電氣コード

規則正しく並ぶ机が 反吐を吐くほど嫌だったのよ

在り来たりな常識ばかりを 私の脳に押し込んでいる

気難しげな肖像画が 幅を利かせてるあの部屋で

同じ顔した大人が一杯 私の前で講釈を垂れる

我が侭を許されざる者 野晒しを今求め続けてる

窓の外に立つ大樹さえ 憎々しさで真っ赤に燃える

私の体を打つ罰は 理不尽さえも素直に変えて

石鹸水で洗い流しても 消えることなど叶わないのよ

囁く声 夢じゃないのよ

電氣コードを手にした時に 私の価値は無くなって

其処に居るのは 我が世のメシア

白黒写真に懺悔するのよ 貴方の顔は真っ青で

何処にあるのか 貴賤のアリア

疼く痛みはノートの中に

従属を誓わされたあの日 巻き戻しても元に戻らない

有無を言わさず親の言いなり 自己啓発は無限の闇に

私の頭に残るのは 走り回って倒れる子犬

私の力を過信しすぎよ 出来ることなど限られてるのよ

覚めないから 夢じゃないのよ

電氣コードを頸に当てれば 私の価値を見出せる

其処に居るのは 我が世のメシア

白黒の服で懺悔するのよ 貴方の顔はもう見えない

何処にも無いわ 私の意味は

夢の続きもノートの中に

現実なの 夢じゃないのよ

覚悟さえ有れば



15年かそれ以上前のやつ。

椎名林檎とか好きな奴が書きそうな詩だな。

「貴賤のアリア」が「緋弾のアリア」に似てるけどパクリではない。

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