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BALMUDA Phoneが980円で売ってた。

世の中は Google Pixel 7a の話題で持ちきりだというのに。

こんにちは。テスト前なのに勉強してない典型的学生の私です。
今回はコレを買ってしまった経緯と、簡単なレビューを書いていきます。
長めの記事になると思います。

事の発端

昨日 6 月 2 日、仙台駅東口のヨドバシカメラがリニューアルオープンしました。
昨日の新聞には「徹底対抗」と書かれたヤマダデンキのチラシが入り、仙台の電機屋バトルは新たなフェーズへと突入しました。

畳ぐらい大きなヤマダデンキのチラシを眺めていた私は、ふと変なものを見つけます。

図 1 ヤマダデンキのチラシ

(以下、抜粋)
BALMUDA Phone
新規、のりかえ、機種変更契約の場合
本体一括 1 円(税込)
端末を単体でご購入いただいた場合
本体一括 980 円(税込)

機種変更で本体価格が 1 円になるのはよくあることなので違和感は感じませんでしたが、気になったのはその下でした。
端末を単体でご購入いただいた場合、本体一括、980 円。

目を疑いました。
端末を単体で購入ということは、回線契約はしなくでもよいということでしょうか。
チラシで BALMUDA Phone の下にある Xperia Ace III は端末のみご購入で 26,950 円とあります。
普通、安い端末でも回線契約なしなら、それくらいはしますよね? 

一応 BALMUDA Phone の SIM フリーモデルは値下げ後の今でも 78,000 円はしますから、9,800 円ぐらいでも安いほうだと思います。

それが、980 円? 正気?
BALMUDA Phone といえば、その出来の悪さで有名ですから、ありえないことではないと思うのですが……

本当なのでしょうか?

本当だった。

図 2 レシートと箱

ヤマダデンキに行き、ソフトバンクのお姉さんに聞いたところ、本当でした。

カウンターに案内され、キャンペーン適用のための色々な手続きをして、少し時間はかかりましたが回線契約などはなしで 980 円税込で購入することができてしまいました。

BALMUDA Phone のソフトバンク価格は 143,280 円らしいのですが、なんと値引きが 142,300 円。
実に 99 % 以上の値引きです。

こんなことってあるんですね。
非常に面白い経験をしました。

使ってみる

出来が悪いとかひどい出来だとか、この端末を褒める文章はネット上にほとんどありません。

でも、それらは全て他人の主観でしかありません。

何事も実際に見たり使ったりしなければわからないのです。

図 3 初期状態のホーム画面

とりあえず初期設定をして、ホーム画面にたどり着きました。

このホーム画面をかっこいいと思う感性は私にはありません。
誰だよ J.B. って。

このイニシャルや日付、謎のストライプの色を変更して、自分好みに "パーソナライズ " できるっぽいです。
早速やってみましょう。

図 4 "パーソナライズ" 後のホーム画面

これでもストライプがダサいと思うのですが、意外と面白い機能が隠れています。このストライプをスワイプするとカメラを起動したり、アクションが設定できるのです。

図 5 ストライプの機能

せっかくですし、少し写真を撮ってみましょう。

申し訳ないけど、iPhone と比較

BALMUDA Phone 君のカメラは 4800 万画素だそうなのですが、4800 万画素での撮影はできないそうです。

?????

BALMUDA のサイトによると、どうやら 4800 万画素の 4 画素をひとつに束ねることで、 1200 万画素のきれいな写真が撮れるそうです。
そ、そう……

iPhone 14 Pro のカメラと比較しましょう。
BALMUDA Phone はもともとはハイエンドを買うような層に向けて作られた端末なのですから、iPhone はライバルのはずです(デザインのモデルは初期の iPhone 
らしいですが)。

とりあえず比較対象の iPhone 14 Pro を撮ってみました。

図 6 BALMUDA Phone で撮った写真 1
図 7 iPhone 14 Pro で撮った写真 1

iPhone のほうが表面の模様が鮮明に見えますが、BALMUDA も悪くはないと思います。

次は木を撮ってみます。

図 8 BALMUDA Phone で撮った写真 2
図 9 iPhone 14 Pro で撮った写真 2

BALMUDA のは少し暗いですが木のテクスチャがうまく映せていると思います。一方 iPhone では明るいかわりにピントが合っているところが狭く感じられます(マクロ撮影ではないからでしょうか)。

次は室内で私の手を撮ってみます。

図 10 BALMUDA Phone で撮った写真 3
図 11 iPhone 14 Pro で撮った写真 3

BALMUDA のほうは肌が赤っぽくなってしまいますね。

拡大すると iPhone のほうが鮮明に映っていますが、遠目から見る分には BALMUDA の写真も悪くはないと思います。

BALMUDA Phone のカメラ、ふつうに写真を撮る分には困らないのではないかと思います。

使ってみて気づいたこと

色々使ってみて良かったところと微妙だったところを挙げていきます。

良かったところ

  • USB-C 端子充電である
    iPhone ユーザー的にこれは大きいです。USB-C 最高。

  • 小さく、軽く、持ちやすい
    背面が丸っこいので片手でも持ちやすいです。画面も小さいので片手でどこでも操作できます。背面が曲面でがたつくので画面を伏せておくのが正解でしょう。

  • ちゃんと動く
    一応ミドルスペックぐらいは積んでるので、普通に動きます。もっとカクカクかと思っていましたが、意外とサクサク動いてくれます。

微妙なところ

  • 操作性が悪い
    画面が小さいのでボタンが小さく、操作性が悪いです。
    片手で操作できるためハードウェア的な操作性は良いですが画面内のソフトウェア的な操作性は悪いです。

  • カメラと電源ボタンを間違える
    電源ボタンとカメラが背面にあるのですが、ほぼ同じ大きさなので電源ボタンを押そうとするとカメラを触ってしまうことが多々あります。
    慣れるしかないと思いますが、正直ストレスです。

図 12 カメラを触ってしまった図
  • スピーカーの音質が「絶望的に」悪い
    今現在、これが一番悪いポイントです。
    背面の一箇所にしかスピーカーがついていない上に、その音質は最悪です。
    音楽はおろか、YouTube の動画でも違和感を感じます。
    さらに、本体の中で反響して音質の悪さを上書きし、手に振動まで伝えてきます。
    iPhone のスピーカーでさえ音楽を聴くには適さないと思っていますが、動画視聴すら微妙な気分になるとは、驚きのスピーカーです。
    え? イヤホンジャック? 安心してください、ついてませんよ!!!

総評:安く買えば悪くはないかも

まとめです。

こんなのでも 980 円はお得です。
普通に起動して普通に動く、それだけでも 2~3 万円ぐらいの安いスマホには難しいことですからね。
図 1 のチラシに載っていた 2 万円台の Xperia Ace III とかよりも動作は軽いのではないでしょうか。
今回のように安く買えればお得かもしれません。

BALMUDA Phone、4 万円ぐらいがちょうどよい価格かもしれませんね。

以上になります。
こんな長い記事を最後まで読んでくださりありがとうございます。


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