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虚数世界へようこそ!!

・人の能力の多くは遺伝である
私は若い頃から予知夢を見る人間だった。
これは母がそうだったし、曾祖母もそうだったらしい。
甥っ子もまたそうである。
あるきっかけがあって、自分にも母と同じような予知能力があると知ったのは18歳の時だ。
それまでは、幼いころから同様の夢見の能力を持つ母からそのことについて(曾祖母の話も含めて)度々聞かされていたが、自分にもその能力があるとは思ってもいなかった…というより、「そのような能力を発揮する必要があるような重大な出来事がそれまで自分自身の身の上に起きていなかった」せいだろう、たぶん。
そんな風にある一定の期間そのような能力が「封印」されることがあるというのは、冝保さんや江原さんもまたそうだったらしいし、同様の話は他の能力者にも多い。

べつにそういった能力があることを自慢したいわけではない。
誰にだって、「絵がうまい」とか「走るのが早い」とか「歌が上手い」「数学が得意だ」といったそれぞれの「才能」があり、それらの多くは「遺伝」で、そのうちのひとつに「予知夢を見る」という「能力」も含まれているにすぎない…と考えているからだ。
それに「野球がうまい」といっても、「甲子園に出た」というのと「プロの一軍でレギュラーメンバーだった」というのとはその「能力」には歴然とした差があり、かといってカンチガイしないでほしいのだが、私は「プロの一軍でレギュラーメンバー」が「甲子園に出たことがあるだけ」の人よりも「偉い」などとはこれっぽっちも思っていないのだ。
清原を見てればわかるでしょう(笑)。
たとえその親や子の人間性がどうであれ、森進一と森昌子の息子は超絶歌が上手いしヒッキーは藤圭子の娘なのだ。それが「遺伝する才能」というものだ。

ところが、同じ「遺伝性の才能」といっても、「走るのが速い」とか「歌が上手い」、「数学ができる」などは社会的に高く評価され大金を稼ぐこともできたりするのだが、「予知夢を見る能力」というのはそれらほど高く評価はされない。
逆に世の中には「占い師」や「霊能者」でがっぽり金儲けしている人がいるが、そういうのの多くは「未来を見る能力」ではなく「人を騙す能力」に秀でているだけなので注意が必要だ。

そのようなわけで、「予知夢を見る能力がある」といってもピンキリだし、その能力には「甲子園に出たことがある」レベルと「プロのスタープレイヤー」といった実力の違いがあるし、「速く走れる」「歌が上手い」などとは違って「ウソをついて人を誑かすのが上手い」ような人間が紛れ込みやすい分野ではある。
それと、「野球が上手い」と「バスケが上手い」という能力がまた別のものであるように、「予知夢を見る」と「霊が見える」も「同じ球技といっても野球とバスケは違う」ぐらいには異なっているのであしからず。

・むしろその理論や発生のメカニズムについて知りたいと思った
スポーツ研究で大学に残って理論面や科学的解明に向かう人がいるように、私は私の持つその(遺伝的)能力をプロの世界で一流の選手となって華々しく活躍し、大金を稼ぐよりも、むしろその発生の科学的メカニズムや理論について「知りたい」と思い、そっちの探求を始めた。
具体的にいうと、すでに若い頃からそういう方面への関心は高かったのだが、2004年末のインドネシア大津波を受けて、それより1年ぐらい前から繰り返し津波の夢を見ており(それまで津波の夢は見たことがなかった)、その夢で見ていたシーンのひとつが有名なニュース映像とそっくりだったため、「あ、もしかしてこういうことを公表していくことがこれからの私の役目なのかもしれない…」と思ったことが本格的な探求のきっかけとなった。
…と同時に、その頃からインターネットが急速に発展してきて、それまで大きな図書館に行くか直接本人に会って聴くしかなかったような情報にもどんどんアクセスできるようになっていった。
それでも「そういうことに対する世間的な目」がどんなものであるかはよくわかっていたし、実際にそのようなことを自身のブログ上でおそるおそる公開し始めたのは、インドネシア大津波の半年後ぐらいからだったと思う。
だからこそ、「そういうことに対する世間の疑いのまなざし」を払拭するためにも、科学的な理論を強く必要としていた。

・探求の階梯
そのようなわけで、私にとってそのような現象が現実に「ある」「発生する」というのは自明の理だし、その科学的メカニズムや理論を探るにあたっても「あるかないか」からのスタートではなく「あるのはなぜか」なので、「あるかないか」レベルでとどまっているような理論は、それがいかに有名な科学者によるものであっても私からすると「たいしたことはない」としか思えない。

そういうのは数学に例えるとわかりやすい。とはいえ、数学の専門家でもないし細かい部分でのカンチガイはあるかもしれないが、でもこれが一番例えやすいのでしかたがない。以下↓に記す。

1)小学校では「負の数」は扱わない。これが「霊的世界などない」という立場に立つ人のレベルである。
2)中学になると負の数も扱う。「まあそういうこともあるかもね」という人はこの段階。
3)高校になると「虚数」という概念が出てくる。二次方程式は虚数解でもってようやく「解ける」のである。
この虚数解を含む複素数解こそが「霊的世界と現実世界を組み込んだ解」になるのだが、ここまでわかれば高校生レベル。
4)さらにこの「虚数」は、量子力学における量子の振る舞いと密接に関係している。今でこそ「量子コンピュータ」が実用化に向かいつつあるが、それでも「EPRパラドックス」を解消できる物理理論はいまだに解明されていないし、世間一般大多数の人々にとっては「なんじゃそれ??」でしかない。
しかしこれが解明できれば「アインシュタインの相対性理論を超える」発見となるわけで、ここを目指して世界のトップクラスの科学者たちがしのぎを削っている。
つまり「現実世界と虚数世界の理論的解明」を目指すのは「世界トップクラスの科学者レベル」。

ところが、である。
その「トップレベルの西洋の科学者たち」が「インド哲学や仏教などの東洋の古代思想では、西洋科学において近年ようやく解明されてきたそれらのことがすでに語られていた」と言い出した。
これは私が実際に様々な文献にあたり調べてみてもそうで、だから「西洋風の科学者」レベルではとうてい理解できない。「アインシュタイン級のトップレベル」でないと(笑)。

・prefaceの締めくくり
以上が、新しいマガジン「虚数世界へようこそ」を開始するにあたってのpreface(序文)となる。

皆さんをご招待するにあたって、そこを「虚数世界」ではなく「霊的世界」としてもよかったのだが、手垢にまみれ、様々な誤解と偏見に満ちた「霊」という言葉をそのまま使う気にはなれなかったことと、科学的知見と照らし合わせることでようやく確信できることでもあるだろうから、あえて量子力学とも関係の深い「虚数世界」という表現にした。

ここに書かれていることが「理解」できた皆さん、「虚数世界」へようこそ!!

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