雑に入り組んだ形状をしていても、拡大するに従ってその細部は変化が少なくなり、滑らかな形状になっていく。これに対して海岸線は、どれだけ拡大しても同じように複雑に入り組んだ形状が現れる。
そして海岸線の長さを測ろうとする場合、より小さい物差しで測れば測るほど大きな物差しでは無視されていた微細な凹凸が測定されるようになり、その測定値は長くなっていく。したがって、このような図形の長さは無限大であると考えられる。

・フラクタルとは「図形の部分と全体が自己相似(再帰)になっているものなどをいう」
・フラクタルが無限に繰り返される理由はそのフラクタル次元が無理数だからである。
・なぜ生命現象がフラクタルなのかについての説明としては以下のようなものがある↓

血管の分岐構造や腸の内壁などはフラクタル構造であるが、それにはいくつかの理由があると考えられている。
例えば血管の配置を考えたとき、生物において体積は有限であり貴重なリソースであると言えるので、血管が占有する体積は可能な限り小さいことが望ましい。一方、ガス交換等に使える血管表面積は可能な限り大きく取れる方が良い。この場合、有限の体積の中に無限の表面積を包含できるフラクタル構造は非常に合理的かつ効率的である。さらに、このような構造を生成するために必要な設計情報も、比較的単純な手続きの再帰的な適用で済まされるので、遺伝情報に占める割合もごく少量で済むものと考えられる。

3. このように、樹木の枝分かれや雲の発生や海岸線や宇宙構造までもが無限に繰り返されるフラクタルすなわち生命現象なのだとしたらそれらもまた阿頼耶識であり、人間もまた生命現象なのだから当然ながら阿頼耶識すなわちフラクタルである。

4. 結論として、ここから「阿頼耶識とは、生命現象を含むありとあらゆる再帰的な動的現象のことであり、それは単に人間における心(脳)的な(無)意識活動に限定されるものではなく樹木の枝分かれや雲の発生と同様のフラクタル現象といえる」という考えが導き出されることになる。

【参考資料】

「脳においてシナプスによって結びつけられたニューラルネットワークもまたフラクタル」なのかもしれない。
↓では「ディープドリーム」という「グーグル社が発表した人工ニューラルネットワーク(心の内側で起きている事象を視覚化するシステム)の悪夢のような画像」が紹介されている。

↑より引用↓

ニューラルネットワークはシナプスの結合によりネットワークを形成した人工ニューロン(ノード)が、学習によってシナプスの結合強度を変化させ、問題解決能力を持つようなモデル全般を指す。
ディープドリームで処理された画像は、LSDおよびサイロシビンが誘発する幻覚に似ており、人工神経回路網と視覚野の特定部位との間の機能との類似性を暗示している。

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